なるほど告知欄じゃねーの

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投下代行スレ

1 :風と木の名無しさん:2011/06/16(木) 12:22:02 ID:h0wT/kes0
アクセス規制や忍法帖レベルが足りないなどの理由で本スレに投下できない人が
作品を投下して、誰か他の人に本スレに投稿してもらうスレです。

代行を依頼したい書き手さんは投稿する内容をテキストファイルにまとめたもの
をアップローダーにアップするか、このスレッドに直接投稿してください。

例:
【名前欄】作品タイトル 1/3(←投下時のナンバリング・適宜変更してください)
【メール欄】sage
【本文】 http://morara.kazeki.net/upload/img/059.txt

アップローダー
http://morara.kazeki.net/upload/


257 :風と木の名無しさん:2012/10/05(金) 20:36:05 ID:RY6X8VBw0
【名前欄】幼生の公案9/11
【メール欄】sage
【本文】

「来るな!なんでもないっ!」
ウィルは咄嗟に叫んだ。いや、叫んだつもりだが声は涙に詰り、不安定に揺れている。それでも
制止するだけの強さがあったのか、一瞬ためらわれた後、扉は閉められた。
今にも崩れ落ちそうにしゃくりあげるウィルを見て、アーウィンは冷たく微笑んでいる。
だが泣き出す代わりに、ウィルは行動に出た。渾身の力でアーウィンの腕を振り払い、脚を下ろす。
そのままうつ伏せになり、ベッドから這い出そうとしたのだ。動くたびに幼生が動き回り、熟しきった
快楽に新しい刺激が生まれる。唇を噛んで嬌声を殺し必死にもがいたが、簡単に腰を捕まれ引きずり
戻されてしまった。
「無駄ですよ」
うつ伏せに押し倒し、ゆっくりと自身を根元まで押し込む。すぐに幼生たちが男根に絡みついた。
少しでも餌を得ようと細い触手を伸ばし、尿道まで入り込んでくる。鋭い痛みに貫かれ、冷たい汗を
かきながらもアーウィンは身を引こうとはしない。これが最後になるだろう、そう覚悟を決めて触手の
感触を存分に味わう。
ウィルの嬌声が奇妙にくぐもっているのに気付いた。見ると、自分の手の甲を噛み締めている。一瞬
考え、あえてそのままにさせるとアーウィンは勢いよく腰を打ちつけ始めた。
「んんーーーっ!くぅっふぅううっ!んふぅぅううーーーっ!」
跳ね上がるウィルの体を押さえつけ、欲望のままに触手の中に己をつき立てる。今のアーウィンには
ウィルのことなど頭にはなかった。見えているのはただ、地下で燐光を放つ神の姿だけ。交わった者
だけが覚えている、暖かな粘液と触手の力強さだけだ。
昂ぶる気持ちを抑え、一旦、動きを止める。ウィルの背中に体を重ねると、彼の小刻みに震える
下腹部をそっと撫でながら耳元で呟いた。
「…ここに、その神がおられる」
陶酔した、恋人のような甘い囁き。ウィルは何も答えることができなかった。

258 :風と木の名無しさん:2012/10/05(金) 20:37:18 ID:RY6X8VBw0
【名前欄】幼生の公案10/11
【メール欄】sage
【本文】

ウィルはただじっと、片手の甲を噛み締めていた。突き上げられるたびにウィル自身がシーツに
擦り付けられ、快感が衝撃のように下腹部に響く。男根に責められ、触手に嬲られて彼は体の芯から
沸き起こる快楽に包まれていた。せめてここが地下室なら、嬌態を見られることのない閉ざされた
空間なら―息苦しさに途切れそうになる意識の中に、あの触手の姿がぼんやりと浮かぶ。
体の奥で何かが弾けた。快感そのものが形となってウィルの全身を貫く。自然と弓形に反ろうとする
背中を無理矢理に押さえつけられ、出口を狭められた精液は勢いをなくし、とろとろとシーツに
塗りつけられる。長引く射精の間、繰り返す波のような絶頂感に襲われ、ウィルは次第に自我を
失いはじめていた。自分でもそれと気付かないまま、アーウィンの動きにあわせて腰を揺らす。
達したばかりの敏感な亀頭をシーツに擦りつけ、より深くまで突き入れられようと脚を大きく開く。
押さえきれない嬌声が、咽び泣くように響いた。蕩けるような快楽が粘膜から溢れだし、肌を覆い爪先まで染み渡る。もう出るものもないほどに精を吐き出し、それでも訪れる絶頂感に翻弄され、ウィルは
無我夢中で空いた片手を振り回し触れたものにしがみついた。その温もりに触手を思い出しながら
深い陶酔感に飲み込まれてゆく。
アーウィンの動きが性急になった。幼生は場所を譲るように奥へと移動する。熟れた粘膜を直接
男根に擦られる感触は、触手とも排卵管とも違う、感じた事のない刺激をウィルの心に刻む。
一層深く突き上げられ、熱い体液が迸るのが体の奥に感じられた。やがてゆっくりと、アーウィンが
引きずり出される。餌を得た喜びに幼生たちが身をくねらせ始めた。
終わったんだ、彼と神との長い逢瀬は。弛緩した体をベッドに投げ出し、ウィルはアーウィンが
離れるのを待った。
しかし彼は動こうとしない。体を重ねたまま、ウィルと同じように息を乱し、片手でウィルの口から
手を外させようとしている。されるがままに顔をあげた途端、ウィルは自分が握り締めている物が
何なのかに気付いた。それは、自重を支える為に付かれた、アーウィンの腕だった。

259 :風と木の名無しさん:2012/10/05(金) 20:38:14 ID:RY6X8VBw0
【名前欄】幼生の公案11/11
【メール欄】sage
【本文】

「その傷は、私がつけたと報告しておいてください。そうすれば、私はあなたのお世話から外される」
ウィルの手に包帯を巻き終えたアーウィンが、顔を背けながら言い放った。カーテン越しに差し込む
日の光は弱くなり、窓際の卵を影のように浮かび上がらせている。アーウィンはその卵に手を伸ばし
さわろうとして―触れずに手を下ろした。
ウィルは迷った。確かに、今までと同じ気持ちで彼の世話を受けるのは難しくなるだろう。
しかし自分の感情だけで教団を動かすようなまねはしたくはなかった。自分はやはり部外者であり
どれだけ触手を受け入れたつもりでも、本当に信仰している者とは覚悟の程が違う。
アーウィンの存在に、その事実を痛感させられる。
「…私は人のせいにしたくはありません」
精一杯考えた挙句、それだけしか言葉にはならない。
二人は卵を見つめている。同じ物を見ていても、考えている事は違うのだろう。それ以上のことを
想像するのは彼の心に土足で上がりこむように思え、ためらわれる。
やがて、アーウィンが振り返った。先程までの影は消え、いつもの世話係の表情を取り戻している。
「口元に血が滲んでいますね。拭いておいたほうがいいでしょう」
清潔な布を探し出すと、そっと口元に押し当てる。一瞬、ウィルは緊張したが、それ以上なにをする
でもなくアーウィンは離れ、一礼して部屋を出ようとする。
ウィルは咄嗟に呼び止めた。
「あの…これからも、よろしくお願いします。…色々と」
可笑しそうに微笑むと、彼はそのまま部屋を出ていった。
これで良かったんだろうか?自分には重過ぎる課題を残されたような気がする。
今は満たされて落ち着いている、小さな幼生たちが引き起こした大きな葛藤に心を乱されつつ
ウィルはそっと下腹部を撫でた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

260 :風と木の名無しさん:2012/10/05(金) 20:39:45 ID:RY6X8VBw0
以上です。どなたかよろしくお願いします。
いっつも長文ばっかりで申し訳ないですorz

261 :風と木の名無しさん:2012/10/06(土) 21:53:06 ID:96gU/Xvg0
>>260
投下完了

262 :風と木の名無しさん:2012/10/06(土) 22:34:06 ID:J6C3wzTQ0
>>261
ありがとうございます。

263 :風と木の名無しさん:2012/10/09(火) 01:25:15 ID:FP9P7/Ss0
何度やってもエラーになってしまいます。どなたか代行お願いします。
【名前欄】9月12日1/3
【メール欄】sage
【本文】
生。引退する人と引退した人
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「お疲れ」
地下の駐車場に姿を現した彼に声をかける。
「来とったんか」
驚いたように自分を見る彼の顔にも声にも、濃い疲労の色が滲んでいる。
今日は本当に大変な日だったから。
「今日はずっと一緒にいるつもりだったから」
そう言うと、彼の強張った表情がふっと緩んでいった。
「記者会見やるから来てくれんか」
今朝、彼が電話でそう言った。会見の内容は分かっていた。
しかし、レポーターでも記者でもない自分がそこにいるのは少し気が引けた。けれど――。
「お前に見といて欲しいんや」
縋り付くような声音に、覚悟が決まった。
「試合、残念だったな」
「ほんまにの。せっかく俺が引退してやるゆうたのにな」
彼が大きな決断をした大切な日の大切な試合に、チームは勝つことが出来なかった。
「あいつらも―」
そう言って、彼はため息を吐く。
「試合終わって泣いて謝るくらいやったら、ヒットの1本も打てゆうんや」

264 :風と木の名無しさん:2012/10/09(火) 01:27:40 ID:FP9P7/Ss0
【名前欄】9月12日2/3
【メール欄】sage
【本文】
不動の4番で、精神的支柱でもあった彼の衰えと共にチームは弱体化の道を辿り始めた。
彼さえいなくなれば――。
次第に大きくなる周囲の声に、耐え続け、抗い続け、それでもチームの将来の為に今日、
ユニホームを脱ぐことを宣言した。
「こんなんやったら、俺…、やめれんやないか…」
俯き、震える声で彼が呟く。彼に近づき、背中に腕を回して引き寄せる。
「…よく、頑張ったな」
肩に顔を埋めるようにした彼の口から、嗚咽が溢れ出した。
「お前がおってくれたから…」
嗚咽の間に彼が言う。
「あそこに座っても、…俺、まだ辞めるて…、言いとうなかった」
「…うん」
「けど、お前の顔見たら、お前が見といてくれたら言えるて……」
「…うん、よく…、言えたな」
「…みっともないやろ」
「そんなことない。かっこいいよ、お前は」
本心からの言葉だった。潔い辞め方なんて、本当はしたくない。野球が好きで、プロになって、
必死で努力して掴みとってきたものを、簡単に手放したくない。
人に惨めだと言われようと、しがみ付いたって構わないではないか。

265 :風と木の名無しさん:2012/10/09(火) 01:29:22 ID:FP9P7/Ss0
【名前欄】9月12日3/3
【メール欄】sage
【本文】
「…矢里予は優しいなあ」
矢里予から体を離し、涙に濡れた顔を拭いながら、いつものふざけたような調子で彼がいう。
「ほんまええ男や」
そう言ってしみじみと自分を見つめる彼に、いつも思っていたことを言ってみる。
「そういうこと、俺の前だけで言ってくれないか」
「そういうことて?」
「いろんな所で言ってるだろ?女だったら俺と結婚したいとか。ああいうの」
「なんで?」
「冗談で言ってるみたいだろ」
「俺は本気で言よるで」
「それは、分かってるけど」
「分かっとるならええやん」
諦めて矢里予は苦笑する。彼を言い負かすことが出来るわけがないのは分かっていたけれど。
面白そうに笑っていた鉢の表情がすっと引き締められる。
「最後まで見といてくれるか」
「ああ、見届けるよ。最後まで」
残された時間を、彼は全力で、でも楽しみながらプレイする。
そして、自分はその姿を見つめ続ける。最後のイニングが終了するその瞬間まで。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

266 :風と木の名無しさん:2012/10/09(火) 14:01:46 ID:Tci3ukzw0
>>265
おわた

267 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 04:09:17 ID:GFzIzg2c0
1年ぶりに投下しようとしたんですが規制ルールが変わったのか何度やってもエラーになってしまいます。どなたか代行していただけると嬉しいです。
【名前欄】Lunch Time 1/6
【メール欄】sage
【本文】
オリジナル、主任と部下。萌え分少なめ、中途半端な終わり方。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

今日も主任は自分のデスクの椅子の背もたれに
身体を預けるようにして寝息を立てながら眠っていた。
伏せられた瞼に並ぶ睫は意外と長く、業務中に寄せられる眉間の皺は薄くなってる。
椅子に座っての仮眠は若干呼吸がしづらいのか薄く唇が開いていて、
その隙間から覗く歯列の白さが脳裏に焼きつくほど艶めかしい。
いつだったか
「これでも週末にはジムに通ってるのだよ。
 それでも日頃の運動不足は解消できないのか、
 なかなか身体が締まってこないな」
と苦笑しながら話してくれた首から下には、
そんな言葉が嘘だと思えるほどスーツがよく似合う体躯が備わっている。
主任の表情に対しては厳しい顔つきで部下に指示を送っているか、
宴席で豪快に笑ってるかの印象しか持っていなかったが、
こうして寝ているときの主任の顔は年齢の割にはかなり若く見え、
どうかしたら少年が寝ているみたいに可愛らしかった。
そんな主任の寝顔を垣間見てると俺はやましい感情に揺さぶられ、
口付けの一つでもしてやろうかとそっと近づいてみるが、
毎回何かしらの邪魔が入って俺の計画が台無しになる。

268 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 04:12:37 ID:GFzIzg2c0
【名前欄】Lunch Time 2/6
【メール欄】sage
【本文】
主任が昼休みの僅かな時間を使って仮眠を取っていることを
最初に知ったのはどれくらい前のことだったろう。
確か…何かの折に急な出費が重なって
給料日後5日目にして金欠になったことがきっかけだったはずだ。
ここで働く職員のほとんどは外にランチを食べに行くか
併設の職員食堂を利用するが、少数ながら弁当持参の者もいる。
俺の所属する部署では俺も含めて主任以外の全員が
昼休みになると自分の席を離れるためそれまで気づかなかったが、
金欠になって翌月の給料日までの間だけと弁当持参を決めたときに
主任の昼寝に初めて気が付いた。
離れたところにあるロッカールームから弁当を出してきて席に戻ると
「おや、珍しいな。いつも昼休みにはここは私以外誰もいなくなるのに」
と先に自分の弁当を食べていた主任に声を掛けられた。
適当に相槌を打ってから目の前のモニター画面をマウスで操作しながら
自分の食事を終わらせ、席を立って空の弁当箱を
ロッカールームに戻しに行こうとしたときに何気なく主任の方を見たら、
それまでと違って椅子の向きが変わっていたので
「あれ?」と思って覗き込んだのだ。

269 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 04:15:11 ID:GFzIzg2c0
【名前欄】Lunch Time 3/6
【メール欄】sage
【本文】
俺が所属する部署はフロア中央に設けられた
ガラス張りの会議室を挟んで狭い角地にあり、
また他も含めて各部署がパーティションで区切られていることから
ここだけ外部から隔絶された離れ小島のように見えるようで、
他の部署の連中からは作業中の様子がほとんど分からないと言われてる。
しかも主任は会議室に背を向けるように、
自分の机と椅子の背もたれを垂直に並べるように寝ているため、
少し離れたところその様子をから見れば、
主任が窓を見ながら何か思案に耽っているようにしか見えない。
だから主任を起こす振りをして静かに近づき何かしたとしても
一見には何をしているのかは分からないはず。
そう思って俺はチャンスが訪れないかと思いながら
次の給料日で懐が潤ってからも弁当持参を続けることにしたが、
しかし昼食を終えた同僚たちが毎日定刻に戻ってくるとは限らず
「今日はいつも行くお店がすごく混んでたからコンビニで買ってきちゃった」
と女子社員が早々に戻ってくるときもあれば
いつかの俺のように珍しく弁当持参の者がいることもある。
そんな喧騒が部署に戻ってくると決まって主任は目を覚ましてしまうのだ。
一度だけあと少しで主任の頬に触れられそうというところまでは
手を近づけることができたが、
やはりそのときも同僚の1人が戻ってきたタイミングで主任が目を覚まし、
思わずその場の勢いで頬をペチンと叩いて
「虫が止まってましたよ」と誤魔化してしまったのだ。
せっかくのチャンスを握りつぶされてしまい
俺は拳を握って手の平に爪を立てることでなんとかこらえたが、
心の中では同僚の襟元を引っつかんで罵倒するくらい悔しかった。
そのときのそれ以上のチャンスが訪れることもなく、
主任に対して「上司と部下」という関係以上の発展を
望めそうにないことに俺はだんだんと自分の想いも含めて
諦めかけていたが、ある日事態は急転した。

270 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 04:17:29 ID:GFzIzg2c0
【名前欄】Lunch Time 4/6
【メール欄】sage
【本文】
ある取引先で金曜日の夕方にトラブルが発生したため
その取引を担当していた俺と主任がその対処に追われ、
急遽翌日の土曜日に休日出勤することになった。
休日に出勤してきたのは俺と上司の2人だけで、
他の部署を含めてフロアには誰もいない。
俺と違って金銭的な余裕があるんだろうから
こんなときぐらい主任は外で昼食を取ればいいのにと思ったが、
主任も俺もついいつものクセで弁当持参で出勤してきてしまった。
食事中はそれぞれパソコンのモニターを眺めながら
午後から行う作業の事前確認をしているため
ほとんど会話を交わすことはないし、
主任はいつものように昼休み終了の合図のチャイムが鳴るまで
椅子に座ったまま仮眠を始めてしまう。
だが今日は休日出勤、俺と主任の邪魔をする奴はいない。
よし今日こそは…と思って空の弁当箱をロッカールームに置きに行った後、
そっと主任が座っている椅子へと近づいた。


271 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 04:19:44 ID:GFzIzg2c0
【名前欄】Lunch Time 5/6
【メール欄】sage
【本文】
可愛らしい寝顔を浮かべ、薄く唇を開いて微かな寝息を立てる主任。
火事の半鐘のように早まる胸の鼓動に焦りながら
主任が目を覚まさないようにごく軽い力で両肩をつかみ、
上半身を折り曲げるようにして自分の唇を、
主任の同じものに一度だけ触れさせた。
「……ゃっ…と……」
「……え?」
直後主任の唇が動き、小さな呟きが聞こえた。
ほんの僅かに唇の表面を合わせただけだから
起きないだろうと思っていたのに、主任の瞼はゆっくりと開き始める。
「……やっと勇気を出してくれたね」
主任はそう言って、
今まで見たことが無い口角にだけ笑みを浮かべた表情をした後で
俺の顎と背中に手を掛けた。
「こうして私が寝ていると君は私の顔を覗き込んでは
 毎回ため息をついているから、
 その息遣いで意識が覚めてしまうのだよ。
 それに…ときどきため息の後に切なそうな声で
 私の名前を呼んでいただろう? 嫌でも君の気持ちに気づくさ」
そのまま軽く触れる以上のキスを唇どころか頬や首筋にも施されて、
主任の膝の上に横座りする形で膝が崩れた。

272 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 04:22:55 ID:GFzIzg2c0
【名前欄】Lunch Time 6/6
【メール欄】sage
【本文】
俺のため息で意識が覚めていたということは、
そこから後はずっと寝た振りをしてたのか?
「やっと勇気を出してくれたね」…って、
もしかして俺が何かするのをずっと待っていた?
主任からのキスを受けながらこれまでのことを振り返って考えるが、
顎に掛かっていた手が背中に回り、
背中を撫で回されていたもう片方の手でワイシャツの胸ポケットの辺りを弄られ始めて、
それ以上のことを考える余裕がなくなってきた。
「……あ…ぁっ!」
思わず声を上げてしまった途端、まとわり付くように絡んでいた主任の両手が
俺の身体から離れて軽く押すように両肩をつかむ。
「作業、どれくらい終わった?」
唐突にそう聞かれて慌てて腕時計を確認し
「…え? …あ、はい。あと2時間あれば完了するかと」と答える。
「1時間30分。それで終わらせることができたら
 作業が終わった後でこの続きを、
 特別なご褒美つきでしてあげよう。頑張れる?」
そう言われたら黙っちゃいられない、
膝上を借りるようにして座っていた俺は
「頑張ります」と立ち上がって主任から離れようとした。
…が、立てなかった。
「……さすがに若いね。辛そうだからあと少しだけ続けようか」
察しの早い主任は俺の身体の変化に気づくと
ベルトに手を掛けてスラックスの前開きを解き始めた。

特別なご褒美って何だろう?
というか、主任の気持ちは俺と同じなのか?
でもそうすると主任の左手薬指に光る指輪が
意味を成さなくならないだろうか、大丈夫なのかな。
いろんな考えが頭を一瞬駆け巡ったが、
股間の屹立に与えられた甘い刺激に耐え切れず、
俺は思考回路を一時シャットダウンして主任の身体にしがみついた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

273 :風と木の名無しさん:2012/10/12(金) 12:03:42 ID:qj7gTZNw0
>>267
done.

274 :267:2012/10/12(金) 12:23:28 ID:GFzIzg2c0
>>273 本スレにも書き込みましたが
こんなに早く投下していただけるとは思いませんでした。
代行ありがとうございました。


(…短文は本スレに書き込めるのにどうしてネタは書き込めないんだろう(謎))

275 :265:2012/10/13(土) 23:00:18 ID:1h99nFYs0
>>266
遅くなってすみません。
代行ありがとうございました。

276 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:29:21 ID:ZoFSIQqk0
どうしても連投で引っかかってしまいますorz
どなたか代行お願いします。

【名前欄】 誕生1/8
【メール欄】sage
【本文】

オリジナル触手もの。やっと生まれます。痛み、微スカ注意
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

幼生の独り立ちが近づき、ウィルは一人、触手の海を漂っていた。
成長した幼生は時折触手を伸ばし、ウィルから直接精液を得るようになっていた。
幼生とはいえ、乱りに姿を見てはならない―その司教の言葉を盾に、付き添いの信徒を
なんとか部屋の外に追い出し、ベッドに篭って声を殺し幼生の愛撫に応える。不慣れな
触手に、時に自分が手を貸してやりながら精を受け取らせる。そんな日が十日も続いた頃
ようやく期が熟したと判断され、この地下室にやってきたのだ。
卵の殻の時のようないたたまれなさだけは味わいたくなかったウィルは、この場所で
産めるということに心底ほっとしていた。
しかし、親である触手群はウィルを抱き上げ、脚を開かせただけでそれ以上動こうとしない。
あくまで幼生が自分の力で出てくるのを待つ気なのだろう。時折、外から後孔を軽くくじられ
内側では幼生が外に出ようと力を込めて腸壁を突付きまわす。その刺激にウィル自身が昂ぶり
だすと触手の動きが止まる。生温いくすぐりに焦らされ、昂ぶったまま放つこともできずに
そのままの姿で、かれこれ半日以上、彼は触手に抱かれていた。

277 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:30:04 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生2/8
【メール欄】sage
【本文】

ふいに、物音がした。わずかに動く頭を巡らすと、地上から縄梯子が下ろされている。そこを
降りてくるアーウィンの姿が見えた。肩に小さな籠を担いでいる。ウィルを探し出すと歩み寄り
声をかけてきた。
「ウィリウス様、降りられそうですか?」
「…わからない」
実際、指先まで触手に絡め取られ、ウィルの力では録に身じろぎもできない。喘ぎながら呟くと
するすると触手が動き出し、姿勢を保ったままウィルは床近くまで降ろされた。
「長引いているご様子なので、食事をお持ちしました。私ならお姿を拝見しても良いだろうと
司教様のご判断で。食べられそうですか?」
「手も動かせないんだ」
痴態を晒しているというのは痛感しているが、体を動かせない以上、隠し様もない。アーウィンも
動じた様子もなさそうに頷くと、籠から出したパンを小さくちぎって直接ウィルの口に放り込んだ。
初めて幼生への協力を頼んで以降、ウィルはできるだけ彼に頼らずに幼生に精を与えるように
してきた。特別避けたわけではなかったが、やはり男に抱かれるというのは抵抗がある。
アーウィンもまた、あの日の激しさなど無かったかのように淡々とウィルの世話を勤めていた。
なのに結局、この恥ずかしい姿を見られる事になってしまった。
ウィルは複雑な思いを噛み締めながら、与えられるパンを黙々と食べていた。
パンと果物、水だけの簡素な食事が終わる。アーウィンが立ち去ろうとした時、一本の触手が
伸びてきて彼を引き止めた。

278 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:30:45 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生3/8
【メール欄】sage
【本文】

子供にそうするように髪をくしゃくしゃと撫でつけ、そのままうなじに絡んで彼を振り返らせる。
予想外の事だったのだろう、アーウィンも驚いた顔で立ちすくんだ。しかし表情はすぐに懐かしむ
ように和らぎ、触手を手に取るとそっと口付ける。数年ぶりの逢瀬、そう言っていた彼の言葉が
思い出された。
隣であられもない姿で喘ぐウィルなど眼中にないといった態度で、彼は愛おしそうに神の姿を
目に焼き付けている。自分がここまで強く、触手を慕うことがあるんだろうか―
取りとめもなくウィルが考えていると、ついに幼生が動き始めた。
「くぅ…ぁああ…見、ない…で…」
孔が内側から押され、ゆっくりと広げられる。粘膜が外気に触れるほどに開かれ、拳ほどに
成長した幼生が一度に転がり出ようともがく。ひくひくと開く後孔を隠そうと身をよじると
かえって触手に押し戻され、いきむのも苦しいほどに膝を開かれてしまった。生まれでようと
もがく幼生の動きが、ウィルの体内に敏感に伝わる。細い触手を突っ張り、孔を押し広げて
隙間から滑り出ようと体をくねらせている。一体がもがく度、他の二体も連動するように動く。
くねる度に強く粘膜を擦られ、たちまち昂ぶった男根を強く締め付けられ、喘ぐことで快楽を
逃がすしかないウィルの嬌態をアーウィンは畏怖するように見つめていた。
細い触手が二本、孔から伸びだしてきた。太い触手が場所を譲るように退いた内腿にぴたりと
張り付き、そこに力を込めて自身を引っ張り出そうとする。皮膚を引っ張られる、ぴりぴりと
した痛みさえ心地よく感じられる。さらに数本の触手が孔に張り付き、捲りあげるように
内側から押し開かれた。
「はあぁっ、ひぃっあああぁぁーーーっ!!ああぁぅああーーーっ!」」
突き通される痛みと、感じた事のない排泄感に襲われ、ウィルは狂ったように声を張り上げる。
飲み下せない唾液が頬を伝い、涙があふれる。悶絶するウィルの中で幼生は力を振り絞り
孔が裂けそうなほど押し広げると、一気にその体を外界に引きずり出した。

279 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:31:37 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生4/8
【メール欄】sage
【本文】

「っーーー!!!ぅう…はぁ…ひぃあっ!」
幼生に続き、どろりとした暖かな塊が排出される。アーウィンが拾い上げ、丁重に見分すると
粘液に包まれた白い紐の塊のようなそれを、涙を流すウィルの目の前に差し出した。
「抜け殻のようですね。御幼生がウィリウス様の体内で成長された証です」
自分の体を住処に、触手が育った―日々感じてはいたものの、実際に目の前に見せられると
畏れとも愛情ともつかない感情がこみ上げる。ウィルは下肢を見た。初めて外気に触れる
幼い触手が、その世界の広さを確かめるように力強く腕を振り回している。
しかし感慨に耽る暇もなく、二体目が外に出ようともがき始めた。再び孔が内側から開かれ
ウィルが途切れ途切れな悲鳴をあげる。うなじを押さえる触手に促され、アーウィンが
幼生の元へ歩み寄った。幼生はじりじりとウィルの下腹部に移動し、一部の触手がまだ現れない
次のものと絡まって、引っ張り出そうと伸縮している。その様子を観察させると、触手は
アーウィンの頬を一撫でして離れていった。
「独り立ちは順調に進んでいると、司教様に報告しましょう。あまり長引くようなら、また
お食事をお持ちします」
答えようとしても、口を開くと甲高い悲鳴しか出てこない。ウィルが何とか頷くと、アーウィンは
大切に抜け殻を籠にしまい、名残惜しそうに振り返りながら梯子を上って地上へと帰っていった。

280 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:32:20 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生5/8
【メール欄】sage
【本文】

想像を超えた痛みの果てに、ついに三体目の幼生が姿を現した。先の二体に引き出され、こぞって
ウィル自身に群がっている。男根の触手は解かれたがあまりの苦痛に昂ぶりは萎え、幼生がいくら
刺激しても硬さは戻らない。孔は裂かれたように熱く、うっすらと開いたまま抜け殻のかけらを
垂れ流していた。餌を摂ろうと苛立ちだした幼生はぎりぎりと男根を締め上げ、細い触手を
鈴口へ割り込ませる。朦朧として触手に抱かれていたウィルを、正気に引き戻すには充分な疼痛が
走った。
「…ぎぃっ…ひぃぃ…っ」
萎えて進みにくくなった尿道を無理にくじり、粘液の助けを借りて細い触手が奥へと進む。
逃げようもなく、獣のように呻くウィルを無視して触手は長さの限り男根を犯した。液体以外
通った事のない粘膜の中で収縮し、破裂するような痛みに襲われてウィルは再び意識を手放し
そうになる。それを見計らったように太い触手が後孔へ侵入を始める。普段の動きとは違い
傷ついた体内を労わるように隅々まで粘液を擦り込んでくる。ゆっくりと抜き差しされる度
残っていた抜け殻がとろとろと掻き出される。体内を粘液で洗われ、孔を念入りについばまれて
ウィルの後孔から少しずつ痛みが薄れていった。狂おしい痛みのなかに、なじんだ甘い感触が
混ざり始める。やがて触手は動きを変え、体内の敏感な部分をしつこく擦り始めた。同時に
尿道の触手が先端を動かし、同じ辺りを外側から突付きだす。神経を直接嬲られる快楽に理性を
狂わされ、泣きじゃくりながらも体は忠実に反応し、男根が頭をもたげ始める。すかさず別の
触手が絡みつきさらに追い上げようと柔らかく揉み込む。晒された陰部を余すところなく刺激され
昂ぶり詰めてゆく自身の中で触手の存在が一層熱く感じられる。射精する直前の感触が腰の奥で
何度も弾け、ウィルは開放を求めて無我夢中で腰を捩った。涎と共に嬌声が溢れ出し、粘液の重く
湿った音と絡み合い地下室に響く。耐えるにはあまりに長すぎる時間の後、尿道の触手が一気に
引き抜かれた。焼けるような感覚と同時に体液が迸る。ようやく放たれた精液が勢いよく噴出し
ウィルの体の上に白濁した雫になって降り注いだ。

281 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:32:59 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生6/8
【メール欄】sage
【本文】

(やっと終わった)
幼生たちが先を争って精液に群がる姿に安心し、体の力が抜ける。しかし期待に反して孔の陵辱は
激しさを増し、さらに一本、口にもと触手をねじ込まれ、ウィルはわずかな動きまで抑えられて
しまう。耳朶にも乳首にも触手が絡みつき、肌の上を縦横に触手が這い回る。疲れた体に休む
間を与えず、幼生は代わる代わる尿道に細い触手を突き立ててきた。
人形のように振り回され、何度も気を失い、目覚めるたびに全身の穴という穴を犯されている。
いつの間にか痛みは判らなくなっていた。後孔も尿道も同じように触手を抜き差しされ、深く
抉る動きに粘膜が揺さぶられて、甘い疼きを伴う痙攣が続けざまに全身に走る。ウィルは口内の
触手に歯を立てないよう、精一杯口を開き続けた。さらに太い触手が加わり、二本が交互に喉奥まで
突き上げてくる。もはや射精ともいえない透明な液体がとろりと吐き出されるだけになっても
幼生は餌の摂り方を覚えようと鈴口を弄り、太い触手に混ざって後孔を蹂躙し続ける。何時間
たったのかもわらないまま、麻痺した体に感じる溶けるような粘膜の快感だけがウィルの感覚の
全てになっていった。

何度目か目を覚ました時。口の触手がするりと抜かれ、そのまま首が仰け反らないよう支えられた。
ぼやける視界の中に、幼生が現れる。首を伝い、顔に這い上がってくる。涙と涎で汚れた顔を
優しく触手で撫でると、頭を支えるものを伝って大きな触手群の中へと消えてゆく。
さらに一体、最後の一体と同じように顔を撫で、最後まで細い触手を頬に張り付かせながら群れの
中へ姿を消した。
これが本当の独り立ちだった。ウィルの役目が終わったのだ。

282 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:33:39 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生7/8
【メール欄】sage
【本文】

触手群は子供たちの仮の住処を楽な姿勢に抱きなおし、地上へと運んでゆく。最後の一本が
後孔から抜かれる瞬間、ウィルは言いようのない虚脱感を感じていた。幼生はもう群れの中に
混じって見分けがつかなくなっている。残滓もすべて掻き出され、久しぶりに完全に自分だけの
物になった体が妙に空っぽに思われる。ふと床を見ると、おそらくアーウィンが運んだのだろう
食事が置かれている。とにかく長い時間、自分がここにいたという事だけはわかった。
彼を小部屋の床に寝かし、全ての触手が仄暗い奈落の底へ帰っていった。

最近ではウィルが自分で小部屋の扉を開ける慣わしだったが、この日はどうしても膝が震えて
歩けなかった。仕方なく這って進むと、自分が粘液を纏っているようなぬらぬらとした跡が床に
残る。これでは自分が触手になったみたいだ―そんなことを考える余裕のある自分に呆れながら
扉を叩き、そのまま倒れ込んでしまった。
憔悴しきったウィルを見て、信徒たちもよほど慌てたのだろう。体を洗うのもそこそこに毛布に
包まれ、力強く抱きかかえられる。そのまま眠りたい気持ちを抑え、司教の法衣の裾を掴んで
注意を引くとやっとの思いで呟いた。
「…幼生は三体とも、無事に神の元に発たれました…」

283 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:34:29 ID:ZoFSIQqk0
【名前欄】 誕生8/8
【メール欄】sage
【本文】

自分があの触手を『神』と呼んだのは、初めてじゃないだろうか。いくら考えようとしても
頭にかかる霞は濃くなるばかりでまるでまとまらない。信徒らに抱きかかえられて部屋に戻る途中
初めて自分がこの廊下を歩かされた日をふいに思い出した。あの夜を逆回しで見ている気分になる。
部屋に戻り、ベッドに座らされたウィルの前に司教が跪いた。
「ウィリウス様。神は適するとみなされた依代に、続けて卵を託すことが多いと過去の記録に
ございます。今後も神の求めに応じ、依代の任を受けてはいただけませんでしょうか」
もとより断るつもりなどなかった。そのために、今まで自分の意思で教団に残っていたのだから。
「私でできることなら何でも…」
ゆっくりと閉じられる瞼の裏に、群れに消えてゆく幼生の姿が浮かぶ。その前の激しい蹂躙のことは…
思い出さないでおこう。顔にかかる濡れた髪が細い触手の感触を彷彿させる。もう一度、その
小さな神の姿を思い起こしながら、ウィルは深い眠りに落ちていった。
(完)

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

予想外に長くなってしましましたが読んでくださった方、代行いただいた方
ありがとうございました。


284 :風と木の名無しさん:2012/10/15(月) 20:34:59 ID:ZoFSIQqk0
以上です。
よろしくお願いします。

285 :風と木の名無しさん:2012/10/16(火) 11:34:57 ID:CqW+W8tY0
>>284
done.

286 :風と木の名無しさん:2012/10/16(火) 20:05:04 ID:BL2lSYQ20
代行、支援いただいた方ありがとうございました。

287 :風と木の名無しさん:2012/10/17(水) 01:23:41 ID:aPC+cymI0
連続投稿でひっかかてしまいました。お手数ですがラスト投下して頂ければ幸いです。

【名前欄】夜、深し 4/4
【メール欄】sage
【本文】

本当にこれだけで充分なのだと、翔太は分かってくれていただろうか。
全く不埒な気持ちがない訳でもないし、惚れた相手が腕の中にいる状態にこれっぽっちも
疼くものがない訳はない。それでも穏やかでいられるのは、気持ちを満たして貰っているからだ。
寄り添って眠る距離を許されている事も、心を受け止めて貰える事も。
どうして翔太がそうしてくれるのか。それは二人の間に、長い間ずっと恋があるからだ。
年齢は違っても、入門順が物を言うこの世界では同期。落語に対する愛情も、高座に向かう姿勢も、
尊敬し刺激し合える稀有な相手。どこでどう上滑りして恋になったのかは説明出来ないけれど、
同じ気持ちを翔太も抱いてくれていた。だから二人こうやって一緒にいる。
ふと気が付けば、この所とんとなかった穏やかな眠りが士の輔を包み込もうとしていた。
本音を言えばこのまま一人、一番近い所に翔太を感じながら暗闇をそっと覗き込んでいても
構わなかった。けれど有言実行なのだろう。翔太の体温と寝息が導いてくれる。
惜しむ気持ちは裏切りだろうか。自分を存分に甘やかしてくれる恋人への。
もう回転が鈍くなった思考で考えかけて、やめる。眠りに落ちるその淵で考えるならば、
翔太自身の方がいい。夢は脳が記憶を整理するから見るのだと聞いた事がある。
士の輔は夢を覚えていない眠り方をするけれど、常にない穏やかな眠りの中でなら
見られるかも知れない。出来る事なら、いとしい腕の中の相手を。
すぅっと波が引くみたいに、士の輔の意識が眠りに吸い込まれる。
明けの烏が鳴くまでの薄い闇が包む部屋の中には二人分の静かな寝息。
夢の入り口で翔太が待ってくれているかは、士の輔だけが知っていた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
4が連投規制にかかってしまい、ご迷惑をおかけしました。
投下代行してくださった方、ありがとうございます。

288 :風と木の名無しさん:2012/10/17(水) 01:34:40 ID:AUTBMBMc0
>>287
完了です

289 :風と木の名無しさん:2012/10/17(水) 08:36:49 ID:PU7f90eY0
投下代行ありがとうございました。
規制で焦っていたのでこんなに早く対応して頂けてほっとしました。感謝です。

290 :風と木の名無しさん:2012/10/29(月) 20:30:54 ID:eMIknSuw0
規制で引っかかってしまったので、ラストのみ代行をお願いしたいです。

【名前欄】Falling chandelier 4/4
【メール欄】sage
【本文】

だらだらと着替えている俺らをよそに、富士他さんは手早く着替えを済ませた。
「先行っとるわ。」
そう告げると、さっさとどこかへ行ってしまった。何やら急いでいるようだ。

□ッ力ーの前にしゃがみ、脱いだ服を畳んでいると、後ろから苑さんが近付いてくるのが分かった。
俺は気付かないふりをする。
何を言われるのだろうかと考えていると、不意に頭に手を載せられた。
びっくりして後ろを振り向くと、苑さんが屈んで俺のことを見下ろしていた。
「俺だって、似合ってると思うよ。」
ちぐはぐなことをぶっきらぼうに言いながら、苑さんが大きな手で乱暴に俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
さっき富士他さんがやったような優しさは微塵も感じられなかったけど、
どこか恥ずかしそうにしている苑さんがなんだか面白くて、俺はつい笑ってしまった。
「何笑ってんだよ。」
「…いや、別に。」
この人も、本当は優しいのかもしれない。
そんなことを考えた途端に頭を叩かれたから、ああやっぱり苑さんは苑さんだったと、
先程考えたことをすぐに撤回した。
苑さんはそれきり何も言わず、□ッ力ール―ムを出て行った。
一人になった部屋の中で、□ッ力ーに取り付けられた鏡を眺める。
鏡には、さっぱりとした自分の顔が映っている。やっぱり切って良かったなと、こっそり思った。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
規制に引っかかり、投下に時間がかかってしまいすみません。
代行の方、ありがとうございました。

291 :風と木の名無しさん:2012/10/29(月) 21:03:33 ID:XLGcWr5M0
完了したよー

292 :風と木の名無しさん:2012/10/29(月) 21:24:18 ID:eMIknSuw0
代行ありがとうございます。
焦っていたので、本当に助かりました。

293 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 01:14:40 ID:OI7qWnpo0
連投規制に引っかかってしまいました、不慣れで申し訳ありません…投下代行お願い致します…。

【名前欄】夢の終わりは桃源郷 2
【メール欄】sage
【本文】
こんな何でも無いような言葉を交わしたのはもう30年も前だったっけ。場所や状況はよく覚えてはいないが、だいぶ酔いは回っていた。だけれど、あいつのその言葉は、妙に脳裏に焼き付いて離れない。

〜 〜 〜
「…さん、起きて下さい…」

遠い記憶に微睡んでいたら、上の方から声が降ってきた。無論あいつじゃない。
目を開けて、見えたのは白亜の天井、病院だ。当たり前か、ずっと居るんだから。


294 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 01:18:17 ID:OI7qWnpo0
【名前欄】夢の終わりは桃源郷 2後半
【メール欄】sage
【本文】
俺、もう声は、出ない。早く死にたかったのに。
ずっと死にたく死にたくて、でもそれは叶わなくて、気が付いたらみんな居なくなっていた。あ、マムシは居るか。
周りの奴らだって、真っ先に死ぬのは俺だと誰もが思っていたろうに…うまくいかないもんだナ。
「憎まれっ子世にはばかる」のは本当だ。おい、誰が憎まれっ子だ。

295 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 01:21:28 ID:OI7qWnpo0
【名前欄】夢の終わりは桃源郷 3
【メール欄】sage
【本文】
なら…いや何が「なら」なんだ。
あいつは、ちょっとばかし早過ぎた。誰からも、噺の神にまでも愛された、憎たらしい程可愛いあいつは。憎たらしいんだか可愛いんだか分かんねえ。

色々泣かせた事もあったっけ。
変な勘繰りするなよ?ま、その勘繰りは、存外当たってるかもしれないけどネ。

果たして俺はあいつと同じ所に行けるんだろうか。まあ無理だな。一人で「地獄巡り」でもやってようかしら。

296 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 01:23:56 ID:OI7qWnpo0
【名前欄】夢の終わりは桃源郷 4
【メール欄】sage
【本文】
どっちにせよ、ここにあいつは居ない。もう居ない。あっという間に時代は回り、文明は未だにバカみたいに発達し続けている。淡くて甘い、純粋で不透明な想いに焦がされたあの頃は終わったのだ。


だけれど消える事は決して無い。
俺が覚えてるから。



おい、聞いてるか?よく聞いとけ、俺はな、お前が……いや、だからお前を……やっぱイイや。そっち行ったら直接言ってやる。閻魔蹴り倒してそっちの方行くから、待っとけ。



□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 
長時間占拠してしまい申し訳ありませんでした。勉強し直してきます……。

297 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 01:33:33 ID:inmh9Jco0
投下完了しました。

298 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 18:19:38 ID:OI7qWnpo0
代行ありがとうございました!!本当にありがたいです…。

299 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 22:00:17 ID:x4SnTiNA0
さるさんに引っかかってしまいました…
申し訳ありませんが代行お願いいたします。
【名前欄】きらきら終わる 3/6
【メール欄】sage
【本文】
翌日、登坂は仕事を休んでrと共に也腹のもとへ向かった。
そう簡単にコンピューターの記憶が消えるとは思えない。きっと、何らかの手段で復元できるに違いない、と祈るような思いで。
研究所の雑然さは前に訪れた時に輪をかけてひどくなっている。
半身だけのロボットや、折れた基盤がそこらじゅうに転がっていて、歩くたびにどこからかほこりが立つ。
数年ぶりに会った也腹は、昔とあまりかわりなく見えた。多少は腰が曲がり、頭髪も寂しくなりつつあるが、rの修理に支障があるようには見えない。
登坂は少し安心して、也腹に事情を話した。だーいじょうぶ、きっとなんとかなる、と自分に言い聞かせながら。
「まぁ、見てみんとなんとも言えぬが…」
也腹は一通り事情を聞いてから、rに様々な機器を取りつけた。コンピューターの画面には登坂にはわからない数列がならぶ。也腹の顔が険しくなった。
「記憶回路の電池が切れつつあるんだな」
「電池切れ?」
あまりにも単純な理由に、登坂は拍子抜けした。あんなに恐怖したことが、時計が止まるのと同じ原因だったとは!
「なーんだ、じゃあ、電池さえ入れれば元通り!ですね」
「いや、そうはならん」
登坂の安心した顔が凍る。
「確かに電池を変えれば、R28号の物忘れはなくなる。だが、電池を変える際にR28号は完全に初期化され、それ以前の記憶も人格も失うだろう」
rは眠っているように瞳を閉じており、也腹の声が聞こえているかはわからない。
登坂は自分の脚が震えていることに気づいた。暫し、彼は口をきくことができなかった。

300 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 22:01:12 ID:x4SnTiNA0
【名前欄】きらきら終わる 4/6
【メール欄】sage
【本文】
「記憶を復元して、USBメモリみたいなのに入れておくことはできないのか?」
「無理だ。R28号の記憶あまりにも複雑で、他に移したら壊れてしまう。それに、こいつの記憶は復元できん。」
「せめて人格だけでも…」
「R28号の人格は、記憶によって作られているのだ。だから初期化したらもう、別のアンドロイドになると考えてほしい」
也腹との絶望的なやり取りを繰り返すうちに、登坂の顔からは血の気が引いていった。これは、もうどうにもならぬことなのだ。
「…どちらにせよ、電池が完全に切れたなら記憶も人格もなくなる。せめてそうなるまではこのまま様子を見る方がいいだろう」
うつむいて唇を噛み締める登坂に也腹はそう声をかける。凝固したような息苦しい時間が流れた。
しばらくして也腹はrの方を見、
「全く、こいつも幸せなアンドロイドだ」
と呟いて頭をかいた。

301 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 22:02:07 ID:x4SnTiNA0
【名前欄】きらきら終わる 5/6
【メール欄】sage
【本文】
也腹のもとから帰宅する際も、rは眠っているようだった。
次に眼をさましたとき、もしかしたら自分も忘れられているかもしれない。そんな予感が登坂の胸を刺した。だから、
「やあ。とさかさん、もう朝ですか」
登坂の部屋で眼を覚ましたさrが声をかけたとき、登坂は心の底から安堵した。
「外を見ろ、まだ暗いだろ。夜だ」
rはゆっくりと窓の外を見ると、興味なさそうにまたその場に寝転んだ。
「さっき会っていた人は誰だったんでせう」
「也腹博士か?あれはお前のお父さんだ」
「お父さん?」
rは虚ろな眼を散らし、
「僕にもお父さんがいたとは、ありがたいことですね」
微かに笑った。
登坂はrの頭を優しくはたいて、
「今日はもう寝ちまえ。起きてると何かと不経済だ」
「あい」
rはすぐに眼を閉じた。これで少しでも電池が切れるのを遅くできれば…という登坂の悲しい悪あがきだった。

302 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 22:03:37 ID:x4SnTiNA0
【名前欄】きらきら終わる 6/6
【メール欄】sage
【本文】
寝袋に入る習慣も忘れたのか、rは床の上で眠っている。
登坂は冷蔵庫からビールを出すと、一息に飲み干した。飲まないとどうにかなりそうだった。味はほとんど感じない。
光画部の部室で飲んでいた時は、どんなに怪しげな酒でもひどくうまかったのに。
冷え冷えとした夜だった。冷えは登坂の体の内側から湧き上がってきて、血液と共に体内を駈け廻っている。
北風がガラスを細かく震わせた。枯葉が幽かな音を立てて枝から振り落とされていく。
登坂は空の缶をぐしゃりと握ると、眠っているrを見た。合宿の時や、部室で何度も見たまぬけな寝顔だった。
なかなか起きないrを文字通り叩き起こし、駅まで走ったこと。
自転車で行かせた修学旅行、幽霊探し、春高での也腹との戦い…たくさんの思い出が登坂によみがえってきた。
あれから短くはない時が流れ、少しずつみな変わっていった。どこで何をしているかわからないものもいる。
そんな中、rだけは変わることなく、ずっと登坂のそばにいたのだ。
rと共にいさえすれば、すぐに10数年前の高校時代に帰ることが出来るように錯覚していたが、そのまやかしすら登坂から取り上げられつつある。
明日、rはいったい何を忘れてしまうのだろうか。
登坂はrの体を抱き締めた。限りなく無為に輝いていた青春の残梓を愛おしむかのように。
rは眼をさまさない。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・;)イジョウ、ジサクジエンデシタ!
長々と申し訳ありませんでした

303 :風と木の名無しさん:2012/11/17(土) 00:42:49 ID:LOAIKg/E0
なんとか自己解決しました。長時間占拠して大変申し訳ないことに存じます。

304 :風と木の名無しさん:2012/11/17(土) 16:46:28 ID:gY6XLTxc0

マジで3回しか投稿できないってキツイよねぇ

305 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:10:02 ID:jY5Zvaek0
規制されているため投下代行をお願いします。投下されてる方が終わられてからで構いません。日付跨いでからでも大丈夫です。
少し長いので二日に分けようと思っています。お手数おかけします。

【名前欄】 Recostruction(前編) 1/5
【メール欄】sage
【本文】
洋画半生。「〇〇七空落ち」九受け。エロ注意。
本編のネタバレはありません。ただ九さんにエロいことがしたかった。
薬(媚薬)ネタ・輪姦注意。苦手な方はスルーお願いします。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

ようやく酔いが覚めてきた。と言っても酒を飲んだ訳じゃない。護身用のシリンダーに使う中身のテストをしたせいだ。
もし危険な状況に追い詰められたとしても、相手に反撃するなんて真似は僕には無理だ。だから揉み合った拍子にコイツを打ち込んで、
神経を軽く麻痺させて酩酊状態にして動きを封じ、その隙に逃げようと考えた。
その試作品を作ってはみたものの、他人で試すわけにもいかないので自分に打ってみた。効果は抜群であっという間に身動きが取れなくなり、
思考能力さえも奪えるという結果を得られたのは良かったが、成分が強すぎたのか半日近く僕自身が使い物にならなくなってしまった。
お陰で就業時間をすっかり過ぎてしまい、ようやく帰れるようになった頃には深夜12時を回っていた。
誰かにやらせれば良かったと愚痴るべきか、誰にも迷惑をかけずに済んで良かったと安堵するべきか。
そんなことを考えながらまだ覚束ない足取りでフラフラ歩いていると、いつの間にか馴染みのない場所にいることに気が付いた。
周辺を確認してここがロンドンで一二を争うほど治安が悪い地区で、それがギャング崩れのゴロツキ達が
根城にしているせいであるということを思い出せた頃には、既に3人の男性に囲まれ逃げ場を失っていた。

306 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:15:35 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 2/5
【メール欄】sage
【本文】
「ようお嬢さん。こんな時間にこんなとこ一人で歩くなんて、ちょっと危機感足りないんじゃない?」
「そーそー。誰かに襲われでもしたら大変だよー」
「出すもん出せば見逃してやらないでもないぜ?ま、ただじゃ帰さねぇけどな」
そう言って耳障りな笑い声を撒き散らす。知ってるさ。君らが僕を襲うことも、いくら払っても無傷でなんて帰れないことも。
まさかこんなに早く危険が降りかかってくるなんて。一応帰ってからもう少し配合を変えてみようと思って
持ってきた予備のシリンダーが1本ある。 でも相手は3人だ。使ったところで結果はさほど変わりそうにない。
「っわぁ…!」
「さて、危ないモノ持ってないかチェックしようか」
「良いモノ持ってないかの間違いだろ?」
「ハハッ!言えてるな。……ん?何だ、これだけかよ」
突き飛ばされて尻餅をついた僕の上着やボトムのポケットの中を
まさぐっていた彼らが見つけ出せたのは、家の鍵と小銭入れと例のシリンダーだけだった。
「変だなー?この格好はもう少しお金持っててもおかしくないはずだけど」
「ん………必要な分しか…持ち歩かないから」
「にしたって少なすぎでしょ。っつか、その細長いの何?」
「インスリンの注射っぽいな…アンタ病気か?」
「いや、違う…そんなんじゃないよ…」
まだ残ってる薬の成分のせいでモタモタとしか話せない僕を見て、彼らは何か勘違いをしたようだった。
「……そうか。ソッチのクスリか」
「あ、なるほどね!クスリ買って打っちゃったから、もう手持ちがないってことか」
「へぇ〜…カワイイ顔して案外やるじゃねーの」
「は…?一体、何の話……?」


307 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:17:42 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 3/5
【メール欄】sage
【本文】
「あーあーキマッちゃってんじゃん。これならちょっとくらい悪さしても何も覚えてないんじゃね?」
「そうだな。出すもん出せないなら身体で払ってもらうしかないな」
「だったらこれもう一本打ってもっとハイにしてやろうぜ!どうせヤるなら楽しくないと」
そう口にしながら一人が僕を羽交い締めに、もう一人が上着の袖を捲り上げる。そしてリーダー格の男が肘の内側にシリンダーを押し当てる。
悪いことに昼間の試し打ちで何度か失敗した跡がそこにあって、僕の薬物中毒疑惑を濃厚にしてしまったようだ。
マズイな。1発で行動も思考もできなくしてしまう強さの薬だ。しかもまだ抜けきってない。
そんな状態でもう一度摂取してしまったら一体どうなってしまうんだろう。
「違っ……嫌、だ、止せっ」
「大丈夫、死にゃしねえって…多分な」
歯を見せてギラリと笑ってみせたのと同時に彼がシリンダーの後部を押した。針が刺さる痛みと共に薬品が体内に流れ込んでいく。
「っっ!あっ、ぁ゛、あっ!」
速効性に優れるそれはすぐに変化をもたらす。僕はビクンビクンと身体を震わせて目を見開いた。彼らは異変に驚いていたようだが、痙攣が治まるまでじっと様子を窺っていた。
「オイ…コイツ大丈夫かな」
「心配すんな。二度打ちするとよくこうなるんだよ」
「これが落ち着いた後がスゲェんだよな」
好奇心に満ちた視線を感じる。彼らがどういうものを想定してるのかは知らないが、
僕も正直興味があったので成り行きに任せてみようと思う。


308 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:20:29 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 4/5
【メール欄】sage
【本文】
「……っはぁ…ぁ、ふ…っ」
急激な体温の上昇と呼吸の乱れ。
「あ…はっ、ん、んぅ……」
興奮。アドレナリンの過剰分泌…というよりは性的な興奮か?
「うぁ、あっぁ、何、だ…これっ」
渇き、脈拍の増加、腰の辺りに疼きがあるな。勃起してるみたいだ。
「……何だよ。スゲェじゃんこれ」
「どんなクスリやってんだよアンタ…ちょっとエロすぎ」
「言ったろ?そんじゃ本人も乗り気みたいだし、可愛がってやろうぜ」
「や――ひっ!!」
次の瞬間にはあちこちを手でまさぐられていた。完全に火照った身体を撫でる指先の冷たさが痛いほどに感じられる。
首筋、胸、腹部、背中。至るところを這い回る何本もの手が与える感覚は
全て快感に繋がっているらしく、どこを触られても気持ち良さしか伝わってこない。
それだけなのに僕はもう射精してしまったらしく、彼らの驚く声と面白がる会話がぼんやりと耳に入ってくる。
でもどうでも良かった。今の僕は自分の身体の状態にしか興味がなかった。
絶頂を迎えたからか、全く身体に力が入らない。腕どころか指先すら動かせない。少し弛緩作用の成分が多すぎるかな。
「はぅ…っん、う…ぁ…」
「わ!ヨダレ凄いことになってるよ?拭いてあげよっか」
そう言うなり横から唇を塞がれる。頭をグイグイと動かす強引なキスですら僕の快楽を煽った。
触れ合う舌先のざらつきに背筋が震える。息継ぎも困難な重なりが脳を痺れさせた。
「んー…っ、む、ぅ………っはぁっ!」
「もうトロトロじゃん。ココは?どう?」
「いっ!や、やだ…止め、ろ!」

309 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:22:30 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 5/5
【メール欄】sage
【本文】
羽交い締めにした男が僕の乳首をつねってきた。ビリッと電気が走るような刺激に堪らず声が跳ねる。
お?ココが良いのか」
「んぅ!っ、良…くないっ!良く…あぁっ!」
「嘘つけ。こんなに硬ーくしといてさぁ」
「っ…違っうぅ…っ、も…やだぁ…っ」
気付けば泣きじゃくっていたが、我ながら信じられない態度を取ってるな。
これもあれの中身の成せる業なんだろうか。自白剤としての効果も期待できるかもしれない。
「なぁ、もう前戯じゃやだってよ。お前のそのデカイのブチ込んでやれば?」
「いいけど、コイツん中入るかぁ?」
「何ならオレがまず拡張してやろっか」
「バーカ。させるか。テメェらの軟弱なブツでもイかせられるように俺が慣らしといてやるから待ってろ」
「んだよそれー!」
「あーもういいからさっさとやれよ!おれもう我慢の限界だっつーの」
そうだ。やるならさっさとやれ。早く次の変化が知りたい。
こんな状況でも冷静に分析してるなんて自分でもちょっとどうかしてると思う。確かにこういうことには淡白な方だとは良く言われるけど。
いや、もしかしたらこれも薬の作用なのかもしれない。そもそも男性に襲われてる時点で冷静なはずがないし。
強い薬品を二度摂取したせいで脳が一時的に混乱しているとも考えられそうだ。

[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!
続きは明日投下に来ます。他に投下される方がいらっしゃいましたらどうぞ。

以上です。よろしくお願いします。


310 :風と木の名無しさん:2012/12/06(木) 09:03:01 ID:PzhwnqLw0
>>305-307を投下代行していた者です。
本スレで支援も頂いたのですが、連続投稿が解けず、続きが書き込めません。
申し訳ありませんが、>>308-309の投下をどなたかお願いします。

311 :風と木の名無しさん:2012/12/06(木) 09:13:41 ID:AUBPVjjE0
>>308-309を投下しました。

312 :風と木の名無しさん:2012/12/06(木) 13:20:59 ID:PzhwnqLw0
310です。
>>311さん、ありがとうございました。
作者さんには、中途半端な事をしてしまって申し訳ありませんでした。

313 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:23:46 ID:MT9eW7zo0
305です。>>310-311のお二方どうもありがとうございました。
お手を煩わせたようで申し訳ないのですが、後半分の代行をまたお願いします。

【名前欄】 Reconstruction(後編) 1/4
【メール欄】sage
【本文】

>>452です。続き投下させていただぎます。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「ふっっ…ん゛ぅ!?」
「っ、おぉ……入ったぜ」
息が詰まるほどの圧迫感に驚いて目を遣ると、リーダー格の男の太いモノが僕の後孔に
めり込んでいた。
「……え、ウソ…何、でっ?」
全く痛みを感じなかった。というか圧迫感以外の感覚がないようにも思える。
神経を麻痺させる効果のせいか?
「あれ、実は経験アリ?」
「っない…そんなの、あるわけない…!」
「でも全然痛がんねえじゃねーか。初めてのヤツは大体泣き喚くよな?」
「まぁそもそもが無理矢理だからな」
「それ抜きにしたっておかしいじゃん。絶対経験あるでしょ」
「それは今からわかるぜ。なぁ!」
「ぅあ゛っ!!」
突然彼が勢い良く腰を突き上げる。彼のモノが内側を擦って
潜り込んでいくのがわかって、今までにないほどの快感に襲われた。
「ひっ……ぁ゛、あ、やっ、な…っ!?」
「んん?良い反応するな…これは黒だな」
「嘘ついちゃダメじゃんキミ〜」
「う、そじゃ、ないっ!ぃ…やぁっ!あっ!」
「こんだけヨがっといて初めてはないわな」
「はぁっ、う!本当にっ…違、ぁっ…」
確かに自分でも異常な反応だと思う。普通に考えれば過剰摂取のせいだろうが、
案外僕自身がこういう欲求を抱えているんだとしたら?
きっかけが無ければ気付くことすらできないものだ。これは追求してみる
絶好の機会じゃないだろうか。環境は既に整っていることだし。
「…コイツ全然キツくないぞ。っ、むしろ吸い付いてきやがる…ハハッ」



314 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:25:13 ID:MT9eW7zo0
【名前欄】 Reconstruction(後編) 2/4
【メール欄】sage
【本文】
「あ゛…っ、凄、い……収縮が、止まら…なっ、ぁ」
弛緩作用がここの筋肉にまで影響を及ぼしてるらしく抵抗もなく彼のモノを
飲み込んでいるが、時折思い出したようにキュッと締まるせいで快感が
増幅されているように感じる。異物感とそれを押し出そうとする生理的反応との
せめぎ合いに、言い様がないほど頭の奥が痺れる。はっきり言ってかなり気持ち良い。
こんな感覚は生まれて初めてに近いかも。だがどこかもどかしいような物足りないような、
振り切れない何かが僕の身体に纏わりついている。一体何だろう。
僕はしばらく彼に揺さぶられながら、何を求めているのか僕自身の反応を待った。
「……は…っ、ん…もっ、と……」
「…あ?何だ?」
「そ、れ……全部、入れて…」
僕の言葉に男達はかなり驚いたようだった。まさか強姦されている相手から
求められるなんて思ってもいないだろうし無理もない。
「え…アンタ今何て…?」
「っ、だから…ソレ、根元まで全っ部……押し込めって…言っ、た」
「………ちょっと、マジ?」
「お前自分が何言ってるかわかってんのか?レイプしてる男に『もっとやれ』だと?」
そんなことわかってる。でも仕方がないんだ。
「だって…足りない…っ!奥の方、が…疼いて、熱く、て……も、苦しいっ…!!」
全身が言うことを聞かない。思い通りにならない。頭と身体が引き離されて、
身体の方が暴走してる。薬の効果を実感しようと思ってたはずが、制御できない快楽に
振り回されて目的を見失った。
ただ気持ち良くなりたい。今の僕が求めているのはもうそれだけだ。
「お願ぃ、だ……っどうにかして…!!」


315 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:26:25 ID:MT9eW7zo0
【名前欄】 Reconstruction(後編) 3/4
【メール欄】sage
【本文】
涙を浮かべて懇願する姿は惨めに映っただろうか。彼らが興醒めして僕をこのまま
放りやったらどうしよう。かなりの確率で二度と家に帰れなくなるかもしれないな。
でもその心配は杞憂に終わりそうだ。
「…そんなに欲しいのか?俺のコレが」
「んんぅ…!」
リーダー格の男が軽く腰を沈めて僕を焦らす。僕のモノは触ってもらえないせいで
今にも熱を弾けさせてしまいそうなほど硬く立ち上がっていた。
「っっ早くっ!出来ないなら、も、替わってよ…っ!!」
堪えきれずそう口走ったことが男の逆鱗に触れてしまったらしく、彼はいきなり
僕の腰を掴み力任せにグイッと引き寄せた。
「はあ゛ぅっ…!!!」
「オラ!これで満足か…よっ!!」
「―――っっ…!!ぁ゛、かっ……ぁはっ!!」
想像以上の強烈な快感になす術もなく悲鳴のような声で喘ぐ。
何も知覚できない。何も思い出せない。
僕の中を貫く圧倒的な質量と熱が全てを掻き消していく。
凄い…こんな世界があるなんて知らなかった。気持ち良すぎてどうにかなってしまいそうだ。
――この先はどうなるんだろう。どこまで行けるだろう。
もはやシリンダーの改良なんてどうでもよくなってきた。のめり込めるだけ
のめり込んでみたい。
「スゲ……トンじゃってるよね完全に」
「じゃあトンでるついでにおれらのも世話してもらおうかな」
そう言って後ろの男が僕を一度下ろすと、自分のボトムの前を広げていきり立った
屹立を取り出した。それを口元に差し出されると、僕は何の躊躇もなく銜え込む。
嫌悪感よりもこうすることによって何かが呼び覚まされるのではという
興味の方が勝り、言われるがまま何にでも応じた。



316 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:27:37 ID:MT9eW7zo0
【名前欄】 Reconstruction(後編) 4/4
【メール欄】sage
【本文】
やがて口で一人を、手でもう一人を慰めている状態になっていたが、
そうやって不健全な行為に没頭すればするほど興奮する。
「っは―あ゛っ!ぅあっ!!ん…ぁあっ!も、ぉ……だめ、イっく、イく…出る、ぅ…っ!!」
「好きなだけイッちまえ…!もう出ないって言うまで犯してやるよ!」
「オレ達も出しまくってグッチャグチャにしてあげるね」
「ほら!口休めんなって…もう少しでイけそうなんだよ…っ」
「んむ゛!!っっ…ぅふ、ん゛っ、ん!―――っ!!!」
そうして僕はまた大きく背を反らせて白濁を飛ばした。
そこから先はもう何度絶頂に達したかも、誰に何度侵入されたかもわからない。
何もかもが真っ白になって全部溶かされる。それが再び元の形に戻る時、
そこに存在するのは全くの別物だ。
再構築。僕の中身が造り変わる。新しい秘密兵器を完成させた時のような
充足感にしばらくの間酔いしれた。
だけどこれで終わりなんてつまらない。もっと知りたい。もっと堪能したい。
僕自身がどこまで行けば満足するのかを調べてみたい。
――シリンダーの中身だ。あれを改良して今回のような…いや、今回以上の症状を
引き起こせるようにしてみよう。
でも一人では限界があるな…〇〇七に付き合ってもらおうかな。
彼と寝た女性は皆虜になるっていうし興味がある。
彼に薬を打ってみるのも面白いかもしれない。
一人現場に取り残されていた僕は、気の遠くなるような時間をかけて自宅へ戻る道を歩いた。
酷い目に遭ったというのに、不思議とどこか胸が弾むような気分だった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
代行者さま、支援者さま、どうもありがとうございました。

以上です。よろしくお願いします。



317 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 01:16:03 ID:NniPcE2k0
>>313-316 投下して参りました。

318 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 01:35:48 ID:MT9eW7zo0
>>317さん、お早い投下ありがとうございました!
お手数おかけしました。早いとこ規制解除されたいです。

319 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:14:29 ID:XI+ciUH60
規制のため投下代行をお願いします。

【名前欄】 最終戦の後で2 1/5
【メール欄】sage
【本文】
生&完全捏造注意! 里予王求 25×きれいな監督+6
だいぶ前に落とした話の続きだけど、これだけでも分かるはず
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

どうして、こんなことになっているのだろう。
自チームの選手の腕の中で、こうなるに至った経緯に思いを巡らせる。
今夜はシーズン最終試合、そして自分にとってはこのチームの監督としての最後の試合だった。
大した功績も結果も残せなかったが、それでも選手達は自分の最後の日を勝利で飾ってくれた。
3年間着たユニホームを脱ぐ。このチームのユニホームに別れを告げるのは2度目だった。
3度目はないだろう。そう思った時、辞任を発表した日から、考えないようにしていた未練と
後悔の思いが押し寄せてきた。
その時、彼がやって来た。自分が監督に就任してからずっと気にかけていた選手だった。
彼になら自分の思いを託すことが出来ると思った。そうすることで、彼にまた重荷を背負わせる
ことになると分かってはいたが、伝えずにはいられなかった。
そうしたら、いきなり抱き締められて、その上―――。
彼がこんなことをする理由は分からないが、この状態でいることがまずいことは分かる。
「…あの、もう、離して…」
自分を抱き締めたまま動こうとしない彼に声をかける。しかし、離すどころか、彼の腕の力は
さらに強まり体を締め付けてくる。逃れようともがくが、現役選手の腕はびくともしない。
「……っ…、粗居っ…」
息苦しさに彼を呼ぶ声に吐息が混じる。彼が息を呑む気配が伝わってきて、不審に思って
見上げようとした時、ドアがノックされた。

320 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:16:18 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 2/5
【メール欄】sage
【本文】
「すんませーん、こっちに粗居さん来てませんか――……っと」
返事も待たずにドアが開かれ、顔を覗かせたのは彼の兄貴分の選手だった。
彼の姿を見て、粗居の腕の力が緩む。その隙に、素早く彼の腕から抜け出し、距離を置く。
「……あれまあ」
鉢はそう言って目を見開いたが、さして驚いているようには見えない。
「なかなか帰ってこんと思うたら…」
断りもなく部屋に入って来た鉢は、彼を見ていつもの人の悪そうな笑みを浮かべる。
「いきなりそうくるとは、また思い切ったの」
からかう様な鉢の言葉だったが、そんな時にいつも彼が返す言葉も笑顔も、今は現れない。
「けどまあ、すこーし遅かったの」
「…え?」
遅いとは何がだろう。不思議に思って聞き返すと、鉢の悪そうな笑みがさらに深くなる。
「やっぱり知らんかったんですか。こいつ――」
「か、鉢さんっ」
慌てて制止しようとする粗居を無視して鉢が続ける。
「ずっと監督のこと好きやったんですよ」
いつもの彼の冗談かと思って粗居を見たが、気まずそうな表情をしたものの、否定する様子はない。
「俺を追いかけて入団してきたくせに、監督見た途端一目惚れしよってからに」
思いも寄らないことだった。粗居が自分のことを好きだった?
彼がそんな素振りを見せたことがあっただろうか。
「ちょっとすみません。すぐ戻りますんで」
そう断ると、鉢は何か言いたげにこちらを見ている粗居の腕を掴んで部屋を出て行った。

321 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:17:57 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 3/5
【メール欄】sage
【本文】
1人になって少し冷静さの戻った頭で、彼と出会ってからの3年間を懸命に思い返す。
彼との会話や接触は多くはなかった。いつも声をかけるのは自分で、彼から何か言ってきたことは――。
「ま、そういうことなんで」
「は?」
いつの間にか部屋に戻って来ていた鉢の声に、いきなり思考が中断され、間の抜けた声を出してしまう。
「後は俺がうまいことやりますんで、粗居さんのことよろしくお願いします」
「…お、おい、…よろしくって…」
一体2人で何を決めてきたのだろう。聞こうとする自分に、鉢が静かな口調で語り始めた。
「前のチームでも、今のチームでも、あいつは俺しか見てませんでした」
鉢の言葉通り、粗居が鉢を慕う様子は、微笑ましいを通り越して少々気味が悪いほどだった。
「けど、3年前に貴方が来て、いつからかあいつは貴方だけを見るようになりました」
そう言われても、やはりそれを感じさせるような彼の言動は思い出せない。
「あいつをこのチームに引っ張ったのは俺です。けど、俺はここでいろんな事があって、あいつが
来た時の俺は、昔の俺ではなくなっとりました。ここに来る為にあんな辛い思いをさせたのに…」
そこまで言って、鉢は目を伏せて唇を噛み締めた。同じチームを出て同じチームに入ったのに、
彼と粗居では何もかもが違っていた。いつも陽気に彼を弄り倒している鉢ではあったが、やはり責任は
感じていたのだろう。あるいは、それは彼なりの気遣いであったかもしれない。
「俺はあいつにずっと負い目がありました。だから、あいつの為に出来るだけのことはしてやりたい。
監督のことは、本人が動かん限りは何もせんつもりやったんですけど」
そう言って悪戯っぽく自分に笑いかけ、片目を瞑って見せる。
「あれをやられたら、放っとくわけにはいかんでしょ」
「だから、さっきからよろしくとか放っておくとか…」
「それから」
鉢は自分に何をさせるつもりなのだろう。尋ねようとした言葉は、またしても遮られる。

322 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:20:03 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 4/5
【メール欄】sage
【本文】
「ご迷惑おかけしました」
先程とは打って変わって、真摯な表情で自分に向かって深々と頭を下げる鉢に、返す言葉が見つからない。
この球団での彼の功績は大きすぎた。ここ数年の衰えは誰の目にも明らかなのに、彼にそれを指摘出来る
者はいなかった。自分もまた、拘るべき記録が途切れてもなお試合に出続ける彼を止めることは出来なかった。
同じプロ野球選手だった者として、現役であることに拘る気持ちは痛いほどわかる。
けれど、それが壊れた体以上に彼の心を傷つけている。自分の成績よりチームの勝利を優先してきた彼が、
今はチームの足枷となっていることに気付いていないはずはないのだから。
「自分の引き際は自分で決めますんで」
「……そうか」
それでも、自分を見据えてきっぱりと言い切る鉢にようやくそれだけを口にした。
「けど、それと粗居さんのことは分けて考えてやってください。虫のいい頼みやと思いますけど」
「……そうか…、…って、えっ?」
唐突に話題が変えられ、我に返った時には監督室を出て行く鉢の背中が見えた。
それと入れ替わりに、押し込まれるようにして粗居が入って来た。
また監督室に2人だけになったものの、彼とどう接すればいいか分からない。
僅かな時間のうちに、彼が全く知らない人間になってしまったようだった。
粗居はしばらく鉢の消えたドアを見つめていたが、やがて意を決したように自分に向き直って言った。
「俺、ずっとあなたが好きでした」
それはさっき鉢から聞いた、と言いそうになったが、かろうじて我慢した。
「…一目惚れではないんですけど」
粗居が遠慮がちに付け加えたが、もうどうでもいいことだった。

323 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:22:22 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 5/5
【メール欄】sage
【本文】
粗居に手を掴まれて、引きずられるように球場の裏口から外に出る。
待機していたらしいタクシーに乗り込むと、彼が運転手に市内の有名なホテルの名を告げる。
タクシーが静かに動き出してから、恐る恐る彼に尋ねる。
「…あ、粗居…、その、ホテルって…」
「…鉢さんが部屋取ってくれてるそうなので」
それまで何を言っても無言だった彼が、ようやく話してくれたことに安堵したのも束の間、
すっと血の気が引く感覚が襲ってくる。
「…へや……」
思わず呟いた時、粗居が監督室から繋いだままの手を握りしめてきた。その力の強さに顔を
顰めながら彼を見る。一見無表情に見えるが、不安と緊張で僅かに触れるだけで、すぐにも
崩れてしまいそうな――シーズン中に度々見せた表情だった。
思えば鉢の後の4番を埋めるために、彼には随分無理をさせてきた。彼にその力があると
信じてのことだったが、彼にとっては苦痛でしかなかったかもしれない。
それでも、必死に周囲の期待に応えようとした彼に、自分は何も与えてはやれなかった。
古巣の関係者やファンを裏切ってまで、熱望した勝利も優勝も。
「…粗居…、俺は――」
言い澱んだ自分を見て、彼が運転手に行先の変更を告げる。チームの宿泊先だった。
「…いや、そのまま行ってください」
手を握る彼の力がさらに強くなって、それを口にしたのが自分であることに気付く。
その痛みを感じながら、目を閉じ、深呼吸して思う。
今夜何があったとしても、もうすぐ自分とは全てが無関係になるのだ。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
兄貴が喋りすぎ…。投下代行者様、支援者様、どうもありがとうございました!

以上です。よろしくお願いいたします。

324 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:13:05 ID:cZi2JNxA0
申し訳ありませんが規制の為、投下代行をお願いします
ビデオ棚68 >>466です
3/10までは投稿できましたが一応全部載せます

325 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:19:47 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 1/10
【メール欄】sage

申し訳ありません、書き込み規制をくらってしまいまして大変ご迷惑おかけしました
1996年戦隊、激走戦隊カーレンジャーで(赤+青)×緑
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

今日もまたボーゾック一味は、いつものように激走戦隊カーレンジャー打倒そしてチーキュ(地球)征服を企てていた
あーでもないこーでもないと無い知恵を振り絞って彼らが考えた今回の作戦は
”人間どもを不純異性交遊させまくってチーキュを堕落させ、その隙に征服する”というもの
「出てこい!EE(イーイー)ムラムラ!!」
「イイィ―!!」
総長ガイナモの勇ましい呼びかけに一人の怪人が応じ、ガイナモ達の前に姿を現す
「おまえのムラムラビームで人間共を発情させチーキュを堕落させるんだ!」
「任せろ!俺のビームで全員性の虜にしてやるぜ!
 待っていろチーキュの人間共、そして激走戦隊カーレンジャー!」
「ねえちょっと待って?」
上昇する士気、なり響く怒号
それをくじいたのはボーゾック一番のセクシー美女・ゾンネットだった
「どうしたのゾンネットちゃん」
「そのムラムラビームってどのくらい凄いの?」
「……おいお前!こっちに来い!」
ゼルモダが宇宙ゴキブリを手招きし、EEムラムラにビームを撃てと命じる
頷くEEムラムラがその触覚から放った蛍光ピンクの光線の先にいたのは…宇宙ゴキブリではなくガイナモ
「お前どこ狙ってんだ?!」
クラッチが叫び、EEムラムラが額に手を当てアチャー!というポーズをとる
その間ガイナモは両手をダランと下げ首を落としている
そしておもむろに顔を上げるとゾンネットの美脚に頬ずりした
「愛しのゾンネットちゃ〜ん 踏んでくれぇ〜(はぁと)」
「きゃっ!」
思わずゾンネットは悲鳴を上げて擦り寄るガイナモを振りほどこうとする
ゾンネットにすっかりデレデレな我らが総長をゼルモダとクラッチ、その他の構成員が呆然と見守る

326 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:21:26 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 2/10
【メール欄】sage

「こ、これは…凄い、と言っていいんだろうか?」
「う〜〜ん……」
「つーかいつもと変わんねーよ!!!」パリーン
突っ込みついでにゾンネットが酒瓶でガイナモの額をかち割った
「行け!EEムラムラ!!今度こそ激走戦隊カーレンジャーに目に物見せてやれ!!」
「あ、芋長の芋羊羹忘れずにな」


一方、そんなボーゾック一味の謀略など知る由もないペガサスの社員たち
彼らもまたいつものように自動車の整備に、雑用にと業務に勤しんでいたのだが……
「ただいま〜」
陣内恭介がこれまたいつものように休憩もとよりサボリから戻ってきた
目に入ったのは、腕組みしてジッと実を睨む志乃原菜摘とあきれ顔の八神洋子、ばつが悪そうな顔で二人から視線を反らす上杉実
なんとなく妙な空気がその場に漂っているのを恭介は感じた
「なんかあったの?」
「さぁ…」
傍にいた土門直樹に尋ねるが直樹も小首をかしげる
「一体何があったんだ?」
「おう恭介か」
実が顔を上げる
「それがね給湯室でお湯を沸かそうとしたんだけど、コンロの火が付かなかったの」
話し始めたのは洋子だった
それによると、実がコンロにマッチの火を近づけると容易く付いたので、ガステーブルの着火部分が汚れていただけのようだ
問題はそのマッチ
マッチに書かれた”キャバレー輝子”の文字が運悪く菜摘と洋子に見つかってしまったのだ
「あぁそれでこの気まずい雰囲気」
恭介と直樹は両手を打って納得した
「…男ってサイテー」
乙女二人がどちらからともなく溜息を付く
とその時、会社の奥の秘密基地から慌ただしくダップが出てきた
「みんな〜ボーゾック発生だっぷ!」
「何だって?!」

327 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:22:58 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 3/10
【メール欄】sage

付けっぱなしになってるテレビにはボーゾックによる惨劇が緊急ニュースで取り上げられていた
その映像には老いも若きも関係なくくんずほぐれず絡み合う男女、男女、男女…
「な…なんだこれ?!」
『み、見てください!街はこのようにア、アベックで溢れかえり非常に大混乱に陥っております!!』
まだうら若き女性アナウンサーが顔を真っ赤にして必死にレポートしている
そこに明らかに人ではない、異型の怪人が現れる
女性アナウンサーは悲鳴を上げて逃げまどうも、すぐにその怪人に捕われてしまった
『お前もこいつらと一緒に不純異性交遊するんだ!』
『キャーッ!誰か助けてぇ!!!』
「あれはボーゾック!?」
助けなければ、分かってはいるが画面の向こうでは不可能だ
ダップと5人は固唾を飲んでテレビを見つめる
アナウンサーは力無くダランと両手を下げ俯いていたがすぐに顔を上げて通りがかりのおっさんに抱きついた
息を荒げながら二人でその場に座り込み、ブラウスのボタンを一つ一つ外しながらスカートの裾をたくし上げ……
直樹の背後に回った恭介が両手でその目を塞いだのと、画面に”しばらくお待ちください”のテロップが入ったのはほぼ同時だった
「な、何をするでございますか?!」
「お前には刺激が強すぎる」
突然視界が遮られてビックリする直樹
「クソッ!えぇ所やったのに!!」
「そういう問題じゃないでしょ」
残念そうに舌打ちする実と突っ込む洋子
「ダップもよ」
「見えないだっぷ〜」
恭介と同じくダップに目隠しをする菜摘
とにかく激走戦隊カーレンジャー、出動!!


「見つけたぞボーゾック!」
「なにぃ?!」
5人が駆けつけたのはさっきテレビで映し出されていた街のどまん中
EEムラムラはワンパー達に囲まれ高みの見物とばかりに痴態を繰り広げる人々を見下していた

328 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:25:02 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 4/10
【メール欄】sage
「貴様、街の人達に何をした?!」
「フッこのEEムラムラが猿顔の一般市民共を本物の、本能のままに生きる猿に戻してやっただけのこと
 行けぃワンパー!今度こそ激走戦隊カーレンジャーの最期だ!!」
「「「「チーッス!」」」」
EEムラムラの掛け声とともに一般戦闘員共がカーレンジャーに襲いかかり
その隙にEEムラムラは次の餌食を探すためその場を後にする
「待て!EEムラムラ!」
「イエローレーサー、ピンクレーサーここはお願いします」
「わかったわ」
レッドレーサーがEEムラムラを追いかけ、女性陣に丁寧にお辞儀をするブルー、それにグリーンがそのあとに続く
EEムラムラと3人の追いかけっこはしばらく続いたが、人気のない公園の辺りで3人はとうとうEEムラムラを追い詰めた
「観念するんやな!食らえバイブレード!」
グリーンレーサーが先陣を切ってEEムラムラに剣を振りかざす
「フン!こんなもんこうしてくれるっ」
EEムラムラはバイブレードを力任せにはじき返し、体勢を崩したグリーンレーサーを明後日の方向へ投げ飛ばした
「うおっ!」
「「グリーンレーサー!!」」
「お前ら仲間の心配している場合か?!食らえムラムラスモーック!!」
必殺技の名前と共にEEムラムラの口からショッキングピンクの煙が吐き出されレッドレーサー、ブルーレーサーに噴きかかる
ガイナモらに使った光線の方が効果が上だが、多人数を相手にする時は広範囲をカバーできるこの技が使い勝手がいい
「ゴホッゴホッ……!なんなんだこれ?!」
「ゲホッ…レッドレーサー大丈夫でございますか?!」
レッド、ブルーは得体のしれない煙を必死で払いのける
そこに吹っ飛ばされたグリーンがようやく合流した
「おう2人とも無事か?!」
「…………」
「…………」
しかし2人に反応はない
「どないしたんや…2人とも……?」
「わ…わからない……でもあの、妙な煙…を吸いこんで、から……」
肩で大きく息をするレッドの声が心なしか上ずっている
「か、身体が…熱く……胸が、苦しいっ……!」

329 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:26:39 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 5/10
【メール欄】sage
そう言ってブルーは両肩を抱きその場にうずくまってしまった
「お前この2人に何をした?!」
怒りといら立ちを込めた声で、さっきのレッドと同じ事をグリーンがもう一度繰り返す
EEムラムラは腹を抱えて高らかに笑い声を上げ、それに答えた
「さっきの人間共と同じ事さ。俺の攻撃を食らった奴は自分の意志とは関係なくムラムラしてしょうがなくなるんだよ
 発情期の動物と同じ、性欲の奴隷にな!!」
「なっなんやとぉ?!」
その言葉通り、2人の体はどうしようもない程熱を持ち、視界が揺れ、足元もおぼつかない
マスクの下の顔は赤く上気し、大して動いていないのに汗が止まらなかった
そして強化スーツの股間の部分は突き破らんばかりに膨れ上がり、その存在を嫌というほど強調していた
「はやく2人を介抱してやらないとかわいそうだぞ?グリーンレーサー」
「貴様ぁ!」
苦しむ2人を尻目にニヤニヤ笑うEEムラムラと怒り心頭のグリーン
「そんなに怒るなよ。女ならこのチーキュには唸るほどいるだろう。なんだったら2、3人攫ってきてやるから好きに使うがいい」
「ふざけるなっ…!俺達、激走戦隊…カーレンジャーはっ、あっ…、欲、望など…には、決して屈しなっ……」
息も絶え絶えにレッドが啖呵を切る
EEムラムラはそれを鼻で笑って猛スピードで逃げ出した
「あ…待て、ぇっ……!」
フラフラと足を前に出すがそれ以上は進めず、レッドも地に膝をついた
「どないしたらええんや…」
このままでは戦いにならない
更に、別行動をしているイエローとピンクと合流でもしたら今のレッドとブルーだと……
「ええい!」
グリーンはインカムでイエローに連絡を取った
レッドとブルーが敵の攻撃を受けて一時的に足止めされている事、敵の放つピンク色の煙を絶対に受けてはいけない事
最後に2人が回復するまで決して合流してはならない、と
『どうして?』
「どうしてもや!」
怪訝そうなイエローを押し黙らせグリーンは通信を切る
そして性欲に意識を支配されかけ悶絶する2人に言った
「俺が、お前らの相手してやる」
「なっ……?!」

330 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:29:12 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 6/10
【メール欄】sage
その思いがけない言葉に声を失うレッドとブルー
「しゃぁないやろ?その身体じゃ戦闘は無理や。イエローとピンクとの合流はもっと無理や。一応あいつらも女の子やしな
 幸いここには俺らしか居れへんみたいやし、一発出してスッキリさしたらええ」
「グリーンレーサー……」


いくらなんでも公園のど真ん中で事に及びたくはないので、グリーンは足元が危ない2人の手を引いて街路樹の影に連れ込んだ
「変身は解除しとけ。汚したらダップに大目玉食らわされるで」
「ああ…お前は?」
「このままでええ。ボーゾックの奴らが来よったら俺に任せとき」
「どうもすみません…で、ございます」
変身を解除してレッドレーサーは恭介に、ブルーレーサーは直樹に戻った
しかし2人の陰茎は変身時のまま、きつそうにズボンを押し上げている
「恭介さんからどうぞ。私は時間がたてば少しは落ち着くかもしれません」
「ああ、すまないな直樹」
カチャカチャとベルトを外して恭介が己の物を取り出す
血管むき出しでいきり立ち透明な先走りを垂らす陰茎を目の当たりにし、一瞬ためらうがグリーンは意を決してそれを口に含む
「俺にも感謝せぇや」
「あぁっ…んっ、すまっ…グリー…んっ……」
舌が、上顎の粘膜が、頬の内側が恭介の陰茎に絡みつく
グリーンは舌先で裏筋をなぞり玉袋にしゃぶりついた
ヌメヌメした生温かい感触がむず痒いようでとても気持ちいい
「お前、意外と上手いな…」
恭介がはぁ〜と溜息をつきグリーンのマスクの後頭部を撫でる
「枕営業でもしているのか」
「美人でボインの女社長とかやったら大歓迎やけどな」
軽口を叩きあいニヤリと笑う2人
しかし言葉とは裏腹にグリーンは己の体に異常を感じていた
マスクのお陰で2人に気付かれてはいないが恭介にフェラチオしながらグリーンレーサーもとい実も性的興奮に犯されていた
陰茎は張り詰めスーツの下に緩やかにテントを張り先走りの液で生地を濡らしている

331 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:30:40 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 7/10
【メール欄】sage
(どないしてしもうたんやろ、俺…)
霧散したと思われた怪人の煙がまだ残っていて自分にも影響を及ぼしていたのかもしれない
敵の攻撃に晒されて発情した仲間の物を咥えて、自分もまた性欲の虜になっている……
欲に屈してはいけない、と思いつつ恭介の物を咥えたまま実は己の股間に右手を伸ばし、ゆっくりと揉みしだいた
もどかしい緩やかな快感が実の体を襲う
「はぁっ…んんっ…」
恭介と実、どちらが発した声か2人にはもう分からない
(あぁ…2人ともあんなに淫らになって…)
淫蕩にふける2人を眺めながら直樹は己の昂りが時間と共に鎮まる所か余計酷くなり余裕がなくなるのを感じた
(私の物も早くっ……)
我慢できずにパンパンに張った陰茎を摩り上げる直樹
「くっ…出るっ!……あぁ!」
短い悲鳴と共に恭介の陰茎から精液がほとばしった
実はそれを口の中で受け止め嚥下する
飲みきれなかった分が口元や首筋に流れ、実のスーツを白く汚す
熱はすっかり鎮まったようで、恭介はまだ荒い息を吐きながら力無くその場にへたり込み放心していた
「なお、き…」
かすれた声で実が直樹を呼ぶ
直樹にはそれが「こっちに来い」ではなく「早く欲しい」と言っている様に聞こえた
実の陰茎はスーツ越しでも分かる程に勃起しテントの張りもさっきよりきつくなっている
「お願い、します」
普段頼みごとをする時と寸分変わらず礼儀正しくお辞儀をする直樹
実は恭介の時と同じように陰茎にしゃぶりつき、自分のそれを慰める
再び正義の戦士達の淫靡な交わりが始まった
「グリーン…つらくはありませんか?」
「んっ…大丈夫や…っ、はぁっ」
(もう止まらん、気持ち良ぅて頭どうかなりそうや…!)
今の自分の顔を直樹に見られない事に感謝しながら必死で快感を貪る
一方、直樹は早く自分の熱を解放したいと思いながらも同時にもっと実の痴態を見ていたいとも思っていた
自分より5歳以上年上の癖におっちょこちょいでお調子者で明るい事が取り柄の実
しかし今の彼は己の涎や恭介の精液で口元を汚し、直樹の股間に顔を埋めて、股間が染みになるほど己の淫液を垂れ流している
身悶えしてくねらせるバトルスーツがエロティックでさえあった

332 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:34:17 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 8/10
【メール欄】sage
「そん、なに……気持ちい…っで、ございます、か…」
自身も息も絶え絶えになりながら直樹は、実のスーツにくっきり浮かび上がった胸の突起を指で弄んだ
指先で弾いて、腹で転がして、2つ同時に摘んで――
「あぁ、ん…っ!な、なにす…っ、やぁ…!あ、あかん…てぇ……」
更に快楽を齎されてより一層、高い嬌声が上がる
さっきまで俺に任せろと胸を張っていた実はマスクの中でボロボロに泣き崩れていた
例え顔が見えなくてもマスク越しでも感じる彼の卑猥な感情と、ほんのわずか残った理性、いや、虚勢
グリーンレーサーのマスクではなく直接その顔にぶっかけたい
いっそ実の中に――
「うあぁぁぁぁぁっ!!!」
突然、直樹は目の前が真っ白になって脱力感に見舞われた
「もう…イッて、しまったのでございますね……」
射精の満足感と共に少し名残惜しい気もする直樹は腰が抜けたらしくその場にペタンと座り込んだ
「うえぇ…おごっ……!ごほっ、ごほっ…!」
一方で実は地面に這いつくばりいつまでも苦しそうに咳き込んでいた
直樹の射精と同時にイッてしまったらしく実の陰茎も萎え、スーツ内部に精液がべっとり纏わりついていた
「ちょっと実さん、恭介さんの時と態度が違いすぎませんか?」
「アホか!お前がのどちんこの奥まで突っ込んでくるからむせてしもうたやないか!」
あ〜死ぬかと思った、と実は直樹に毒づく
さっきあんなに乱れたとは思えない通常運転の実がそこにいた
「やっぱりあれは、EEムラムラの所為だけだったんでしょうか…」
一人つぶやく直樹に、ようやく正気に戻った恭介があっと叫び声を上げ慌てて立ち上がる
「そうだった!早くあいつを倒さないと、皆俺達みたいになってしまう!」
「あの野郎ようもこないな目ぇに合わせてくれたな!ギッタンギッタンのボッコボコにしてしてやるで!!」
「それより菜摘さんと洋子さんが無事かどうか…心配でございます」
色んな意味で身体はボロボロな3人、しかし正義の心は限界なんて気にしない
恭介と直樹はアクセルチェンジャーで再び変身する
勇ましく先頭を走るレッドレーサー、それに続こうとするグリーンレーサーをブルーレーサーが呼びとめた
「なんやブルーレーサー?」
「さっきのやつ誰にも見つからなくてよかったですね」

333 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:35:41 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 9/10
【メール欄】sage
「あー……確かになぁ。激走戦隊カーレンジャーが不純異性いや不純同性交遊て」
あまり思い出したくないのだろう、グリーンの言葉の切れが悪い
「危なかったのはあなただけでございます。思い出して下さい。私とレッドレーサーは変身を解除していたのですよ」
「つまり、どういう事や?」
「傍から見たら、地球の平和を守る激走戦隊カーレンジャーのグリーンレーサーが
 チンチンおっ勃てて淫らに喘ぎながら一般市民相手にフェラチオしていた――としか思えないかと」
「なっ……!」
普段からは考えられないブルーの赤裸々な物言いに思わず硬直するグリーン
グリーンの狼狽ぶりが手に取るように分かりブルーはマスクの中でしてやったりな顔をした
「おい2人とも何をしてる!行くぞ!!」
遠くからレッドの怒鳴り声が聞こえる
「はい!でございます」
「ちょっ、待てや!」
ブルーは高らかに応答してレッドの元へ走り出し、グリーンも慌ててその後を追った


ちなみにその後の戦いは、やけに溌剌としたブルーレーサーと
いつものひょうきんさがなりを潜め覇気迫る勢いのグリーンレーサーの活躍によって快勝し
芋長の芋羊羹で巨大化したEEムラムラをRVロボで難なく蹴散らし事なきを得たのだった


334 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:40:47 ID:cZi2JNxA0
以上です
棚の方々、そして支援して下さった方本当に申し訳ありませんでした
ご迷惑をおかけしました
ツタヤで借りて再度見ているのですが、何かムラムラしてしまい書いちゃいました
作品が古い事を差し引いても需要があるのかさっぱりわかりません
恭介はカッコいい、直樹は可愛い、実はアホ可愛いと思います

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

335 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:43:44 ID:cZi2JNxA0
>>334
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 10/10
【メール欄】sage

入れ忘れておりました申し訳ありません
以上です。よろしくお願い致します

336 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:59:14 ID:vTXp4Bhs0
すみません、私も規制に引っかかってしまいました。
7までは投稿しましたので、そこから先お願いしたいです。
代行を受けたにもかかわらず、全て投稿することが出来ず申し訳ありません。

337 :風と木の名無しさん:2012/12/10(月) 01:11:38 ID:T1/UPe5Q0
>>319-323
>>332-334
投下して来ました。連投規制に引っ掛かりつつだったので、遅くなりまして申し訳ありません。

338 :319:2012/12/10(月) 09:15:06 ID:LjIQPIaU0
>>337
遅いとかとんでもないです!
お手数おかけしてすみません。
どうもありがとうございました!

339 :>>335:2012/12/10(月) 23:21:43 ID:ZsnVOr0U0
>>336,337
遅れてしまいましたが投下有難うございます
お手数おかけしました

340 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:24:12 ID:5HGilXKw0
失礼します。投下代行をお願いします。

【名前欄】夢の続きは 1/7
【メール欄】sage 
【本文】
洋画半生「印背プション」E蒸す×朝。
64巻の335です。今更ですが続きを投下させて頂きます。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

俺は身じろぎもせずそこにいた。動けなかった。突き付けられた現実を認めたくなかった。
繋がっていた――つまり夢を共有していたのだ。他のどれでもない、あの夢を。
自分の浅はかな考えを呪う。投影の行動がいつもと違うことにもっと疑念を抱くべきだった。
E蒸スはあの夢を見た。見たばかりじゃない、そこにいたのだ。
彼に組み敷かれ、涙を流し、喘ぐ姿はさぞ滑稽に映っただろう。
俺は彼を自分の投影だと思い込んで何もかも打ち明けてしまった。
後悔と自己嫌悪と羞恥に叫び出したくなるのを必死に堪えていると、
再び機械の排気音が聞こえる。
鎮静剤が切れ、瞼を開けるE蒸スと目が合う寸前に俺は身体を横へ向けて顔を隠した。
「……おはよう、ダーリン」
勝ち誇った表情をしているのは見なくてもわかる。いけすかない相手の弱みを握ったのだから。
聞きたいことも言いたいこともあったが、ここで取り乱せば余計奴に付け入る隙を与えてしまう。
俺はただ膝の上に置いた拳をきつく握り締め、ようやく言葉を絞り出した。
「………いつからだ」
「キスする少し前かな」
それを聞いて確信する。俺は彼に弄ばれたのだ。隠していたものを見破り
それを突き付けて俺がオチるのを見て楽しんでいたに違いない。
「何であんな真似をした」
顔を上げないまま低い声でそう尋ねると、身体を起こしたE蒸スは
悪びれもせず淡々と語り始める。

341 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:25:01 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 2/7
【メール欄】sage 
【本文】
「お前が機械に繋がってんのが見えたから、何やってんのか気になってな」
「…それで?」
「そしたらまぁ…あんなことになってて、せっかくだから
ちょっとお邪魔させてもらおうかなと」
予想通りの回答に呆れて笑いが零れる。何でこんな男に見られてしまったんだろう。
マジで最悪だ。
怒りを通り越して半ば自棄になった俺は、昂る感情に少し身体を震わせながら彼の方を見た。
「ハッ、だったらさぞ楽しかっただろ。泣き喚いて、縋り付いて、
恥ずかしげもなく腰振って悦んでる俺の無様な姿は」
「……だったら良かったんだけどな」
「…何?」
意外な言葉を返してきたE蒸スをよく見ると、想像していたような
優越感や満足感を読み取れるような表情をしてはいなかった。
悔しそうな、不満そうな…そんな顔で俺をじっと見つめている。
「お前が他の誰かに抱かれてるのなんて楽しめるわけないだろ」
「他のって……俺を抱いてたのはお前だろ!」
E蒸スの態度に戸惑った俺は思わず声を荒げてしまう。
「お前が俺の気持ちに付け込んで、偽造までして俺を嘲笑ってたんじゃないか!」
「それは違う」
「違わない!」
すっかり取り乱してしまった俺とは対照的に、E蒸スは落ち着いた表情で
ゆっくりと立ち上がる。
さっきまで横たわっていた長椅子から俺の方に歩み寄り、繋がれていたチューブを
片付けながら彼は言う。
「お前は古部のことしか考えてなかった」
「っ……当たり前だ」
「お前には古部しか見えてなかったんだよ…最初から。気付いてたか?
俺は途中から偽造を解いてたのに、お前はそれでも古部の名前を言い続けてた」
「なっ…!?」

342 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:25:56 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 3/7
【メール欄】sage 
【本文】
信じられない事実に言葉を失った。
そんな変化に気付かないほど…いや、気付けないほどに、あの情事に溺れていたなんて。
……俺は一体どこまで情けない男なんだ。
「お前を抱いてたのは古部だ。そして俺は、古部に抱かれるお前を
ずっと見せられてたんだよ」
最高の特等席でな、と付け加えてスーツケースを閉じる。その音に何故か身体がびくついた。
「それでも俺が楽しんでたと思うか?」
「…………」
「お前が泣きじゃくって、叶わない望みをぶちまけて、もっと抱いてもっと壊してなんて
せがんでくるを見ても、俺は何も感じないって?」
E蒸スはそう畳みかけてくる。まるでこっちが責められているようで
居心地が悪くなり、少し目を逸らした。
「…お前が俺に何を感じるっていうんだ。いつも俺をからかって楽しんでるだけだろ」
「確かにそうかもな。でもな、俺はからかって楽しむためだけにわざわざ夢の中に入って
偽造してまで、しかも男を抱いたりはしないぞ」
「……何?」
意味深な口振りと共にE蒸スがスーツケースから顔を上げた。
その表情は寂しさすら感じさせる。
「からかうどころじゃねえよ…アイツに抱き締められた瞬間泣きそうな顔してるお前見たら」
「E蒸ス…?」
「何でアイツなんだって嫉妬しちまって、それどころじゃなかった…」
「…ちょっと待て、お前何を言ってる?」
意味が分からず混乱する俺の肩を、突然E蒸スが掴んで長椅子に押し倒す。
まだ過敏になったままの身体を押さえ付けられて思わず声が漏れた。
「あっ!」
容易く組み伏せられ、カッとなった俺はE蒸スを睨み付ける。

343 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:26:49 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 4/7
【メール欄】sage 
【本文】
だが奴は真剣な眼差しで俺を見下ろしていた。夢の中の古部と同じように。
「こうやって、やっと手に入れたと思ったのに……お前は俺なんか見ちゃいなかった」
「…、E蒸ス…?」
「抱いてたのは俺なのに、お前は違う名前を呼んでた」
こんなバカみてえなことあるか?と、自嘲気味に笑う。
「……俺はお前しか見てないのに」
「!!」
思い詰めたようにE蒸スが口にしたセリフにあの夢がフラッシュバックする。
それは意に反して俺の鼓動を速まらせる。
「なぁ亜ー差ー……俺を見ろよ」
「っ……止めろE蒸ス」
「何でだ。ここじゃ俺は古部になれないからか?」
「そうじゃない…」
俺は詰問されるような視線に耐え切れず顔を背けようとするが、
E蒸スは追求を止めようとはしない。
「…俺が古部じゃないから?」
「違う!…思い出したくないんだ」
「あの夢を?あんなに望んでたのに?」
――俺の夢。俺の潜在意識。虚しいだけの自己満足。醜い感情の爆発。
「望んでない…!あんな……あんな夢…っ!」
「本当か?あんなに、どうしようもないほどに古部と一つになりたかったくせに」
「止めろ…!」
「あんなになるまで……古部のことを―――」
「もういい!!止めてくれ!!」
それ以上の言葉を聞きたくなくて俺は叫んだ。
泣き出しそうになるのを隠すように両手で顔を覆う。
「……あんな夢見なきゃよかった…っ!!」
夢で願望を叶えたところで何の意味もない。余計虚しくなるだけだ。
現実でも一緒にはいられるのだから、それで満足していれば良かったんだ。

344 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:27:51 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 5/7
【メール欄】sage 
【本文】
いつから俺はあんな夢を見てしまうほど、彼に溺れてしまったのだろう。
初めはあの唯一無二の才能に惚れたはずだった。彼女を亡くし苦しんでいる姿を見て、
支えになれたらと確かに思った。でもそれだけだったはずだ。
こんなに古部のことしか考えられなくなるなんて思わなかった。
彼を愛してしまうなんて思ってもみなかった。
どこで道を違えてしまったのか、今となってはもうわからない。
忘れられるなら忘れたい。彼に狂ってしまう前に戻りたい。
「――だったら…あんな夢思い出せなくなるくらいのこと、してやろうか」
そんな俺の思考に割って入るようにE蒸スが口を開く。
「…は…?」
「あんな夢見なくて済むように、こっちでお前を抱いてやるよ」
「なっ…!?」
驚いたのと同時に顔を隠していた手を剥がされ、恐らく涙ぐんでいるであろう目を
じっと見つめられる。そこにはいつものにやけ顔も不遜な態度もない。
初めて見るようなE蒸スの様子に何故か胸の奥がざわめいた。
「嫌だ、止めてなんて懇願もできなくなるくらいめちゃくちゃにしてやる」
「っ……」
掴まれたままの手首を頭上に固定され、さっきよりぐっと顔が近付く。
そんな奴の行動にオスの匂いを感じ、まだ熱を燻らせていた俺の身体は正直に反応した。
「…そうすりゃちょっとはお前の中にいられるか?」
「え?」
「憎しみや恨みでもいい。アイツよりもお前の頭ん中を占拠できるなら、
俺は何度でも…どんなやり方ででもお前を抱くぞ」
そう言ったE蒸スの瞳は本気だった。それで気付いた。
コイツも俺と同じ、叶わぬ想いを抱えていたのだと。

345 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:28:39 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 6/7
【メール欄】sage 
【本文】
E蒸スは俺に、俺は古部に。その想いが報われる時は永遠に来ない。
それでも、相手を求めずにはいられない。どうしようもないのだ。
今になってようやく先程のE蒸スの言い分が理解できた。
考えてみればなんて残酷な仕打ちだろう。
罪悪感と同情と共感が胸に積もり、俺は少し表情を歪める。
それに気付いたE蒸スは、俺の手を解放して慰めるように頭を撫でた。
――コイツはどれくらい悩んできたんだろう。俺みたいに、夢で自分を慰めたりしたんだろうか。
もしそうなら、自分がやっていたことが全く馬鹿げたことでもないのかもしれないと
少し安心できる。そしてそれをコイツと共有してもいいかもしれないとさえ思えた。
だが俺がこの脅迫めいた提案に乗ることはE蒸スにとって苦痛なんじゃないのか?
俺はE蒸スの気持ちに応えられない。それなのに身体だけ重ね合わせるなんて、
余計虚しくて仕方なくなるんじゃないだろうか……今の俺のように。
それでもいいと、コイツは言うのか。報われなくてもいいと。それなら――…
「……なら、やってみろよ」
「!」
「俺の中をお前で満たしてみろ」
俺はE蒸スのシャツの胸元を軽く握り締めてそう答えた。
もっと違う反応が返ってくると思っていたのか、奴は少し驚いているようだった。
「………いいのか?」
「あぁ…ただし優しくなんてするな。慈しむような台詞も吐くな。ただ俺を汚せ」
そう言うと、E蒸スの表情が険しくなる。
「お前――」
「俺には、それがふさわしい」
惨めな俺。愚かな願望。届かない想い。何もかも全部吹き飛ぶくらいに、俺を壊してほしい。

346 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:30:41 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 7/7
【メール欄】sage 
【本文】
――何だ。結局自分が楽になりたいだけじゃないか。
自己満足のためにとうとう他人まで利用するのか、俺は。
「………忘れさせられるんだろ?」
俺は挑発的な表情を作ってE蒸スを見上げる。目尻から涙が零れたのには
気付いていないふりをした。そんな俺を見てE蒸スは苦しそうに目を閉じたが、
すぐにいつもの飄々とした顔に戻って頷く。
「……お前がそれを望むんならな」
「来いよ」
それ以上目を合わせていられなくなって、俺は自分から相手の首に腕を回した。
抱き締めた身体の感触や温度、香水の匂いも何もかも夢とは違う。
そう。これが現実だ。思い通りになんてならない。思ってた通りにもならない。
知覚するもの全てが俺に思い知らせる。お前の望むものなどここにはない、と。
――それでいい。そうでなければいけないんだ。
「…壊してくれ……今だけ…!」
E蒸スの肩に顔を埋めて縋った。甘えたことを言ってるのはわかってるつもりだ。
それでもアイツは俺をそっと抱き返し、「わかった」と小さく囁いた。

その日以来、俺はあの夢を見るのを止めた。だが本質は何も変わっていない。
夢から現実に場所を変えただけ。E蒸スを巻き込んだ分かえって性質が悪くなったかもしれない。
それでも俺は、あの惨めな自己満足から抜け出せない。例え何度E蒸スに抱かれても。
アイツも満たされない。俺も満たされない。一体何のための行為なのか。
いつかお互いが相手への想いに疲れるまで、この関係は続いていくのだろう。
良い夢か、悪夢か。今でもその答えはわからない。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

347 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 22:14:32 ID:p4UFcVS20
こちらを利用するのははじめてになります。
レベルが足りないため依頼させていただきます、どうかよろしくお願いします。

【名前欄】「――Shaja?」 1/7 〜 7/7
【メール欄】sage
【本文】 http://morara.kazeki.net/upload/img/090.txt

348 :風と木の名無しさん:2012/12/15(土) 18:42:01 ID:NAZP3l1E0
>>340-346
完了しました。

>>347
連投規制に引っかかってしまったのでどなたか別の方お願いします。


349 :340:2012/12/15(土) 18:53:29 ID:pjl0JsTw0
>>348さま
お手数おかけしました。ありがとうございました!

350 :風と木の名無しさん:2012/12/16(日) 18:15:56 ID:KTLBeaG60
>>347
いってきます

351 :風と木の名無しさん:2012/12/16(日) 18:25:31 ID:KTLBeaG60
>>347
done.

352 :347:2012/12/16(日) 18:39:36 ID:iGlV6nnA0
>>351
代行ありがとうございます。
お手数おかけしました。

353 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 01:55:53 ID:JHBFr7Iw0
忍法帖レベルが足らないため、代行お願い致します。

【名前欄】Hamming sweet days 1/8〜8/8
【メール欄】sage
【本文】http://morara.kazeki.net/upload/img/091.txt

お手数おかけします。よろしくお願いします。

354 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 16:51:00 ID:35f3hUa+0
>>353
行きます

355 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 16:59:50 ID:35f3hUa+0
>>353
完了です

356 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 17:35:21 ID:JHBFr7Iw0
>>355
とても助かりました。
本当にありがとうございました。

357 :風と木の名無しさん:2012/12/24(月) 16:17:23 ID:5LOtKuZs0
どなたか代行をお願い致します。
前スレの埋めに使っていただけたらと思ってますが、無理でしたら新スレの方でも大丈夫です。

【名前欄】Sixty-Three 1/5
【メール欄】sage 
【本文】
洋画半生「○○七空落ち」七×九。
もし情報を届けにきたのが九さんだったら…という妄想です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「ルームサービスです」
「…頼んでないが」
「細かいこと言いますね。サービスなんだから素直に受ければいいのに」
「……それはすまない」
「入れてくれません?それとも頼んでないから帰れと?」
「あぁ、悪い。入ってくれ」
腰にタオルを巻いただけの男が巻き毛気味の痩せた男を迎え入れたのは、間顔にある
高級ホテルの一室。半分裸の男――○○七の元に現れた眼鏡の男――九は、自分が暮らす
世界とは縁遠い豪華絢爛な客室を隅々まで見渡した。
「……銃が撃てるとこんな暮らしが出来るんですね」
「羨ましいか?」
「いいえ。僕は自分の部屋以外じゃ眠れないので」
「大変だな。飛行機じゃどうしてた?長旅だったろ」
「飛行機で眠るなんてどうかしてる。いつ何が起こるかわからないのに」
九にしては珍しく(と言ってもわかりにくいが)感情的な物言いに気付いた七は思わず頬を緩ませる。
「あぁ…怖いのか」
「違います。出来るだけ地に足を着けていたいんです」
「諜報員の特殊装備担当って仕事は地に足着いてるのか?」
「『出来るだけ』って言ったでしょ」
九は視線も合わせず受け答えをする。かと思うと急に振り向いてじっと七の格好を観察し始めた。
「……もしかして何かしてる途中でした?」
「髭を剃ろうとしてた」
「続けてください。待ちますから」
「悪いな」
七は頷いて洗面所に戻った。折り畳み式の剃刀をゆっくりと肌に滑らせていると、鏡の端に
九の姿が見える。

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