■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50
投下代行スレ
- 386 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 06:12:29 ID:x1US5q3w0
- 「nameless」投稿中だったものです。
385の方の合間にと思っていたのですが、見事に規制に引っ掛かってしまいました。
ややこしくしてしまって済みません。
申し訳ありませんがどなたか代行をお願いいたします。
予定通りの前半6/12まで投稿します。
【名前欄】nameless 3/12
【メール欄】sage
【本文】
長く息をつく気配がした。
うつむいたまま、「あんたは本当に毒蛇みたいだ」ぼんやりとした声で彼が言った。
やはり酔っているのか、勢いなのか、自棄なのか?
ゆっくりと彼は顔を上げた。とろんとした目が見上げている。
「毒が回る」
ゆらりと彼の身体が前に崩れ、思わず抱きかかえていた。
[っ……」俺はぐい、と身体を押し返す。
「……悪い」彼は緩慢な動作で座り直そうとしている。
だが、俺の中に残された熱は消えそうになかった。
手に残った彼の体の感触が、キスの熱が。
こんなたわいないことで火がついてしまうものなのか?
俺は自分の行動を怪しんだ。まるで別人のように体は行動を続けていく。
俺も確かに酒が入ってはいた。かといって酔っているというほどではなかったはずだ。
量も、体調も。
だが、確かに理性を狂わせる何かが……
激しく唇を合わせながら、俺は彼の腕を掴んで引きずっていき、体をベッドへ押し付けていた。
貪るように舌を絡めると、柔らかな舌の感触が心地いい。
歯列をなぞり、舌先で口内を辿り、反応のあった部分を執拗に追い詰めていく。
息は激しくなる。
時折、切ないような彼の吐息が漏れるのを聞きながら、俺は引き返せない自分に少しの焦りを覚えている。
頭の上で押さえた彼の右腕は、抵抗の感触を残しながらもそれ以上の力は見せないように思えた。
そのまま強引に彼のシャツをたくし上げる。
「――!」
胸をあらわにする動きを止めようとしたのか、彼は自由の利く片腕で俺の肩を掴むが、やはり力は弱い。
毒だと言われた。
押し倒されたまま深いキスを受け、満足な抵抗もできない彼は、今も毒に侵されているというのだろうか。
では、俺は?何故止まろうとしないんだろう。
両の腕の抵抗を抑えながらシャツを頭上にまでずらし、拘束するように引っかけた。
一つにまとまった腕に用心しながら、あらわになった胸を、腹筋の起伏を撫でまわしていく。
513KB
続きを読む
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50