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投下代行スレ

1 :風と木の名無しさん:2011/06/16(木) 12:22:02 ID:h0wT/kes0
アクセス規制や忍法帖レベルが足りないなどの理由で本スレに投下できない人が
作品を投下して、誰か他の人に本スレに投稿してもらうスレです。

代行を依頼したい書き手さんは投稿する内容をテキストファイルにまとめたもの
をアップローダーにアップするか、このスレッドに直接投稿してください。

例:
【名前欄】作品タイトル 1/3(←投下時のナンバリング・適宜変更してください)
【メール欄】sage
【本文】 http://morara.kazeki.net/upload/img/059.txt

アップローダー
http://morara.kazeki.net/upload/


301 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 22:02:07 ID:x4SnTiNA0
【名前欄】きらきら終わる 5/6
【メール欄】sage
【本文】
也腹のもとから帰宅する際も、rは眠っているようだった。
次に眼をさましたとき、もしかしたら自分も忘れられているかもしれない。そんな予感が登坂の胸を刺した。だから、
「やあ。とさかさん、もう朝ですか」
登坂の部屋で眼を覚ましたさrが声をかけたとき、登坂は心の底から安堵した。
「外を見ろ、まだ暗いだろ。夜だ」
rはゆっくりと窓の外を見ると、興味なさそうにまたその場に寝転んだ。
「さっき会っていた人は誰だったんでせう」
「也腹博士か?あれはお前のお父さんだ」
「お父さん?」
rは虚ろな眼を散らし、
「僕にもお父さんがいたとは、ありがたいことですね」
微かに笑った。
登坂はrの頭を優しくはたいて、
「今日はもう寝ちまえ。起きてると何かと不経済だ」
「あい」
rはすぐに眼を閉じた。これで少しでも電池が切れるのを遅くできれば…という登坂の悲しい悪あがきだった。

302 :風と木の名無しさん:2012/11/16(金) 22:03:37 ID:x4SnTiNA0
【名前欄】きらきら終わる 6/6
【メール欄】sage
【本文】
寝袋に入る習慣も忘れたのか、rは床の上で眠っている。
登坂は冷蔵庫からビールを出すと、一息に飲み干した。飲まないとどうにかなりそうだった。味はほとんど感じない。
光画部の部室で飲んでいた時は、どんなに怪しげな酒でもひどくうまかったのに。
冷え冷えとした夜だった。冷えは登坂の体の内側から湧き上がってきて、血液と共に体内を駈け廻っている。
北風がガラスを細かく震わせた。枯葉が幽かな音を立てて枝から振り落とされていく。
登坂は空の缶をぐしゃりと握ると、眠っているrを見た。合宿の時や、部室で何度も見たまぬけな寝顔だった。
なかなか起きないrを文字通り叩き起こし、駅まで走ったこと。
自転車で行かせた修学旅行、幽霊探し、春高での也腹との戦い…たくさんの思い出が登坂によみがえってきた。
あれから短くはない時が流れ、少しずつみな変わっていった。どこで何をしているかわからないものもいる。
そんな中、rだけは変わることなく、ずっと登坂のそばにいたのだ。
rと共にいさえすれば、すぐに10数年前の高校時代に帰ることが出来るように錯覚していたが、そのまやかしすら登坂から取り上げられつつある。
明日、rはいったい何を忘れてしまうのだろうか。
登坂はrの体を抱き締めた。限りなく無為に輝いていた青春の残梓を愛おしむかのように。
rは眼をさまさない。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・;)イジョウ、ジサクジエンデシタ!
長々と申し訳ありませんでした

303 :風と木の名無しさん:2012/11/17(土) 00:42:49 ID:LOAIKg/E0
なんとか自己解決しました。長時間占拠して大変申し訳ないことに存じます。

304 :風と木の名無しさん:2012/11/17(土) 16:46:28 ID:gY6XLTxc0

マジで3回しか投稿できないってキツイよねぇ

305 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:10:02 ID:jY5Zvaek0
規制されているため投下代行をお願いします。投下されてる方が終わられてからで構いません。日付跨いでからでも大丈夫です。
少し長いので二日に分けようと思っています。お手数おかけします。

【名前欄】 Recostruction(前編) 1/5
【メール欄】sage
【本文】
洋画半生。「〇〇七空落ち」九受け。エロ注意。
本編のネタバレはありません。ただ九さんにエロいことがしたかった。
薬(媚薬)ネタ・輪姦注意。苦手な方はスルーお願いします。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

ようやく酔いが覚めてきた。と言っても酒を飲んだ訳じゃない。護身用のシリンダーに使う中身のテストをしたせいだ。
もし危険な状況に追い詰められたとしても、相手に反撃するなんて真似は僕には無理だ。だから揉み合った拍子にコイツを打ち込んで、
神経を軽く麻痺させて酩酊状態にして動きを封じ、その隙に逃げようと考えた。
その試作品を作ってはみたものの、他人で試すわけにもいかないので自分に打ってみた。効果は抜群であっという間に身動きが取れなくなり、
思考能力さえも奪えるという結果を得られたのは良かったが、成分が強すぎたのか半日近く僕自身が使い物にならなくなってしまった。
お陰で就業時間をすっかり過ぎてしまい、ようやく帰れるようになった頃には深夜12時を回っていた。
誰かにやらせれば良かったと愚痴るべきか、誰にも迷惑をかけずに済んで良かったと安堵するべきか。
そんなことを考えながらまだ覚束ない足取りでフラフラ歩いていると、いつの間にか馴染みのない場所にいることに気が付いた。
周辺を確認してここがロンドンで一二を争うほど治安が悪い地区で、それがギャング崩れのゴロツキ達が
根城にしているせいであるということを思い出せた頃には、既に3人の男性に囲まれ逃げ場を失っていた。

306 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:15:35 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 2/5
【メール欄】sage
【本文】
「ようお嬢さん。こんな時間にこんなとこ一人で歩くなんて、ちょっと危機感足りないんじゃない?」
「そーそー。誰かに襲われでもしたら大変だよー」
「出すもん出せば見逃してやらないでもないぜ?ま、ただじゃ帰さねぇけどな」
そう言って耳障りな笑い声を撒き散らす。知ってるさ。君らが僕を襲うことも、いくら払っても無傷でなんて帰れないことも。
まさかこんなに早く危険が降りかかってくるなんて。一応帰ってからもう少し配合を変えてみようと思って
持ってきた予備のシリンダーが1本ある。 でも相手は3人だ。使ったところで結果はさほど変わりそうにない。
「っわぁ…!」
「さて、危ないモノ持ってないかチェックしようか」
「良いモノ持ってないかの間違いだろ?」
「ハハッ!言えてるな。……ん?何だ、これだけかよ」
突き飛ばされて尻餅をついた僕の上着やボトムのポケットの中を
まさぐっていた彼らが見つけ出せたのは、家の鍵と小銭入れと例のシリンダーだけだった。
「変だなー?この格好はもう少しお金持っててもおかしくないはずだけど」
「ん………必要な分しか…持ち歩かないから」
「にしたって少なすぎでしょ。っつか、その細長いの何?」
「インスリンの注射っぽいな…アンタ病気か?」
「いや、違う…そんなんじゃないよ…」
まだ残ってる薬の成分のせいでモタモタとしか話せない僕を見て、彼らは何か勘違いをしたようだった。
「……そうか。ソッチのクスリか」
「あ、なるほどね!クスリ買って打っちゃったから、もう手持ちがないってことか」
「へぇ〜…カワイイ顔して案外やるじゃねーの」
「は…?一体、何の話……?」


307 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:17:42 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 3/5
【メール欄】sage
【本文】
「あーあーキマッちゃってんじゃん。これならちょっとくらい悪さしても何も覚えてないんじゃね?」
「そうだな。出すもん出せないなら身体で払ってもらうしかないな」
「だったらこれもう一本打ってもっとハイにしてやろうぜ!どうせヤるなら楽しくないと」
そう口にしながら一人が僕を羽交い締めに、もう一人が上着の袖を捲り上げる。そしてリーダー格の男が肘の内側にシリンダーを押し当てる。
悪いことに昼間の試し打ちで何度か失敗した跡がそこにあって、僕の薬物中毒疑惑を濃厚にしてしまったようだ。
マズイな。1発で行動も思考もできなくしてしまう強さの薬だ。しかもまだ抜けきってない。
そんな状態でもう一度摂取してしまったら一体どうなってしまうんだろう。
「違っ……嫌、だ、止せっ」
「大丈夫、死にゃしねえって…多分な」
歯を見せてギラリと笑ってみせたのと同時に彼がシリンダーの後部を押した。針が刺さる痛みと共に薬品が体内に流れ込んでいく。
「っっ!あっ、ぁ゛、あっ!」
速効性に優れるそれはすぐに変化をもたらす。僕はビクンビクンと身体を震わせて目を見開いた。彼らは異変に驚いていたようだが、痙攣が治まるまでじっと様子を窺っていた。
「オイ…コイツ大丈夫かな」
「心配すんな。二度打ちするとよくこうなるんだよ」
「これが落ち着いた後がスゲェんだよな」
好奇心に満ちた視線を感じる。彼らがどういうものを想定してるのかは知らないが、
僕も正直興味があったので成り行きに任せてみようと思う。


308 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:20:29 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 4/5
【メール欄】sage
【本文】
「……っはぁ…ぁ、ふ…っ」
急激な体温の上昇と呼吸の乱れ。
「あ…はっ、ん、んぅ……」
興奮。アドレナリンの過剰分泌…というよりは性的な興奮か?
「うぁ、あっぁ、何、だ…これっ」
渇き、脈拍の増加、腰の辺りに疼きがあるな。勃起してるみたいだ。
「……何だよ。スゲェじゃんこれ」
「どんなクスリやってんだよアンタ…ちょっとエロすぎ」
「言ったろ?そんじゃ本人も乗り気みたいだし、可愛がってやろうぜ」
「や――ひっ!!」
次の瞬間にはあちこちを手でまさぐられていた。完全に火照った身体を撫でる指先の冷たさが痛いほどに感じられる。
首筋、胸、腹部、背中。至るところを這い回る何本もの手が与える感覚は
全て快感に繋がっているらしく、どこを触られても気持ち良さしか伝わってこない。
それだけなのに僕はもう射精してしまったらしく、彼らの驚く声と面白がる会話がぼんやりと耳に入ってくる。
でもどうでも良かった。今の僕は自分の身体の状態にしか興味がなかった。
絶頂を迎えたからか、全く身体に力が入らない。腕どころか指先すら動かせない。少し弛緩作用の成分が多すぎるかな。
「はぅ…っん、う…ぁ…」
「わ!ヨダレ凄いことになってるよ?拭いてあげよっか」
そう言うなり横から唇を塞がれる。頭をグイグイと動かす強引なキスですら僕の快楽を煽った。
触れ合う舌先のざらつきに背筋が震える。息継ぎも困難な重なりが脳を痺れさせた。
「んー…っ、む、ぅ………っはぁっ!」
「もうトロトロじゃん。ココは?どう?」
「いっ!や、やだ…止め、ろ!」

309 :風と木の名無しさん:2012/12/05(水) 00:22:30 ID:jY5Zvaek0
【名前欄】 Recostruction(前編) 5/5
【メール欄】sage
【本文】
羽交い締めにした男が僕の乳首をつねってきた。ビリッと電気が走るような刺激に堪らず声が跳ねる。
お?ココが良いのか」
「んぅ!っ、良…くないっ!良く…あぁっ!」
「嘘つけ。こんなに硬ーくしといてさぁ」
「っ…違っうぅ…っ、も…やだぁ…っ」
気付けば泣きじゃくっていたが、我ながら信じられない態度を取ってるな。
これもあれの中身の成せる業なんだろうか。自白剤としての効果も期待できるかもしれない。
「なぁ、もう前戯じゃやだってよ。お前のそのデカイのブチ込んでやれば?」
「いいけど、コイツん中入るかぁ?」
「何ならオレがまず拡張してやろっか」
「バーカ。させるか。テメェらの軟弱なブツでもイかせられるように俺が慣らしといてやるから待ってろ」
「んだよそれー!」
「あーもういいからさっさとやれよ!おれもう我慢の限界だっつーの」
そうだ。やるならさっさとやれ。早く次の変化が知りたい。
こんな状況でも冷静に分析してるなんて自分でもちょっとどうかしてると思う。確かにこういうことには淡白な方だとは良く言われるけど。
いや、もしかしたらこれも薬の作用なのかもしれない。そもそも男性に襲われてる時点で冷静なはずがないし。
強い薬品を二度摂取したせいで脳が一時的に混乱しているとも考えられそうだ。

[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!
続きは明日投下に来ます。他に投下される方がいらっしゃいましたらどうぞ。

以上です。よろしくお願いします。


310 :風と木の名無しさん:2012/12/06(木) 09:03:01 ID:PzhwnqLw0
>>305-307を投下代行していた者です。
本スレで支援も頂いたのですが、連続投稿が解けず、続きが書き込めません。
申し訳ありませんが、>>308-309の投下をどなたかお願いします。

311 :風と木の名無しさん:2012/12/06(木) 09:13:41 ID:AUBPVjjE0
>>308-309を投下しました。

312 :風と木の名無しさん:2012/12/06(木) 13:20:59 ID:PzhwnqLw0
310です。
>>311さん、ありがとうございました。
作者さんには、中途半端な事をしてしまって申し訳ありませんでした。

313 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:23:46 ID:MT9eW7zo0
305です。>>310-311のお二方どうもありがとうございました。
お手を煩わせたようで申し訳ないのですが、後半分の代行をまたお願いします。

【名前欄】 Reconstruction(後編) 1/4
【メール欄】sage
【本文】

>>452です。続き投下させていただぎます。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「ふっっ…ん゛ぅ!?」
「っ、おぉ……入ったぜ」
息が詰まるほどの圧迫感に驚いて目を遣ると、リーダー格の男の太いモノが僕の後孔に
めり込んでいた。
「……え、ウソ…何、でっ?」
全く痛みを感じなかった。というか圧迫感以外の感覚がないようにも思える。
神経を麻痺させる効果のせいか?
「あれ、実は経験アリ?」
「っない…そんなの、あるわけない…!」
「でも全然痛がんねえじゃねーか。初めてのヤツは大体泣き喚くよな?」
「まぁそもそもが無理矢理だからな」
「それ抜きにしたっておかしいじゃん。絶対経験あるでしょ」
「それは今からわかるぜ。なぁ!」
「ぅあ゛っ!!」
突然彼が勢い良く腰を突き上げる。彼のモノが内側を擦って
潜り込んでいくのがわかって、今までにないほどの快感に襲われた。
「ひっ……ぁ゛、あ、やっ、な…っ!?」
「んん?良い反応するな…これは黒だな」
「嘘ついちゃダメじゃんキミ〜」
「う、そじゃ、ないっ!ぃ…やぁっ!あっ!」
「こんだけヨがっといて初めてはないわな」
「はぁっ、う!本当にっ…違、ぁっ…」
確かに自分でも異常な反応だと思う。普通に考えれば過剰摂取のせいだろうが、
案外僕自身がこういう欲求を抱えているんだとしたら?
きっかけが無ければ気付くことすらできないものだ。これは追求してみる
絶好の機会じゃないだろうか。環境は既に整っていることだし。
「…コイツ全然キツくないぞ。っ、むしろ吸い付いてきやがる…ハハッ」



314 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:25:13 ID:MT9eW7zo0
【名前欄】 Reconstruction(後編) 2/4
【メール欄】sage
【本文】
「あ゛…っ、凄、い……収縮が、止まら…なっ、ぁ」
弛緩作用がここの筋肉にまで影響を及ぼしてるらしく抵抗もなく彼のモノを
飲み込んでいるが、時折思い出したようにキュッと締まるせいで快感が
増幅されているように感じる。異物感とそれを押し出そうとする生理的反応との
せめぎ合いに、言い様がないほど頭の奥が痺れる。はっきり言ってかなり気持ち良い。
こんな感覚は生まれて初めてに近いかも。だがどこかもどかしいような物足りないような、
振り切れない何かが僕の身体に纏わりついている。一体何だろう。
僕はしばらく彼に揺さぶられながら、何を求めているのか僕自身の反応を待った。
「……は…っ、ん…もっ、と……」
「…あ?何だ?」
「そ、れ……全部、入れて…」
僕の言葉に男達はかなり驚いたようだった。まさか強姦されている相手から
求められるなんて思ってもいないだろうし無理もない。
「え…アンタ今何て…?」
「っ、だから…ソレ、根元まで全っ部……押し込めって…言っ、た」
「………ちょっと、マジ?」
「お前自分が何言ってるかわかってんのか?レイプしてる男に『もっとやれ』だと?」
そんなことわかってる。でも仕方がないんだ。
「だって…足りない…っ!奥の方、が…疼いて、熱く、て……も、苦しいっ…!!」
全身が言うことを聞かない。思い通りにならない。頭と身体が引き離されて、
身体の方が暴走してる。薬の効果を実感しようと思ってたはずが、制御できない快楽に
振り回されて目的を見失った。
ただ気持ち良くなりたい。今の僕が求めているのはもうそれだけだ。
「お願ぃ、だ……っどうにかして…!!」


315 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:26:25 ID:MT9eW7zo0
【名前欄】 Reconstruction(後編) 3/4
【メール欄】sage
【本文】
涙を浮かべて懇願する姿は惨めに映っただろうか。彼らが興醒めして僕をこのまま
放りやったらどうしよう。かなりの確率で二度と家に帰れなくなるかもしれないな。
でもその心配は杞憂に終わりそうだ。
「…そんなに欲しいのか?俺のコレが」
「んんぅ…!」
リーダー格の男が軽く腰を沈めて僕を焦らす。僕のモノは触ってもらえないせいで
今にも熱を弾けさせてしまいそうなほど硬く立ち上がっていた。
「っっ早くっ!出来ないなら、も、替わってよ…っ!!」
堪えきれずそう口走ったことが男の逆鱗に触れてしまったらしく、彼はいきなり
僕の腰を掴み力任せにグイッと引き寄せた。
「はあ゛ぅっ…!!!」
「オラ!これで満足か…よっ!!」
「―――っっ…!!ぁ゛、かっ……ぁはっ!!」
想像以上の強烈な快感になす術もなく悲鳴のような声で喘ぐ。
何も知覚できない。何も思い出せない。
僕の中を貫く圧倒的な質量と熱が全てを掻き消していく。
凄い…こんな世界があるなんて知らなかった。気持ち良すぎてどうにかなってしまいそうだ。
――この先はどうなるんだろう。どこまで行けるだろう。
もはやシリンダーの改良なんてどうでもよくなってきた。のめり込めるだけ
のめり込んでみたい。
「スゲ……トンじゃってるよね完全に」
「じゃあトンでるついでにおれらのも世話してもらおうかな」
そう言って後ろの男が僕を一度下ろすと、自分のボトムの前を広げていきり立った
屹立を取り出した。それを口元に差し出されると、僕は何の躊躇もなく銜え込む。
嫌悪感よりもこうすることによって何かが呼び覚まされるのではという
興味の方が勝り、言われるがまま何にでも応じた。



316 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 00:27:37 ID:MT9eW7zo0
【名前欄】 Reconstruction(後編) 4/4
【メール欄】sage
【本文】
やがて口で一人を、手でもう一人を慰めている状態になっていたが、
そうやって不健全な行為に没頭すればするほど興奮する。
「っは―あ゛っ!ぅあっ!!ん…ぁあっ!も、ぉ……だめ、イっく、イく…出る、ぅ…っ!!」
「好きなだけイッちまえ…!もう出ないって言うまで犯してやるよ!」
「オレ達も出しまくってグッチャグチャにしてあげるね」
「ほら!口休めんなって…もう少しでイけそうなんだよ…っ」
「んむ゛!!っっ…ぅふ、ん゛っ、ん!―――っ!!!」
そうして僕はまた大きく背を反らせて白濁を飛ばした。
そこから先はもう何度絶頂に達したかも、誰に何度侵入されたかもわからない。
何もかもが真っ白になって全部溶かされる。それが再び元の形に戻る時、
そこに存在するのは全くの別物だ。
再構築。僕の中身が造り変わる。新しい秘密兵器を完成させた時のような
充足感にしばらくの間酔いしれた。
だけどこれで終わりなんてつまらない。もっと知りたい。もっと堪能したい。
僕自身がどこまで行けば満足するのかを調べてみたい。
――シリンダーの中身だ。あれを改良して今回のような…いや、今回以上の症状を
引き起こせるようにしてみよう。
でも一人では限界があるな…〇〇七に付き合ってもらおうかな。
彼と寝た女性は皆虜になるっていうし興味がある。
彼に薬を打ってみるのも面白いかもしれない。
一人現場に取り残されていた僕は、気の遠くなるような時間をかけて自宅へ戻る道を歩いた。
酷い目に遭ったというのに、不思議とどこか胸が弾むような気分だった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
代行者さま、支援者さま、どうもありがとうございました。

以上です。よろしくお願いします。



317 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 01:16:03 ID:NniPcE2k0
>>313-316 投下して参りました。

318 :風と木の名無しさん:2012/12/07(金) 01:35:48 ID:MT9eW7zo0
>>317さん、お早い投下ありがとうございました!
お手数おかけしました。早いとこ規制解除されたいです。

319 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:14:29 ID:XI+ciUH60
規制のため投下代行をお願いします。

【名前欄】 最終戦の後で2 1/5
【メール欄】sage
【本文】
生&完全捏造注意! 里予王求 25×きれいな監督+6
だいぶ前に落とした話の続きだけど、これだけでも分かるはず
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

どうして、こんなことになっているのだろう。
自チームの選手の腕の中で、こうなるに至った経緯に思いを巡らせる。
今夜はシーズン最終試合、そして自分にとってはこのチームの監督としての最後の試合だった。
大した功績も結果も残せなかったが、それでも選手達は自分の最後の日を勝利で飾ってくれた。
3年間着たユニホームを脱ぐ。このチームのユニホームに別れを告げるのは2度目だった。
3度目はないだろう。そう思った時、辞任を発表した日から、考えないようにしていた未練と
後悔の思いが押し寄せてきた。
その時、彼がやって来た。自分が監督に就任してからずっと気にかけていた選手だった。
彼になら自分の思いを託すことが出来ると思った。そうすることで、彼にまた重荷を背負わせる
ことになると分かってはいたが、伝えずにはいられなかった。
そうしたら、いきなり抱き締められて、その上―――。
彼がこんなことをする理由は分からないが、この状態でいることがまずいことは分かる。
「…あの、もう、離して…」
自分を抱き締めたまま動こうとしない彼に声をかける。しかし、離すどころか、彼の腕の力は
さらに強まり体を締め付けてくる。逃れようともがくが、現役選手の腕はびくともしない。
「……っ…、粗居っ…」
息苦しさに彼を呼ぶ声に吐息が混じる。彼が息を呑む気配が伝わってきて、不審に思って
見上げようとした時、ドアがノックされた。

320 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:16:18 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 2/5
【メール欄】sage
【本文】
「すんませーん、こっちに粗居さん来てませんか――……っと」
返事も待たずにドアが開かれ、顔を覗かせたのは彼の兄貴分の選手だった。
彼の姿を見て、粗居の腕の力が緩む。その隙に、素早く彼の腕から抜け出し、距離を置く。
「……あれまあ」
鉢はそう言って目を見開いたが、さして驚いているようには見えない。
「なかなか帰ってこんと思うたら…」
断りもなく部屋に入って来た鉢は、彼を見ていつもの人の悪そうな笑みを浮かべる。
「いきなりそうくるとは、また思い切ったの」
からかう様な鉢の言葉だったが、そんな時にいつも彼が返す言葉も笑顔も、今は現れない。
「けどまあ、すこーし遅かったの」
「…え?」
遅いとは何がだろう。不思議に思って聞き返すと、鉢の悪そうな笑みがさらに深くなる。
「やっぱり知らんかったんですか。こいつ――」
「か、鉢さんっ」
慌てて制止しようとする粗居を無視して鉢が続ける。
「ずっと監督のこと好きやったんですよ」
いつもの彼の冗談かと思って粗居を見たが、気まずそうな表情をしたものの、否定する様子はない。
「俺を追いかけて入団してきたくせに、監督見た途端一目惚れしよってからに」
思いも寄らないことだった。粗居が自分のことを好きだった?
彼がそんな素振りを見せたことがあっただろうか。
「ちょっとすみません。すぐ戻りますんで」
そう断ると、鉢は何か言いたげにこちらを見ている粗居の腕を掴んで部屋を出て行った。

321 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:17:57 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 3/5
【メール欄】sage
【本文】
1人になって少し冷静さの戻った頭で、彼と出会ってからの3年間を懸命に思い返す。
彼との会話や接触は多くはなかった。いつも声をかけるのは自分で、彼から何か言ってきたことは――。
「ま、そういうことなんで」
「は?」
いつの間にか部屋に戻って来ていた鉢の声に、いきなり思考が中断され、間の抜けた声を出してしまう。
「後は俺がうまいことやりますんで、粗居さんのことよろしくお願いします」
「…お、おい、…よろしくって…」
一体2人で何を決めてきたのだろう。聞こうとする自分に、鉢が静かな口調で語り始めた。
「前のチームでも、今のチームでも、あいつは俺しか見てませんでした」
鉢の言葉通り、粗居が鉢を慕う様子は、微笑ましいを通り越して少々気味が悪いほどだった。
「けど、3年前に貴方が来て、いつからかあいつは貴方だけを見るようになりました」
そう言われても、やはりそれを感じさせるような彼の言動は思い出せない。
「あいつをこのチームに引っ張ったのは俺です。けど、俺はここでいろんな事があって、あいつが
来た時の俺は、昔の俺ではなくなっとりました。ここに来る為にあんな辛い思いをさせたのに…」
そこまで言って、鉢は目を伏せて唇を噛み締めた。同じチームを出て同じチームに入ったのに、
彼と粗居では何もかもが違っていた。いつも陽気に彼を弄り倒している鉢ではあったが、やはり責任は
感じていたのだろう。あるいは、それは彼なりの気遣いであったかもしれない。
「俺はあいつにずっと負い目がありました。だから、あいつの為に出来るだけのことはしてやりたい。
監督のことは、本人が動かん限りは何もせんつもりやったんですけど」
そう言って悪戯っぽく自分に笑いかけ、片目を瞑って見せる。
「あれをやられたら、放っとくわけにはいかんでしょ」
「だから、さっきからよろしくとか放っておくとか…」
「それから」
鉢は自分に何をさせるつもりなのだろう。尋ねようとした言葉は、またしても遮られる。

322 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:20:03 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 4/5
【メール欄】sage
【本文】
「ご迷惑おかけしました」
先程とは打って変わって、真摯な表情で自分に向かって深々と頭を下げる鉢に、返す言葉が見つからない。
この球団での彼の功績は大きすぎた。ここ数年の衰えは誰の目にも明らかなのに、彼にそれを指摘出来る
者はいなかった。自分もまた、拘るべき記録が途切れてもなお試合に出続ける彼を止めることは出来なかった。
同じプロ野球選手だった者として、現役であることに拘る気持ちは痛いほどわかる。
けれど、それが壊れた体以上に彼の心を傷つけている。自分の成績よりチームの勝利を優先してきた彼が、
今はチームの足枷となっていることに気付いていないはずはないのだから。
「自分の引き際は自分で決めますんで」
「……そうか」
それでも、自分を見据えてきっぱりと言い切る鉢にようやくそれだけを口にした。
「けど、それと粗居さんのことは分けて考えてやってください。虫のいい頼みやと思いますけど」
「……そうか…、…って、えっ?」
唐突に話題が変えられ、我に返った時には監督室を出て行く鉢の背中が見えた。
それと入れ替わりに、押し込まれるようにして粗居が入って来た。
また監督室に2人だけになったものの、彼とどう接すればいいか分からない。
僅かな時間のうちに、彼が全く知らない人間になってしまったようだった。
粗居はしばらく鉢の消えたドアを見つめていたが、やがて意を決したように自分に向き直って言った。
「俺、ずっとあなたが好きでした」
それはさっき鉢から聞いた、と言いそうになったが、かろうじて我慢した。
「…一目惚れではないんですけど」
粗居が遠慮がちに付け加えたが、もうどうでもいいことだった。

323 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 22:22:22 ID:XI+ciUH60
【名前欄】 最終戦の後で2 5/5
【メール欄】sage
【本文】
粗居に手を掴まれて、引きずられるように球場の裏口から外に出る。
待機していたらしいタクシーに乗り込むと、彼が運転手に市内の有名なホテルの名を告げる。
タクシーが静かに動き出してから、恐る恐る彼に尋ねる。
「…あ、粗居…、その、ホテルって…」
「…鉢さんが部屋取ってくれてるそうなので」
それまで何を言っても無言だった彼が、ようやく話してくれたことに安堵したのも束の間、
すっと血の気が引く感覚が襲ってくる。
「…へや……」
思わず呟いた時、粗居が監督室から繋いだままの手を握りしめてきた。その力の強さに顔を
顰めながら彼を見る。一見無表情に見えるが、不安と緊張で僅かに触れるだけで、すぐにも
崩れてしまいそうな――シーズン中に度々見せた表情だった。
思えば鉢の後の4番を埋めるために、彼には随分無理をさせてきた。彼にその力があると
信じてのことだったが、彼にとっては苦痛でしかなかったかもしれない。
それでも、必死に周囲の期待に応えようとした彼に、自分は何も与えてはやれなかった。
古巣の関係者やファンを裏切ってまで、熱望した勝利も優勝も。
「…粗居…、俺は――」
言い澱んだ自分を見て、彼が運転手に行先の変更を告げる。チームの宿泊先だった。
「…いや、そのまま行ってください」
手を握る彼の力がさらに強くなって、それを口にしたのが自分であることに気付く。
その痛みを感じながら、目を閉じ、深呼吸して思う。
今夜何があったとしても、もうすぐ自分とは全てが無関係になるのだ。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
兄貴が喋りすぎ…。投下代行者様、支援者様、どうもありがとうございました!

以上です。よろしくお願いいたします。

324 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:13:05 ID:cZi2JNxA0
申し訳ありませんが規制の為、投下代行をお願いします
ビデオ棚68 >>466です
3/10までは投稿できましたが一応全部載せます

325 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:19:47 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 1/10
【メール欄】sage

申し訳ありません、書き込み規制をくらってしまいまして大変ご迷惑おかけしました
1996年戦隊、激走戦隊カーレンジャーで(赤+青)×緑
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

今日もまたボーゾック一味は、いつものように激走戦隊カーレンジャー打倒そしてチーキュ(地球)征服を企てていた
あーでもないこーでもないと無い知恵を振り絞って彼らが考えた今回の作戦は
”人間どもを不純異性交遊させまくってチーキュを堕落させ、その隙に征服する”というもの
「出てこい!EE(イーイー)ムラムラ!!」
「イイィ―!!」
総長ガイナモの勇ましい呼びかけに一人の怪人が応じ、ガイナモ達の前に姿を現す
「おまえのムラムラビームで人間共を発情させチーキュを堕落させるんだ!」
「任せろ!俺のビームで全員性の虜にしてやるぜ!
 待っていろチーキュの人間共、そして激走戦隊カーレンジャー!」
「ねえちょっと待って?」
上昇する士気、なり響く怒号
それをくじいたのはボーゾック一番のセクシー美女・ゾンネットだった
「どうしたのゾンネットちゃん」
「そのムラムラビームってどのくらい凄いの?」
「……おいお前!こっちに来い!」
ゼルモダが宇宙ゴキブリを手招きし、EEムラムラにビームを撃てと命じる
頷くEEムラムラがその触覚から放った蛍光ピンクの光線の先にいたのは…宇宙ゴキブリではなくガイナモ
「お前どこ狙ってんだ?!」
クラッチが叫び、EEムラムラが額に手を当てアチャー!というポーズをとる
その間ガイナモは両手をダランと下げ首を落としている
そしておもむろに顔を上げるとゾンネットの美脚に頬ずりした
「愛しのゾンネットちゃ〜ん 踏んでくれぇ〜(はぁと)」
「きゃっ!」
思わずゾンネットは悲鳴を上げて擦り寄るガイナモを振りほどこうとする
ゾンネットにすっかりデレデレな我らが総長をゼルモダとクラッチ、その他の構成員が呆然と見守る

326 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:21:26 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 2/10
【メール欄】sage

「こ、これは…凄い、と言っていいんだろうか?」
「う〜〜ん……」
「つーかいつもと変わんねーよ!!!」パリーン
突っ込みついでにゾンネットが酒瓶でガイナモの額をかち割った
「行け!EEムラムラ!!今度こそ激走戦隊カーレンジャーに目に物見せてやれ!!」
「あ、芋長の芋羊羹忘れずにな」


一方、そんなボーゾック一味の謀略など知る由もないペガサスの社員たち
彼らもまたいつものように自動車の整備に、雑用にと業務に勤しんでいたのだが……
「ただいま〜」
陣内恭介がこれまたいつものように休憩もとよりサボリから戻ってきた
目に入ったのは、腕組みしてジッと実を睨む志乃原菜摘とあきれ顔の八神洋子、ばつが悪そうな顔で二人から視線を反らす上杉実
なんとなく妙な空気がその場に漂っているのを恭介は感じた
「なんかあったの?」
「さぁ…」
傍にいた土門直樹に尋ねるが直樹も小首をかしげる
「一体何があったんだ?」
「おう恭介か」
実が顔を上げる
「それがね給湯室でお湯を沸かそうとしたんだけど、コンロの火が付かなかったの」
話し始めたのは洋子だった
それによると、実がコンロにマッチの火を近づけると容易く付いたので、ガステーブルの着火部分が汚れていただけのようだ
問題はそのマッチ
マッチに書かれた”キャバレー輝子”の文字が運悪く菜摘と洋子に見つかってしまったのだ
「あぁそれでこの気まずい雰囲気」
恭介と直樹は両手を打って納得した
「…男ってサイテー」
乙女二人がどちらからともなく溜息を付く
とその時、会社の奥の秘密基地から慌ただしくダップが出てきた
「みんな〜ボーゾック発生だっぷ!」
「何だって?!」

327 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:22:58 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 3/10
【メール欄】sage

付けっぱなしになってるテレビにはボーゾックによる惨劇が緊急ニュースで取り上げられていた
その映像には老いも若きも関係なくくんずほぐれず絡み合う男女、男女、男女…
「な…なんだこれ?!」
『み、見てください!街はこのようにア、アベックで溢れかえり非常に大混乱に陥っております!!』
まだうら若き女性アナウンサーが顔を真っ赤にして必死にレポートしている
そこに明らかに人ではない、異型の怪人が現れる
女性アナウンサーは悲鳴を上げて逃げまどうも、すぐにその怪人に捕われてしまった
『お前もこいつらと一緒に不純異性交遊するんだ!』
『キャーッ!誰か助けてぇ!!!』
「あれはボーゾック!?」
助けなければ、分かってはいるが画面の向こうでは不可能だ
ダップと5人は固唾を飲んでテレビを見つめる
アナウンサーは力無くダランと両手を下げ俯いていたがすぐに顔を上げて通りがかりのおっさんに抱きついた
息を荒げながら二人でその場に座り込み、ブラウスのボタンを一つ一つ外しながらスカートの裾をたくし上げ……
直樹の背後に回った恭介が両手でその目を塞いだのと、画面に”しばらくお待ちください”のテロップが入ったのはほぼ同時だった
「な、何をするでございますか?!」
「お前には刺激が強すぎる」
突然視界が遮られてビックリする直樹
「クソッ!えぇ所やったのに!!」
「そういう問題じゃないでしょ」
残念そうに舌打ちする実と突っ込む洋子
「ダップもよ」
「見えないだっぷ〜」
恭介と同じくダップに目隠しをする菜摘
とにかく激走戦隊カーレンジャー、出動!!


「見つけたぞボーゾック!」
「なにぃ?!」
5人が駆けつけたのはさっきテレビで映し出されていた街のどまん中
EEムラムラはワンパー達に囲まれ高みの見物とばかりに痴態を繰り広げる人々を見下していた

328 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:25:02 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 4/10
【メール欄】sage
「貴様、街の人達に何をした?!」
「フッこのEEムラムラが猿顔の一般市民共を本物の、本能のままに生きる猿に戻してやっただけのこと
 行けぃワンパー!今度こそ激走戦隊カーレンジャーの最期だ!!」
「「「「チーッス!」」」」
EEムラムラの掛け声とともに一般戦闘員共がカーレンジャーに襲いかかり
その隙にEEムラムラは次の餌食を探すためその場を後にする
「待て!EEムラムラ!」
「イエローレーサー、ピンクレーサーここはお願いします」
「わかったわ」
レッドレーサーがEEムラムラを追いかけ、女性陣に丁寧にお辞儀をするブルー、それにグリーンがそのあとに続く
EEムラムラと3人の追いかけっこはしばらく続いたが、人気のない公園の辺りで3人はとうとうEEムラムラを追い詰めた
「観念するんやな!食らえバイブレード!」
グリーンレーサーが先陣を切ってEEムラムラに剣を振りかざす
「フン!こんなもんこうしてくれるっ」
EEムラムラはバイブレードを力任せにはじき返し、体勢を崩したグリーンレーサーを明後日の方向へ投げ飛ばした
「うおっ!」
「「グリーンレーサー!!」」
「お前ら仲間の心配している場合か?!食らえムラムラスモーック!!」
必殺技の名前と共にEEムラムラの口からショッキングピンクの煙が吐き出されレッドレーサー、ブルーレーサーに噴きかかる
ガイナモらに使った光線の方が効果が上だが、多人数を相手にする時は広範囲をカバーできるこの技が使い勝手がいい
「ゴホッゴホッ……!なんなんだこれ?!」
「ゲホッ…レッドレーサー大丈夫でございますか?!」
レッド、ブルーは得体のしれない煙を必死で払いのける
そこに吹っ飛ばされたグリーンがようやく合流した
「おう2人とも無事か?!」
「…………」
「…………」
しかし2人に反応はない
「どないしたんや…2人とも……?」
「わ…わからない……でもあの、妙な煙…を吸いこんで、から……」
肩で大きく息をするレッドの声が心なしか上ずっている
「か、身体が…熱く……胸が、苦しいっ……!」

329 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:26:39 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 5/10
【メール欄】sage
そう言ってブルーは両肩を抱きその場にうずくまってしまった
「お前この2人に何をした?!」
怒りといら立ちを込めた声で、さっきのレッドと同じ事をグリーンがもう一度繰り返す
EEムラムラは腹を抱えて高らかに笑い声を上げ、それに答えた
「さっきの人間共と同じ事さ。俺の攻撃を食らった奴は自分の意志とは関係なくムラムラしてしょうがなくなるんだよ
 発情期の動物と同じ、性欲の奴隷にな!!」
「なっなんやとぉ?!」
その言葉通り、2人の体はどうしようもない程熱を持ち、視界が揺れ、足元もおぼつかない
マスクの下の顔は赤く上気し、大して動いていないのに汗が止まらなかった
そして強化スーツの股間の部分は突き破らんばかりに膨れ上がり、その存在を嫌というほど強調していた
「はやく2人を介抱してやらないとかわいそうだぞ?グリーンレーサー」
「貴様ぁ!」
苦しむ2人を尻目にニヤニヤ笑うEEムラムラと怒り心頭のグリーン
「そんなに怒るなよ。女ならこのチーキュには唸るほどいるだろう。なんだったら2、3人攫ってきてやるから好きに使うがいい」
「ふざけるなっ…!俺達、激走戦隊…カーレンジャーはっ、あっ…、欲、望など…には、決して屈しなっ……」
息も絶え絶えにレッドが啖呵を切る
EEムラムラはそれを鼻で笑って猛スピードで逃げ出した
「あ…待て、ぇっ……!」
フラフラと足を前に出すがそれ以上は進めず、レッドも地に膝をついた
「どないしたらええんや…」
このままでは戦いにならない
更に、別行動をしているイエローとピンクと合流でもしたら今のレッドとブルーだと……
「ええい!」
グリーンはインカムでイエローに連絡を取った
レッドとブルーが敵の攻撃を受けて一時的に足止めされている事、敵の放つピンク色の煙を絶対に受けてはいけない事
最後に2人が回復するまで決して合流してはならない、と
『どうして?』
「どうしてもや!」
怪訝そうなイエローを押し黙らせグリーンは通信を切る
そして性欲に意識を支配されかけ悶絶する2人に言った
「俺が、お前らの相手してやる」
「なっ……?!」

330 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:29:12 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 6/10
【メール欄】sage
その思いがけない言葉に声を失うレッドとブルー
「しゃぁないやろ?その身体じゃ戦闘は無理や。イエローとピンクとの合流はもっと無理や。一応あいつらも女の子やしな
 幸いここには俺らしか居れへんみたいやし、一発出してスッキリさしたらええ」
「グリーンレーサー……」


いくらなんでも公園のど真ん中で事に及びたくはないので、グリーンは足元が危ない2人の手を引いて街路樹の影に連れ込んだ
「変身は解除しとけ。汚したらダップに大目玉食らわされるで」
「ああ…お前は?」
「このままでええ。ボーゾックの奴らが来よったら俺に任せとき」
「どうもすみません…で、ございます」
変身を解除してレッドレーサーは恭介に、ブルーレーサーは直樹に戻った
しかし2人の陰茎は変身時のまま、きつそうにズボンを押し上げている
「恭介さんからどうぞ。私は時間がたてば少しは落ち着くかもしれません」
「ああ、すまないな直樹」
カチャカチャとベルトを外して恭介が己の物を取り出す
血管むき出しでいきり立ち透明な先走りを垂らす陰茎を目の当たりにし、一瞬ためらうがグリーンは意を決してそれを口に含む
「俺にも感謝せぇや」
「あぁっ…んっ、すまっ…グリー…んっ……」
舌が、上顎の粘膜が、頬の内側が恭介の陰茎に絡みつく
グリーンは舌先で裏筋をなぞり玉袋にしゃぶりついた
ヌメヌメした生温かい感触がむず痒いようでとても気持ちいい
「お前、意外と上手いな…」
恭介がはぁ〜と溜息をつきグリーンのマスクの後頭部を撫でる
「枕営業でもしているのか」
「美人でボインの女社長とかやったら大歓迎やけどな」
軽口を叩きあいニヤリと笑う2人
しかし言葉とは裏腹にグリーンは己の体に異常を感じていた
マスクのお陰で2人に気付かれてはいないが恭介にフェラチオしながらグリーンレーサーもとい実も性的興奮に犯されていた
陰茎は張り詰めスーツの下に緩やかにテントを張り先走りの液で生地を濡らしている

331 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:30:40 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 7/10
【メール欄】sage
(どないしてしもうたんやろ、俺…)
霧散したと思われた怪人の煙がまだ残っていて自分にも影響を及ぼしていたのかもしれない
敵の攻撃に晒されて発情した仲間の物を咥えて、自分もまた性欲の虜になっている……
欲に屈してはいけない、と思いつつ恭介の物を咥えたまま実は己の股間に右手を伸ばし、ゆっくりと揉みしだいた
もどかしい緩やかな快感が実の体を襲う
「はぁっ…んんっ…」
恭介と実、どちらが発した声か2人にはもう分からない
(あぁ…2人ともあんなに淫らになって…)
淫蕩にふける2人を眺めながら直樹は己の昂りが時間と共に鎮まる所か余計酷くなり余裕がなくなるのを感じた
(私の物も早くっ……)
我慢できずにパンパンに張った陰茎を摩り上げる直樹
「くっ…出るっ!……あぁ!」
短い悲鳴と共に恭介の陰茎から精液がほとばしった
実はそれを口の中で受け止め嚥下する
飲みきれなかった分が口元や首筋に流れ、実のスーツを白く汚す
熱はすっかり鎮まったようで、恭介はまだ荒い息を吐きながら力無くその場にへたり込み放心していた
「なお、き…」
かすれた声で実が直樹を呼ぶ
直樹にはそれが「こっちに来い」ではなく「早く欲しい」と言っている様に聞こえた
実の陰茎はスーツ越しでも分かる程に勃起しテントの張りもさっきよりきつくなっている
「お願い、します」
普段頼みごとをする時と寸分変わらず礼儀正しくお辞儀をする直樹
実は恭介の時と同じように陰茎にしゃぶりつき、自分のそれを慰める
再び正義の戦士達の淫靡な交わりが始まった
「グリーン…つらくはありませんか?」
「んっ…大丈夫や…っ、はぁっ」
(もう止まらん、気持ち良ぅて頭どうかなりそうや…!)
今の自分の顔を直樹に見られない事に感謝しながら必死で快感を貪る
一方、直樹は早く自分の熱を解放したいと思いながらも同時にもっと実の痴態を見ていたいとも思っていた
自分より5歳以上年上の癖におっちょこちょいでお調子者で明るい事が取り柄の実
しかし今の彼は己の涎や恭介の精液で口元を汚し、直樹の股間に顔を埋めて、股間が染みになるほど己の淫液を垂れ流している
身悶えしてくねらせるバトルスーツがエロティックでさえあった

332 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:34:17 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 8/10
【メール欄】sage
「そん、なに……気持ちい…っで、ございます、か…」
自身も息も絶え絶えになりながら直樹は、実のスーツにくっきり浮かび上がった胸の突起を指で弄んだ
指先で弾いて、腹で転がして、2つ同時に摘んで――
「あぁ、ん…っ!な、なにす…っ、やぁ…!あ、あかん…てぇ……」
更に快楽を齎されてより一層、高い嬌声が上がる
さっきまで俺に任せろと胸を張っていた実はマスクの中でボロボロに泣き崩れていた
例え顔が見えなくてもマスク越しでも感じる彼の卑猥な感情と、ほんのわずか残った理性、いや、虚勢
グリーンレーサーのマスクではなく直接その顔にぶっかけたい
いっそ実の中に――
「うあぁぁぁぁぁっ!!!」
突然、直樹は目の前が真っ白になって脱力感に見舞われた
「もう…イッて、しまったのでございますね……」
射精の満足感と共に少し名残惜しい気もする直樹は腰が抜けたらしくその場にペタンと座り込んだ
「うえぇ…おごっ……!ごほっ、ごほっ…!」
一方で実は地面に這いつくばりいつまでも苦しそうに咳き込んでいた
直樹の射精と同時にイッてしまったらしく実の陰茎も萎え、スーツ内部に精液がべっとり纏わりついていた
「ちょっと実さん、恭介さんの時と態度が違いすぎませんか?」
「アホか!お前がのどちんこの奥まで突っ込んでくるからむせてしもうたやないか!」
あ〜死ぬかと思った、と実は直樹に毒づく
さっきあんなに乱れたとは思えない通常運転の実がそこにいた
「やっぱりあれは、EEムラムラの所為だけだったんでしょうか…」
一人つぶやく直樹に、ようやく正気に戻った恭介があっと叫び声を上げ慌てて立ち上がる
「そうだった!早くあいつを倒さないと、皆俺達みたいになってしまう!」
「あの野郎ようもこないな目ぇに合わせてくれたな!ギッタンギッタンのボッコボコにしてしてやるで!!」
「それより菜摘さんと洋子さんが無事かどうか…心配でございます」
色んな意味で身体はボロボロな3人、しかし正義の心は限界なんて気にしない
恭介と直樹はアクセルチェンジャーで再び変身する
勇ましく先頭を走るレッドレーサー、それに続こうとするグリーンレーサーをブルーレーサーが呼びとめた
「なんやブルーレーサー?」
「さっきのやつ誰にも見つからなくてよかったですね」

333 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:35:41 ID:cZi2JNxA0
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 9/10
【メール欄】sage
「あー……確かになぁ。激走戦隊カーレンジャーが不純異性いや不純同性交遊て」
あまり思い出したくないのだろう、グリーンの言葉の切れが悪い
「危なかったのはあなただけでございます。思い出して下さい。私とレッドレーサーは変身を解除していたのですよ」
「つまり、どういう事や?」
「傍から見たら、地球の平和を守る激走戦隊カーレンジャーのグリーンレーサーが
 チンチンおっ勃てて淫らに喘ぎながら一般市民相手にフェラチオしていた――としか思えないかと」
「なっ……!」
普段からは考えられないブルーの赤裸々な物言いに思わず硬直するグリーン
グリーンの狼狽ぶりが手に取るように分かりブルーはマスクの中でしてやったりな顔をした
「おい2人とも何をしてる!行くぞ!!」
遠くからレッドの怒鳴り声が聞こえる
「はい!でございます」
「ちょっ、待てや!」
ブルーは高らかに応答してレッドの元へ走り出し、グリーンも慌ててその後を追った


ちなみにその後の戦いは、やけに溌剌としたブルーレーサーと
いつものひょうきんさがなりを潜め覇気迫る勢いのグリーンレーサーの活躍によって快勝し
芋長の芋羊羹で巨大化したEEムラムラをRVロボで難なく蹴散らし事なきを得たのだった


334 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:40:47 ID:cZi2JNxA0
以上です
棚の方々、そして支援して下さった方本当に申し訳ありませんでした
ご迷惑をおかけしました
ツタヤで借りて再度見ているのですが、何かムラムラしてしまい書いちゃいました
作品が古い事を差し引いても需要があるのかさっぱりわかりません
恭介はカッコいい、直樹は可愛い、実はアホ可愛いと思います

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

335 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:43:44 ID:cZi2JNxA0
>>334
【名前欄】激走戦隊カーレンジャー 不純異性交遊警笛区間! 10/10
【メール欄】sage

入れ忘れておりました申し訳ありません
以上です。よろしくお願い致します

336 :風と木の名無しさん:2012/12/09(日) 23:59:14 ID:vTXp4Bhs0
すみません、私も規制に引っかかってしまいました。
7までは投稿しましたので、そこから先お願いしたいです。
代行を受けたにもかかわらず、全て投稿することが出来ず申し訳ありません。

337 :風と木の名無しさん:2012/12/10(月) 01:11:38 ID:T1/UPe5Q0
>>319-323
>>332-334
投下して来ました。連投規制に引っ掛かりつつだったので、遅くなりまして申し訳ありません。

338 :319:2012/12/10(月) 09:15:06 ID:LjIQPIaU0
>>337
遅いとかとんでもないです!
お手数おかけしてすみません。
どうもありがとうございました!

339 :>>335:2012/12/10(月) 23:21:43 ID:ZsnVOr0U0
>>336,337
遅れてしまいましたが投下有難うございます
お手数おかけしました

340 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:24:12 ID:5HGilXKw0
失礼します。投下代行をお願いします。

【名前欄】夢の続きは 1/7
【メール欄】sage 
【本文】
洋画半生「印背プション」E蒸す×朝。
64巻の335です。今更ですが続きを投下させて頂きます。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

俺は身じろぎもせずそこにいた。動けなかった。突き付けられた現実を認めたくなかった。
繋がっていた――つまり夢を共有していたのだ。他のどれでもない、あの夢を。
自分の浅はかな考えを呪う。投影の行動がいつもと違うことにもっと疑念を抱くべきだった。
E蒸スはあの夢を見た。見たばかりじゃない、そこにいたのだ。
彼に組み敷かれ、涙を流し、喘ぐ姿はさぞ滑稽に映っただろう。
俺は彼を自分の投影だと思い込んで何もかも打ち明けてしまった。
後悔と自己嫌悪と羞恥に叫び出したくなるのを必死に堪えていると、
再び機械の排気音が聞こえる。
鎮静剤が切れ、瞼を開けるE蒸スと目が合う寸前に俺は身体を横へ向けて顔を隠した。
「……おはよう、ダーリン」
勝ち誇った表情をしているのは見なくてもわかる。いけすかない相手の弱みを握ったのだから。
聞きたいことも言いたいこともあったが、ここで取り乱せば余計奴に付け入る隙を与えてしまう。
俺はただ膝の上に置いた拳をきつく握り締め、ようやく言葉を絞り出した。
「………いつからだ」
「キスする少し前かな」
それを聞いて確信する。俺は彼に弄ばれたのだ。隠していたものを見破り
それを突き付けて俺がオチるのを見て楽しんでいたに違いない。
「何であんな真似をした」
顔を上げないまま低い声でそう尋ねると、身体を起こしたE蒸スは
悪びれもせず淡々と語り始める。

341 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:25:01 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 2/7
【メール欄】sage 
【本文】
「お前が機械に繋がってんのが見えたから、何やってんのか気になってな」
「…それで?」
「そしたらまぁ…あんなことになってて、せっかくだから
ちょっとお邪魔させてもらおうかなと」
予想通りの回答に呆れて笑いが零れる。何でこんな男に見られてしまったんだろう。
マジで最悪だ。
怒りを通り越して半ば自棄になった俺は、昂る感情に少し身体を震わせながら彼の方を見た。
「ハッ、だったらさぞ楽しかっただろ。泣き喚いて、縋り付いて、
恥ずかしげもなく腰振って悦んでる俺の無様な姿は」
「……だったら良かったんだけどな」
「…何?」
意外な言葉を返してきたE蒸スをよく見ると、想像していたような
優越感や満足感を読み取れるような表情をしてはいなかった。
悔しそうな、不満そうな…そんな顔で俺をじっと見つめている。
「お前が他の誰かに抱かれてるのなんて楽しめるわけないだろ」
「他のって……俺を抱いてたのはお前だろ!」
E蒸スの態度に戸惑った俺は思わず声を荒げてしまう。
「お前が俺の気持ちに付け込んで、偽造までして俺を嘲笑ってたんじゃないか!」
「それは違う」
「違わない!」
すっかり取り乱してしまった俺とは対照的に、E蒸スは落ち着いた表情で
ゆっくりと立ち上がる。
さっきまで横たわっていた長椅子から俺の方に歩み寄り、繋がれていたチューブを
片付けながら彼は言う。
「お前は古部のことしか考えてなかった」
「っ……当たり前だ」
「お前には古部しか見えてなかったんだよ…最初から。気付いてたか?
俺は途中から偽造を解いてたのに、お前はそれでも古部の名前を言い続けてた」
「なっ…!?」

342 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:25:56 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 3/7
【メール欄】sage 
【本文】
信じられない事実に言葉を失った。
そんな変化に気付かないほど…いや、気付けないほどに、あの情事に溺れていたなんて。
……俺は一体どこまで情けない男なんだ。
「お前を抱いてたのは古部だ。そして俺は、古部に抱かれるお前を
ずっと見せられてたんだよ」
最高の特等席でな、と付け加えてスーツケースを閉じる。その音に何故か身体がびくついた。
「それでも俺が楽しんでたと思うか?」
「…………」
「お前が泣きじゃくって、叶わない望みをぶちまけて、もっと抱いてもっと壊してなんて
せがんでくるを見ても、俺は何も感じないって?」
E蒸スはそう畳みかけてくる。まるでこっちが責められているようで
居心地が悪くなり、少し目を逸らした。
「…お前が俺に何を感じるっていうんだ。いつも俺をからかって楽しんでるだけだろ」
「確かにそうかもな。でもな、俺はからかって楽しむためだけにわざわざ夢の中に入って
偽造してまで、しかも男を抱いたりはしないぞ」
「……何?」
意味深な口振りと共にE蒸スがスーツケースから顔を上げた。
その表情は寂しさすら感じさせる。
「からかうどころじゃねえよ…アイツに抱き締められた瞬間泣きそうな顔してるお前見たら」
「E蒸ス…?」
「何でアイツなんだって嫉妬しちまって、それどころじゃなかった…」
「…ちょっと待て、お前何を言ってる?」
意味が分からず混乱する俺の肩を、突然E蒸スが掴んで長椅子に押し倒す。
まだ過敏になったままの身体を押さえ付けられて思わず声が漏れた。
「あっ!」
容易く組み伏せられ、カッとなった俺はE蒸スを睨み付ける。

343 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:26:49 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 4/7
【メール欄】sage 
【本文】
だが奴は真剣な眼差しで俺を見下ろしていた。夢の中の古部と同じように。
「こうやって、やっと手に入れたと思ったのに……お前は俺なんか見ちゃいなかった」
「…、E蒸ス…?」
「抱いてたのは俺なのに、お前は違う名前を呼んでた」
こんなバカみてえなことあるか?と、自嘲気味に笑う。
「……俺はお前しか見てないのに」
「!!」
思い詰めたようにE蒸スが口にしたセリフにあの夢がフラッシュバックする。
それは意に反して俺の鼓動を速まらせる。
「なぁ亜ー差ー……俺を見ろよ」
「っ……止めろE蒸ス」
「何でだ。ここじゃ俺は古部になれないからか?」
「そうじゃない…」
俺は詰問されるような視線に耐え切れず顔を背けようとするが、
E蒸スは追求を止めようとはしない。
「…俺が古部じゃないから?」
「違う!…思い出したくないんだ」
「あの夢を?あんなに望んでたのに?」
――俺の夢。俺の潜在意識。虚しいだけの自己満足。醜い感情の爆発。
「望んでない…!あんな……あんな夢…っ!」
「本当か?あんなに、どうしようもないほどに古部と一つになりたかったくせに」
「止めろ…!」
「あんなになるまで……古部のことを―――」
「もういい!!止めてくれ!!」
それ以上の言葉を聞きたくなくて俺は叫んだ。
泣き出しそうになるのを隠すように両手で顔を覆う。
「……あんな夢見なきゃよかった…っ!!」
夢で願望を叶えたところで何の意味もない。余計虚しくなるだけだ。
現実でも一緒にはいられるのだから、それで満足していれば良かったんだ。

344 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:27:51 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 5/7
【メール欄】sage 
【本文】
いつから俺はあんな夢を見てしまうほど、彼に溺れてしまったのだろう。
初めはあの唯一無二の才能に惚れたはずだった。彼女を亡くし苦しんでいる姿を見て、
支えになれたらと確かに思った。でもそれだけだったはずだ。
こんなに古部のことしか考えられなくなるなんて思わなかった。
彼を愛してしまうなんて思ってもみなかった。
どこで道を違えてしまったのか、今となってはもうわからない。
忘れられるなら忘れたい。彼に狂ってしまう前に戻りたい。
「――だったら…あんな夢思い出せなくなるくらいのこと、してやろうか」
そんな俺の思考に割って入るようにE蒸スが口を開く。
「…は…?」
「あんな夢見なくて済むように、こっちでお前を抱いてやるよ」
「なっ…!?」
驚いたのと同時に顔を隠していた手を剥がされ、恐らく涙ぐんでいるであろう目を
じっと見つめられる。そこにはいつものにやけ顔も不遜な態度もない。
初めて見るようなE蒸スの様子に何故か胸の奥がざわめいた。
「嫌だ、止めてなんて懇願もできなくなるくらいめちゃくちゃにしてやる」
「っ……」
掴まれたままの手首を頭上に固定され、さっきよりぐっと顔が近付く。
そんな奴の行動にオスの匂いを感じ、まだ熱を燻らせていた俺の身体は正直に反応した。
「…そうすりゃちょっとはお前の中にいられるか?」
「え?」
「憎しみや恨みでもいい。アイツよりもお前の頭ん中を占拠できるなら、
俺は何度でも…どんなやり方ででもお前を抱くぞ」
そう言ったE蒸スの瞳は本気だった。それで気付いた。
コイツも俺と同じ、叶わぬ想いを抱えていたのだと。

345 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:28:39 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 6/7
【メール欄】sage 
【本文】
E蒸スは俺に、俺は古部に。その想いが報われる時は永遠に来ない。
それでも、相手を求めずにはいられない。どうしようもないのだ。
今になってようやく先程のE蒸スの言い分が理解できた。
考えてみればなんて残酷な仕打ちだろう。
罪悪感と同情と共感が胸に積もり、俺は少し表情を歪める。
それに気付いたE蒸スは、俺の手を解放して慰めるように頭を撫でた。
――コイツはどれくらい悩んできたんだろう。俺みたいに、夢で自分を慰めたりしたんだろうか。
もしそうなら、自分がやっていたことが全く馬鹿げたことでもないのかもしれないと
少し安心できる。そしてそれをコイツと共有してもいいかもしれないとさえ思えた。
だが俺がこの脅迫めいた提案に乗ることはE蒸スにとって苦痛なんじゃないのか?
俺はE蒸スの気持ちに応えられない。それなのに身体だけ重ね合わせるなんて、
余計虚しくて仕方なくなるんじゃないだろうか……今の俺のように。
それでもいいと、コイツは言うのか。報われなくてもいいと。それなら――…
「……なら、やってみろよ」
「!」
「俺の中をお前で満たしてみろ」
俺はE蒸スのシャツの胸元を軽く握り締めてそう答えた。
もっと違う反応が返ってくると思っていたのか、奴は少し驚いているようだった。
「………いいのか?」
「あぁ…ただし優しくなんてするな。慈しむような台詞も吐くな。ただ俺を汚せ」
そう言うと、E蒸スの表情が険しくなる。
「お前――」
「俺には、それがふさわしい」
惨めな俺。愚かな願望。届かない想い。何もかも全部吹き飛ぶくらいに、俺を壊してほしい。

346 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 01:30:41 ID:5HGilXKw0
【名前欄】夢の続きは 7/7
【メール欄】sage 
【本文】
――何だ。結局自分が楽になりたいだけじゃないか。
自己満足のためにとうとう他人まで利用するのか、俺は。
「………忘れさせられるんだろ?」
俺は挑発的な表情を作ってE蒸スを見上げる。目尻から涙が零れたのには
気付いていないふりをした。そんな俺を見てE蒸スは苦しそうに目を閉じたが、
すぐにいつもの飄々とした顔に戻って頷く。
「……お前がそれを望むんならな」
「来いよ」
それ以上目を合わせていられなくなって、俺は自分から相手の首に腕を回した。
抱き締めた身体の感触や温度、香水の匂いも何もかも夢とは違う。
そう。これが現実だ。思い通りになんてならない。思ってた通りにもならない。
知覚するもの全てが俺に思い知らせる。お前の望むものなどここにはない、と。
――それでいい。そうでなければいけないんだ。
「…壊してくれ……今だけ…!」
E蒸スの肩に顔を埋めて縋った。甘えたことを言ってるのはわかってるつもりだ。
それでもアイツは俺をそっと抱き返し、「わかった」と小さく囁いた。

その日以来、俺はあの夢を見るのを止めた。だが本質は何も変わっていない。
夢から現実に場所を変えただけ。E蒸スを巻き込んだ分かえって性質が悪くなったかもしれない。
それでも俺は、あの惨めな自己満足から抜け出せない。例え何度E蒸スに抱かれても。
アイツも満たされない。俺も満たされない。一体何のための行為なのか。
いつかお互いが相手への想いに疲れるまで、この関係は続いていくのだろう。
良い夢か、悪夢か。今でもその答えはわからない。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

347 :風と木の名無しさん:2012/12/14(金) 22:14:32 ID:p4UFcVS20
こちらを利用するのははじめてになります。
レベルが足りないため依頼させていただきます、どうかよろしくお願いします。

【名前欄】「――Shaja?」 1/7 〜 7/7
【メール欄】sage
【本文】 http://morara.kazeki.net/upload/img/090.txt

348 :風と木の名無しさん:2012/12/15(土) 18:42:01 ID:NAZP3l1E0
>>340-346
完了しました。

>>347
連投規制に引っかかってしまったのでどなたか別の方お願いします。


349 :340:2012/12/15(土) 18:53:29 ID:pjl0JsTw0
>>348さま
お手数おかけしました。ありがとうございました!

350 :風と木の名無しさん:2012/12/16(日) 18:15:56 ID:KTLBeaG60
>>347
いってきます

351 :風と木の名無しさん:2012/12/16(日) 18:25:31 ID:KTLBeaG60
>>347
done.

352 :347:2012/12/16(日) 18:39:36 ID:iGlV6nnA0
>>351
代行ありがとうございます。
お手数おかけしました。

353 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 01:55:53 ID:JHBFr7Iw0
忍法帖レベルが足らないため、代行お願い致します。

【名前欄】Hamming sweet days 1/8〜8/8
【メール欄】sage
【本文】http://morara.kazeki.net/upload/img/091.txt

お手数おかけします。よろしくお願いします。

354 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 16:51:00 ID:35f3hUa+0
>>353
行きます

355 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 16:59:50 ID:35f3hUa+0
>>353
完了です

356 :風と木の名無しさん:2012/12/19(水) 17:35:21 ID:JHBFr7Iw0
>>355
とても助かりました。
本当にありがとうございました。

357 :風と木の名無しさん:2012/12/24(月) 16:17:23 ID:5LOtKuZs0
どなたか代行をお願い致します。
前スレの埋めに使っていただけたらと思ってますが、無理でしたら新スレの方でも大丈夫です。

【名前欄】Sixty-Three 1/5
【メール欄】sage 
【本文】
洋画半生「○○七空落ち」七×九。
もし情報を届けにきたのが九さんだったら…という妄想です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「ルームサービスです」
「…頼んでないが」
「細かいこと言いますね。サービスなんだから素直に受ければいいのに」
「……それはすまない」
「入れてくれません?それとも頼んでないから帰れと?」
「あぁ、悪い。入ってくれ」
腰にタオルを巻いただけの男が巻き毛気味の痩せた男を迎え入れたのは、間顔にある
高級ホテルの一室。半分裸の男――○○七の元に現れた眼鏡の男――九は、自分が暮らす
世界とは縁遠い豪華絢爛な客室を隅々まで見渡した。
「……銃が撃てるとこんな暮らしが出来るんですね」
「羨ましいか?」
「いいえ。僕は自分の部屋以外じゃ眠れないので」
「大変だな。飛行機じゃどうしてた?長旅だったろ」
「飛行機で眠るなんてどうかしてる。いつ何が起こるかわからないのに」
九にしては珍しく(と言ってもわかりにくいが)感情的な物言いに気付いた七は思わず頬を緩ませる。
「あぁ…怖いのか」
「違います。出来るだけ地に足を着けていたいんです」
「諜報員の特殊装備担当って仕事は地に足着いてるのか?」
「『出来るだけ』って言ったでしょ」
九は視線も合わせず受け答えをする。かと思うと急に振り向いてじっと七の格好を観察し始めた。
「……もしかして何かしてる途中でした?」
「髭を剃ろうとしてた」
「続けてください。待ちますから」
「悪いな」
七は頷いて洗面所に戻った。折り畳み式の剃刀をゆっくりと肌に滑らせていると、鏡の端に
九の姿が見える。

358 :風と木の名無しさん:2012/12/24(月) 16:19:19 ID:5LOtKuZs0
【名前欄】Sixty-Three 2/5
【メール欄】sage 
【本文】
さっきと同じように立ったままの彼を眺めている内に、ふと疑問が浮かんできた。
「どうしてここにいるんだ?」
「情報を伝えるためです」
「現場担当でもない君がか?」
「いけませんか?」
「君はそういうのを嫌がるタイプだと思ってた」
「…貴方のお陰ですかね」
意味深な言い方をする九に七は眉を上げる。髭剃りを終えて出てきた彼は、
壁に身体を預けながら尋問を始めた。
「ぼくのお陰って?」
「『銃を撃つかどうかの判断はパジャマ姿じゃできない』――そう言いましたよね」
「あぁ」
「だからパジャマを着替えて外に出てみたんです。銃を撃つ人の世界が見てみたくて」
真っ直ぐに七を見つめながら答える九の纏う空気が、前に会った時とは違う気がした。
こういう場所に彼がいるという光景が珍しいからだろうか。
「君にはどう見える?」
「パジャマで紅茶を飲みながら眺めていられる世界の方がずっと良い」
彼らしい答えだ。
少し視線を逸らした九がどこか悔しげに見えて、七は笑みを抑えられなくなる。
「そうか…せっかく着替えたのに無駄だったな」
こんな態度では九の機嫌を損ねるかもしれないと思ったが、彼は気にしていない様子で
すっと歩み寄ってきた。
「……そうでもないですよ」
「ん?」
「貴方のそういう姿を見られただけでも、わざわざ出向いた価値はあった」
九の興味深そうな視線で七は自分の格好を思い出す。そう言えばまだきちんと服を着ていなかった。
「っと…すまない。着替えるよ」
「大丈夫ですよ。そのままで」
「でも…」
「貴方の身体に興味があるんです。そのためにここまで来たと言っても過言じゃない」

359 :風と木の名無しさん:2012/12/24(月) 16:20:29 ID:5LOtKuZs0
【名前欄】Sixty-Three 3/5
【メール欄】sage 
【本文】
気がつくともう目の前に九がいた。その表情から彼の真意を読み取るのは難しい。
「ぼくの身体に?」
「ええ。工厶が言ってました。貴方と寝た女性は皆貴方の虜になってしまうと。
どうしてなのか調べてみたいとずっと思ってた」
九は好奇心を覗かせながら七の身体に手を伸ばす。
彼の目的がはっきりしないせいかわずかに身構えてしまう。
「調べてみたいって?」
「貴方の何がそうさせるのかを知りたい。そして僕も同じようになるのか試してみたいんです」
胸に手を置き、心臓の鼓動を確かめるようにそっと力を込める。七より少し背が低い九が
見上げるようにして彼の目を覗き込んだ。眼鏡に遮られてはいるが、どこか妖艶な輝きを
湛えている。触れてくる掌が想像以上に熱いことに七の胸が少しずつざわつき始めた。
「それはつまり……僕と寝たいと?」
「そういうことになりますね」
「九……本気か?」
「冗談でこんなこと言いませんよ。大して面白くもないし」
確かに、と七は同意を込めて肩を竦めた。
煮え切らない態度に焦れたのか、九がわずかに語気を強める。
「わからないならはっきり言いましょうか?僕は貴方に凄く性的な魅力を感じてるんです。
自分でも驚くくらいに」
「そいつは嬉しいね」
「その貴方と、こんな現実離れした空間に二人きりですよ。いつまで冷静でいられるか」
「……確かに浮き足立ってるようだな。そんなこと考えるなんて」
そう溜息を吐いてみせたものの、七は自分が今彼を諭そうとしているのか
彼に気圧されているのか判別できずにいた。

360 :風と木の名無しさん:2012/12/24(月) 16:22:12 ID:5LOtKuZs0
【名前欄】Sixty-Three 4/5
【メール欄】sage 
【本文】
九がこんなに積極的な一面を持っていたということに内心驚いていたし、
それが自分に向けられるとも思っていなかった。
とにかく予想外な九の行動に彼は戸惑っていた。主導権を握られているようで少し面白くない。
「それは否定できませんね。でも貴方がやってることってこういうことでしょ?
任務中に出会った女性と、その場の雰囲気でベッドを共にする」
「だからって誰とでも寝る訳じゃない」
「……意外と頭固いんですね。まぁ予想はしてたけど」
今度は九が溜息と共に呟いて手を引く。明らかにがっかりされたことに思いの外プライドが
傷付き、七の中の負けず嫌いな部分が頭をもたげ始めた。
「言っておくが、ぼくは君のためを思って――」
「自信がないんですか?ひょっとして」
「……何?」
「こんなもんかって思われるのが怖い?」
薄く笑みを浮かべながら九は言う。こんな子供じみた挑発には乗るまいと平静を装う
七だったが、性分なのか一度火が着いてしまうとなかなか抑えが利かなくなってくる。
同時に、このやけに自信家な特殊装備担当の鼻っ柱を折ってやりたい衝動にも駆られてきた。
知識は七よりも豊富なようだが、経験ではこちらに分があることを身をもって
思い知らせてやりたい。彼に敵わないことを認めさせてやれたら気分が良さそうだ。
彼は同じように笑い返し、逆に九の腕を掴んで身を翻す。一瞬で相手を壁に縫い止めると、
ぐっと顔を寄せて囁いた。
「――あぁ怖いね。君を泣き喚かせて、止めておけばよかったと後悔させるんじゃないかって」

361 :風と木の名無しさん:2012/12/24(月) 16:23:45 ID:5LOtKuZs0
【名前欄】Sixty-Three 5/5
【メール欄】sage 
【本文】
突然立場が逆転して少し驚いたようだったが、それを待っていたと言いたげに九が目を細めて
微笑む。期待と興奮が滲んだその表情には今までに見たことのない色気が漂っていた。
「……そのくらいじゃないと困る。僕を貴方に夢中にさせてくれないと」
出来るんでしょう?と誘ってくる九を拒むべき理由を頭から押し退け、
その生意気な言葉を紡ぐ唇を塞いでやる。
彼はそれを当然のように受け止めるどころか、両手で七の頭を自分の方に引き寄せた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
この後はご想像におまかせしますw
代行者さまどうもありがとうございました。


以上です。よろしくお願いします。

362 :風と木の名無しさん:2012/12/25(火) 13:36:15 ID:pyZa2hew0
すいません、>>357-361行こうとしたんですが、難航してるんで、どなたかバトンタッチお願いします。

1/5だけ、前スレに投下しました。
2/5を新スレに誤爆してしまいました。
2/5から引き続き、前スレにお願いします。

却ってややこしいことをしてしまって申し訳ない。

363 :風と木の名無しさん:2012/12/25(火) 18:36:29 ID:Te+NrjPY0
>>362
投下しましたー

364 :362:2012/12/25(火) 19:38:08 ID:pyZa2hew0
>>363
ありがとうございました!

365 :357:2012/12/25(火) 19:51:42 ID:5+7wfM/M0
>>362-363

お世話になりました。ありがとうございました!

366 :風と木の名無しさん:2013/01/06(日) 12:06:10 ID:4z/kD0VU0
ものの見事に連投規制にかかったので、どなたか代行をお願いいたします・・。

【名前欄】ある食事風景 14/16
【メール欄】sage
【本文】
「だ、だめ、そんなもん挿れられたら、ぼく、しんじゃ……」
弱々しい抵抗の声を聞き入れることなく、交接器が一気に捻じ込まれる。
「ひぅぎイィッ!」
交接器は性急な動きでピストン運動を繰り返し、そのたび富手夫は小さな絶頂を何度も迎えることになった。
触腕たちも富手夫を悦ばそうと、勝手知ったるその身体を隅々まで蹂躙していく。
「あ、あ、あッ……もう、いッ……」
富手夫に一等大きな快楽の波が押し寄せたとき、クトゥルーもその中に己が体液を注ぎ込んだのだった。

367 :風と木の名無しさん:2013/01/06(日) 12:06:48 ID:4z/kD0VU0
【名前欄】ある食事風景 15/16
【メール欄】sage
【本文】
「……僕が怒ってるの、わかるよな? クトゥルー」
柔らかい藻のベッドに身を預けながら、富手夫が凍りつくような眼差しでクトゥルーを見遣った。
「僕は今までに二度、お前に犯り殺されてる。
 事故ってことにしてやってるけどな、生き返らせりゃいいってもんじゃないんだ。
 死ぬってのはあんまり気分のいいことじゃないんだからな」
クトゥルーは頭を垂れながら、数本の触腕で床に「の」の字を書いている。
反省はしているようだが、これが一度二度のことであれば富手夫もそう怒るまい。
「お前が同じことを繰り返すつもりなら、僕はもう我慢できない。出て行く」
富手夫はそう言うと、ふらふらとベッドから立ち上がった。
覚束ない足取りで歩きだそうとしたのを、クトゥルーが慌てた様子で触腕を伸ばして制止する。

368 :風と木の名無しさん:2013/01/06(日) 12:07:13 ID:4z/kD0VU0
【名前欄】ある食事風景 16/16
【メール欄】sage
【本文】
ただ触れていいのか判断がつかないのか、触腕は富手夫の周囲30センチメートルくらいのところを
所在無げにうねうねと彷徨っていた。
まるでいたずらした子犬のようだ。見かけは、かなり違っているものの。
そんな旧支配者の情けない姿を見て、いくらか溜飲が下がったようだ。
富手夫はわざとらしく溜息をひとつ吐くと、鋭い眼光でクトゥルーを睨みつけた。
「……アオミノウミウシ獲ってきたら、赦してやらないこともない」
ほとんど赦しに近い言葉を得て、クトゥルーはその円らな瞳を富手夫に向ける。
富手夫が少しだけ表情を和らげたのを認めると、触腕を富手夫に巻きつけ、大事そうに抱きかかえた。
そしてその身を抱いたまま玉座に横たわり、愛しげに眼を細めたのだった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

増エロよクトゥルフもの!

369 :風と木の名無しさん:2013/01/06(日) 12:12:04 ID:4z/kD0VU0
以上です。
大変お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

370 :風と木の名無しさん:2013/01/06(日) 12:33:06 ID:4z/kD0VU0
>>366-368
すみません。書き込めました。
スレ汚し失礼いたしました。

371 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:47:52 ID:vNRMoeV60
失礼します。規制のため投下代行をお願いします。

【名前欄】元分析官の災難(後編) 1/9
【メール欄】sage 
【本文】
半生注意。洋画「三ッツョン淫ポッツブル:幽霊プ口卜コル」部ラン卜受け。 
本番はないですが、イ一サソ×部ラン卜でお口とお触りあります。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

その時、どこからか携帯のアラームのような音が聞こえてきた。僕のは電源を切ってあるから、
多分彼のだろう。だが彼はその音を認識した途端に血相を変えてベッドから飛び降りた。
「っ…?」
突然の変化に戸惑いつつもどうにか様子を窺ってみる。彼は携帯端末を取り出して
何か操作していたけど、上手くいかなかったのか「くそっ!」と吐き捨てて部屋を
出て行ってしまった。
「…へ……?」
あっという間に一人残されてしまった僕は呆然と固まるしかなかった。
まるでついさっきまで夢を見てたみたいだ。とりあえず胸をはだけて下半身を
しっかり反応させてるのは一旦置いといて、ぼんやりと頭を回転させてみる。
――何があったんだろう…あの慌て様はただごとじゃなさそうだぞ。
まさか、バレた…!?
「ぅ、く…っ!!」
すぐにその考えが頭に浮かび、もう居ても立ってもいられなくなってくる。
何で僕はこんなところで寝転がってるんだ!彼を足止めするのが僕の役目のはずだろう?
早く後を追わないと!
でもそんな気持ちだけで急に動けるようになるはずもなく、ギリギリまで追い詰められた熱が
あっさりと引くわけもなく。弛緩しきった身体は全然言うことを聞かないし、
やっとの思いで寝返りを打ってみたらその刺激だけで下が爆発しそうになった。

372 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:49:18 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 2/9
【メール欄】sage 
【本文】
これでも一応エージェントだ。現場に自分の身元を割り出されるようなものを残すなんて
バカな真似だけはしないぞ。血液ならまだしも、精液なんて…ホント冗談抜きであり得ないって…!!
「っ――…っはぁ、ぅあ…!」
どうしよう……このままじゃ本当に身動きが取れない。
ひとまず下半身の問題をどうにかしないことには……でもこのベッドのシーツに出したら
後始末が大変だし、第一そんなことしてる時間がない。
「……んぐっ!…っ、ふっ…!」
とりあえず僕はうっかり出してしまわないように自分のモノの根元をキツく握り締めた。
思わず声を漏らしてしまい、ゆっくりと息を吐きながら震えた身体を落ち着かせる。
でもそれがマズかった。
「ぁっ…あ、駄目、だ……ヤバいっ…」
自分で直接触れたことで、限界だった身体が熱を解放しようと勝手に手を動かしてしまう。
止めたいのに止められない。さっきとはまた違う意味で身体が言うことを聞かなくて、
焦れば焦るほど追い詰められていく。
「はぁっ、はぁっ、うぅ…っ!!」
――もう出したい。楽になりたい。
――いや、駄目だ!絶対に何も残すんじゃない!
どうする?どうすればいい?っていうかどうにかなるのかコレ…?
(あぁもう…マジで誰か助けて…!!)
「…っ、っっ!ん――…」
腰の辺りにジンジンとした疼きが集まってきて、背筋を走る快感が遂に脳天に達しようとした時だった。
「部ラン卜!!」
「っっ!?」
思いがけない声と共に誰かが部屋に駆け込んでくる。その人物はあられもない僕の姿を見て
目を丸くしたけど、すぐに視線を逸らしてくれた。
「…大丈夫か?」
「……イ一、サソ…?」

373 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:50:33 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 3/9
【メール欄】sage 
【本文】
――何でここにイ一サソがいるんだ?侵入がバレたんじゃなかったのか?
それにミッションは?他の皆は?
混乱した頭の中には疑問ばかりが浮かんでくる。お陰で自分の格好を思い出すのに
時間がかかったけど、思い出したところで余計にパニックになるだけだった。
「……あ…これは…っその」
「心配するな。大体事情はわかる」
「…え?」
「薬を盛られたんだろう?僕も同じ目に遭いかけたことがあるんだ」
駆け寄ってきたイ一サソは僕を慰めるように笑いかけてくれた。でも今の僕にはそれさえも
興奮の糧になってしまって、まるで欲情してるような目で彼を見つめ返してしまう。
「…部ラン卜?」
「は…っ、イ一サ……僕、もぅ…!」
僕の様子にイ一サソが戸惑ってるのがわかった。いくらおかしくなってるとはいえ、
チームメイトに色目を使っている事実に死にたくなるくらいの自己嫌悪を覚える。
――こんなはずじゃなかった。こんな姿見られたくなかった。
あまりにも情けなさ過ぎる自分の現状に、とうとう溜まっていた涙が零れ落ちる。
それさえも耐え難くてぎゅっと目を瞑った。
「…う……っ見ないで、くれ………お願いだ…っ!」
最悪だ。それ以外の言葉が見つからないくらい最悪だ。
できることなら今すぐここから消えたい…
「……部ラン卜。君が辛いなら、今から起こることは忘れるんだ。僕も無かったことにする」
「………?」
「こんなことするのは初めてだけど、応急処置だからな。頼むから蹴飛ばすなよ」
急に妙なことを言い出した彼の行動を視界の端で追いかける。イ一サソは一旦身を離して
僕の足元に回ると、閉じている脚の間に手を滑り込ませた。

374 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:51:46 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 4/9
【メール欄】sage 
【本文】
「え、な…?」
「…っすまない!」
「――――っっ!!?」
一言謝って、イ一サソが僕のモノを口に含んだ。まさかそんなという驚きと
待ち侘びた刺激が一度に襲い掛かってきて息が止まってしまう。
どけられた手で思わずイ一サソの頭を掴むと、そこからどうしようもなくて
つい髪をぐしゃぐしゃにしてしまった。
「っは、ウソ、っだ…そんなっこと…っあ!」
「ん…っ!」
彼は容赦なく頭を動かして僕を絶頂へと導く。イ一サソへの罪悪感が凄くあったけど、
もうとっくに限界を超えてたこともあってだんだん快感以外のことが何もわからなくなっていく。
このままじゃイ一サソの口の中に――そう思った瞬間ゾクンと全身が震えた。
「だめ、ぁ、あ、あ―――っひ、うぅっ!!!」
「――っ!!」
遂に僕は身体中を巡っていた熱を思いっきり吐き出した。ずっと我慢してた分いつもより
強烈な開放感に脳を揺らされて、半分くらい意識が飛んでたと思う。
しばらくして頭を上げたイ一サソは少し顔を顰めていた。
「は………あ、わ、イ一サソ……まさか…飲んだ、のか?」
「っ…気にするな。それより、少しは楽になったか?」
確かに身体は楽になったけど頭の中は余計苦しかった。
信じられない。信じたくない。受け止められない。僕は彼になんてことを…!!
一体イ一サソにどれだけ迷惑をかければ気が済むんだ?
こんなんじゃ、僕は彼のチームにいる資格なんてない…!
「………本当に…すまない……」
もう顔も上げられなくて、俯いたままそれだけをやっと呟いた。もう死にたい。
もそもそと衣服を整える間僕も彼もずっと黙っていたけど、ふとイ一サソが口を開く。

375 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:53:04 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 5/9
【メール欄】sage 
【本文】
「…これは僕の責任でもある」
「……え?」
「君にターゲットの足止めをさせたのは僕だ。こうなることは予測できたはずなのに、
君を行かせた。僕のせいだ」
「そんな、君が謝ることじゃ…」
「君を失いたくないんだ。もう誰も失いたくない」
イ一サソは何かを思い出したように苦しそうな顔をしていた。
思えば、彼は何人も仲間を失っていたんだ。愛する人を奪われたことも、失くしかけたことも――
その中に僕も入ってるっていうことは正直嬉しかった。でも僕の中の罪悪感はそう簡単には
消えそうにない。僕はぎこちなく笑い返して首を振った。
「……僕にそんな価値はないと思うよ」
「それはこっちが決めることだ。さぁ、そろそろここを離れよう」
イ一サソは軽く微笑んでそう促す。僕は頷いて放りやられていたスーツの上着を掴み、
豪華な客室から足早に走り去った。

屋敷を出る道中で、ターゲットが飛び出していったのは会社のサーバーがハッキングを
受けたという偽の警報をベンヅーが送ったからということと任務は無事成功してヅェーソと
ベンヅ一は既に脱出していること、そしてなぜか連絡がつかない僕を心配して
イ一サソが救出に来たということを聞かされた。
用意されていた車に飛び乗ると、イ一サソが急発進させて敷地から飛び出す。
ターゲットの部下達が後を追ってくる気配もなさそうなことを確信すると、
緊張感から解放されてほっと溜息が漏れた。
「はぁ……もう大丈夫だよな…」
「あぁ。任務完了だ」
「二人とはどこかで落ち合うのか?」
「明日午前10時に空港で合流することになってる」

376 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:54:05 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 6/9
【メール欄】sage 
【本文】
「そうか…良かった……それじゃあ、僕をどこかその辺の…ホテルにでも下ろしてくれ」
「何でだ?このまま隠れ家まで戻ればいい」
「…それは…」
その先を言えない僕は居心地悪く身を縮こまらせる。
だって言えるわけないじゃないか!
実は飲まされた薬の効果が切れてなくて、さっきからまた身体が疼いてきてるなんて…!
安心して気が緩んだせいか、さっきより歯止めが利かないような…
「っ……疲れたから…横に、なりたくて…」
「…どうした?」
「ふっ…ぅ……何でも、ない…っよ…」
喋るだけで全身がゾクゾクする。身体が熱くて身動きが取れない。
頭もクラクラしてきて、気付いた時にはすっかり息が上がっていた。
「何でもない、からっ……早、く…下ろして…っ」
「部ラン卜?もしかしてさっきの薬か?」
「はぁっ…早くっ……もう、ヤバいっ…!」
僕は下半身をぎゅっと押さえつけてどうにか堪えようとした。また硬くなってるのが
わかって、それが余計に僕を煽ってしまう。
そんな僕の様子を心配しながらイ一サソは何かを探すように車を走らせる。
運悪くその辺には宿泊施設がほとんどなくて、仕方なく偶然目についた立体駐車場に入った。
夜遅いこともあって人気が少ないのは幸いだった。中でも人目につかなそうなエリアに
車を止めてイ一サソが運転席を出る。そして助手席のドアを開けると再び僕の身体に
手を伸ばした。
「っ、だめだ!」
僕は身を捩ってその手を避けた。またさっきみたいなことをイ一サソに
させるわけにはいかない。
「自分で…どうにか、するから…っ」
「いいから。そのままじゃ辛いだろ?」

377 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:55:17 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 7/9
【メール欄】sage 
【本文】
「だって…!君に、二度もっ…そんな真似させられない…っ!!」
「部ラン卜」
「っ…!」
急に顔を引き寄せられてがっちり視線がぶつかる。宥めるような柔らかい表情で
イ一サソが僕を見つめていた。
「僕がそうしたいんだ。君が気に病むことはない」
「え…」
「妻の件のせいで君を長く苦しませた。これはその罪滅ぼしだと思ってくれ」
その言葉の後に、イ一サソが僕の額に軽くキスをした。
(なっ…!!?)
ビックリして一瞬固まった隙にイ一サソの手が中に入ってくる。立ち上がっていたそれを
ゆっくりと撫でるように上下に扱かれて、僕はもうそれ以上の抵抗ができなかった。
「ぅあっ!は、ぁっ、んんぅ…!」
それでも最後の意地のつもりで両手で口を塞ぐ。そうでもしないとみっともなく
声を上げてイッてしまいそうで、恥ずかしくて堪らなかった。
「っ、ん!―――っっ!!」
…と思ったそばから呆気なくまた射精してしまう。でも今度は全然熱が引かなくて、
かえって身体中が敏感になってしまったような感じがした。
自分で声を抑えてることに陶酔する。イ一サソが僕を心配そうに見てることに背筋が震える。
こんな薄暗いところに二人きりでいるということにまで興奮してしまう。
ここまで快楽に溺れたことがない僕は、このまま元に戻れなくなるんじゃないかと
不意に怖くなった。
「……っはあっ!!っあ、あ、ぅっ…!!」
「大丈夫だ…落ち着け部ラン卜。ゆっくり息をするんだ」
「イ…サソ、っ、助けて…くれっ、もう……苦しい…っ!!」
「あぁ、助けてやる。僕を信じろ」
「ぅんっ…!んっ……ぁ!は、っあぁ、またっ…!!」

378 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:56:20 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 8/9
【メール欄】sage 
【本文】
せり上がるような快感に僕は悲鳴を上げて彼にしがみ付く。そんな僕をイ一サソは
優しく抱き止めてくれた。イ一サソの声や体温をすぐそばに感じていると、不安や恐怖が
和らいでいくような気がして安心できる。完全に薬の成分が抜けるまでは少し時間が
かかったけど、身体が落ち着く頃には何だか心のモヤモヤまですっかり晴れたような
気分だった。
「……酷いところを見せちゃったな…」
「仕方ないさ。あまり気にするな」
「そう言ってもらえると助かるよ……本当に君には迷惑かけてばかりだ」
今回の任務のために用意した隠れ家に戻る車中で僕は溜息をついた。
「部ラン卜…もうこの話は終わりにしないか?僕にも落ち度はあったんだし」
「そうは言われても、あんなことしてもらったらやっぱり意識するよ」
「あれは応急処置だ。傷の手当てをしてもらったのと同じさ」
そう思えば気が楽になるだろ?とイ一サソが笑いかける。つられて僕も思わず笑ってしまった。
――やっぱりイ一サソには敵わない。僕はまだまだ修行が足りないな。
「…それじゃあ、君が同じ目に遭った時は僕が手当てをするよ」
「それは頼もしいな」
「……なぁイ一サソ」
「何だ?」
「僕は、君のチームにいていいんだよな…?」
どうしても聞いておきたかった。
例の件の真相を聞かされた時、僕は心の底からほっとした。それこそへたり込んでしまうほどに。
でも彼への負い目はしばらく僕の中から消えなくて、まだどこか信頼されてないし、
僕もできてないんじゃないかという疑念があった。

379 :風と木の名無しさん:2013/01/12(土) 22:57:30 ID:vNRMoeV60
【名前欄】元分析官の災難(後編) 9/9
【メール欄】sage 
【本文】
「君はもう大事なチームの一員だ。これからも一緒にいてほしいと思ってるよ」
そう答えてくれた彼の言葉と眼差しは、そんな思いを全部かき消してくれるように眩しかった。
「…ありがとう」
嬉しすぎて泣けてきそうだ。これでまた一歩踏み出せたような気がする。
今回のミッションは本当に災難続きだった。まさかあんな冗談が現実になるなんて
思ってもなかったけど、お陰でイ一サソとの関係が良い方に転がったみたいだし、
結果オーライってことにしてもいいかな。
「あー…さっきのことベンヅ一が知ったら絶対からかうよな」
「それなんだが、実は通信を切ってなくて…」
「え!?」
「ハハッ。冗談だよ」
「……やめてくれよ…心臓に悪い…」
本気で胸を撫で下ろす僕を見てイ一サソが面白がっているのがわかる。
こうして他愛ないやりとりができることに喜びを感じている自分が何だかおかしかった。
でもしばらくは、迂闊に冗談を言わないように気をつけよう…

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
時間かかった割にはパッとしなかったかもしれませんが、楽しんでいただけると嬉しいです。
感想くださった方、支援者さま、代行者さま、どうもありがとうございました!


以上です。長いですがよろしくお願いします。

380 :風と木の名無しさん:2013/01/15(火) 09:03:04 ID:u/4NnOAE0
>>371
3まで投稿したのですが、連投規制に引っ掛かってしまいました。
どなたか4からお願いいたします。
ややこしくしてしまって申し訳ありません。

381 :風と木の名無しさん:2013/01/15(火) 09:25:02 ID:+YxG/3jA0
>>380
続きいきましたが、やはり3回で規制…orz
どなたか、7からお願いします。

382 :風と木の名無しさん:2013/01/15(火) 09:36:26 ID:u/4NnOAE0
>>381
ありがとうございます。
先程また続きいきましたが、8まで投下してまた引っ掛かってしまいました。
どなたか9の投稿をよろしくお願いいたします。

383 :風と木の名無しさん:2013/01/15(火) 12:02:40 ID:+YxG/3jA0
>>382
投下完了です。

384 :379:2013/01/15(火) 12:50:18 ID:z8AHWNJE0
>>380-383
大変お手数をお掛けしたようで申し訳ありません。
どうもありがとうございました!

385 :風と木の名無しさん:2013/01/31(木) 21:29:43 ID:tScIbeuo0
【名前欄】キシの性 1/8-8/8
【メール欄】sage
【本文】 http://morara.kazeki.net/upload/img/095.txt

どなたか代行をお願い出来ますでしょうか。
お手数おかけしますが宜しくお願いします。

386 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 06:12:29 ID:x1US5q3w0
「nameless」投稿中だったものです。
385の方の合間にと思っていたのですが、見事に規制に引っ掛かってしまいました。
ややこしくしてしまって済みません。
申し訳ありませんがどなたか代行をお願いいたします。
予定通りの前半6/12まで投稿します。

【名前欄】nameless 3/12
【メール欄】sage
【本文】
長く息をつく気配がした。
うつむいたまま、「あんたは本当に毒蛇みたいだ」ぼんやりとした声で彼が言った。
やはり酔っているのか、勢いなのか、自棄なのか?
ゆっくりと彼は顔を上げた。とろんとした目が見上げている。
「毒が回る」
ゆらりと彼の身体が前に崩れ、思わず抱きかかえていた。
[っ……」俺はぐい、と身体を押し返す。
「……悪い」彼は緩慢な動作で座り直そうとしている。
だが、俺の中に残された熱は消えそうになかった。
手に残った彼の体の感触が、キスの熱が。

こんなたわいないことで火がついてしまうものなのか?
俺は自分の行動を怪しんだ。まるで別人のように体は行動を続けていく。
俺も確かに酒が入ってはいた。かといって酔っているというほどではなかったはずだ。
量も、体調も。
だが、確かに理性を狂わせる何かが……
激しく唇を合わせながら、俺は彼の腕を掴んで引きずっていき、体をベッドへ押し付けていた。
貪るように舌を絡めると、柔らかな舌の感触が心地いい。
歯列をなぞり、舌先で口内を辿り、反応のあった部分を執拗に追い詰めていく。
息は激しくなる。
時折、切ないような彼の吐息が漏れるのを聞きながら、俺は引き返せない自分に少しの焦りを覚えている。
頭の上で押さえた彼の右腕は、抵抗の感触を残しながらもそれ以上の力は見せないように思えた。
そのまま強引に彼のシャツをたくし上げる。
「――!」
胸をあらわにする動きを止めようとしたのか、彼は自由の利く片腕で俺の肩を掴むが、やはり力は弱い。
毒だと言われた。
押し倒されたまま深いキスを受け、満足な抵抗もできない彼は、今も毒に侵されているというのだろうか。
では、俺は?何故止まろうとしないんだろう。
両の腕の抵抗を抑えながらシャツを頭上にまでずらし、拘束するように引っかけた。
一つにまとまった腕に用心しながら、あらわになった胸を、腹筋の起伏を撫でまわしていく。

387 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 06:19:31 ID:x1US5q3w0
【名前欄】nameless 4/12
【メール欄】sage
【本文】
かすかに漂う粉っぽい甘い香りは日焼け止めのものだろうか。
今までになく間近の視界では、白い肌にかすかなそばかすや傷跡、打撲の跡が目につく。
それでも見なれた肌はやはり驚くほどに白く、筋肉の十分ついた胸板はそれでいて柔らかい。
喉の奥からくぐもった低い呻きが伝わり、俺は唇をようやく離した。
「……ふ、ぁ……っ」籠る快感の響き。
酔いのせいでもあろうが、ただこれだけでも、耐えきれずに甘い声を漏らすほど敏感な体を今まで持て余していたのか。
愛されて抱かれたいと、果たされない想いを抱えて?
止まるどころか、存分に可愛がってやりたいという思いが浮かんだ。
抜けるように白い肌同様に色素の薄いピンク色の乳首を指先で軽くいじってやる。
身体がびくりと震え、ぎゅ、と目を閉じ唇を噛んで耐えているのがわかる。
指を止めずにもう片方をゆっくりと吸うと、たわいなく鳴き声が上がる。
「……あぁ……」
良い声だった。
もっと鳴かせたくなった。
尖らせた舌で、つんと固くなった突起の先端を何度も弾くようになぞっていくと、彼は身を強張らせて息を弾ませた。
声を抑えようとしている。もっと追いつめたい。
もう一方を指で弾き、時折つまんで捏ねるように刺激を与える。
合わせるように、唇で挟み込んでねっとりと舌で包むようにしゃぶる。
「はぁあ……っ」
耐えきれずに上がった声を恥じるように眉間に皺を寄せて頭を振る彼の姿。
セットの崩れた赤い髪が乱れる。
構わずに愛撫をつづけた。
どんなに声を抑えても、激しくなった呼吸に快感の陰は消えない。
哀れな生贄をいたぶる様な気持ちが止められない。
俺はエスカレートしていく行動を自覚しながらも、彼の下肢へ手を伸ばす。
ウェアのウエストを引き下げようとするとさすがに抵抗が強くなる。腕を抑える力を強めて布の上から彼の熱を探った。
既に高まっていることは分かっていた。
上からさするようにすれば、びくんと体が跳ねて明らかな反応が返る。
「……っ……」
上がりそうになる声を耐えるのに比して抵抗は緩み、俺は素早く衣服を引き下げ、緩く震えるものを探って手の中に包んだ。
熱い。

388 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 06:25:56 ID:x1US5q3w0
【名前欄】nameless 5/12
【メール欄】sage
【本文】
「な……!」
さすがに驚きの声が上がったが、それは、みるみるうちに俺の手の中で熱と質量を増していった。
ほの白く、血の色を透かして薄赤い、明らかな快感の表れ。
彼は自らの腕に口元を押し付けて耐えているようだった。
確実に固くなっていくそれを、俺は手で柔らかくさすっていく。
抑えられた口元からの激しい息遣いの中に小さいうめき声が混じり、彼は体を震わせる。
面白くなくて俺は彼の腕の拘束を解いた。
直ぐに声を抑えようとするのを許さず両腕をベッドへ押し付けると、振り払う気配も見せず彼はただシーツに指を食いこませた。
「は…ぁ…あ…」
漏れた吐息は確かな快感の響きだった。

跡の残りやすい体だ。
白すぎる肌は誰よりもはっきりと肉体のダメージを露呈する。
誰もが傷つき打撲を負っているとわかり切っていても、彼だけが特に目を引くのはそのせいだ。
胸元へ吸い付いた跡が、思っていたよりも鮮やかな色に変わっていくのを見て俺は少しためらった。
明らかにキスマークとわかるものを残すわけにはいかない。
今、彼の白い裸身は行為の熱によって上気し、色を変えつつあった。
息を荒げ血を滾らせる試合で見られる姿とは似たようでいてまた違う。
頬は紅潮して表情は艶を帯びて。
俺の行為で変わっていく姿に……魅せられるような思いだった。
できるものなら、全身へ激しくキスして、噛みついて、感覚の上にもその体の上にもおびただしい俺の跡をつけてしまいたくなった。
何故か、そう思っていた。
だが。
思えばずっと、彼の目は閉じられていた。
気に入らなかった。
おかしいと、うっすらと気付いてはいた。
あれほどまでに荒れていた彼が、強く抗うことなく、愛撫に応えていった理由。
おそらくは、俺の愛撫に想う男を重ねて……


389 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 06:31:52 ID:x1US5q3w0
【名前欄】nameless 6/12
【メール欄】sage
【本文】
激しい息遣いも、どんどん甘くなっていく声も、震える体も、その閉じた目の中では違う男のためのものなのか。
気にするつもりはなかった。
叶わない相手に恋をして抱かれたいと思っている、それが彼だ。その相手はもちろん、俺じゃない。
最初からわかり切っていることじゃないかと理性が言う。
何もかもわかったうえで、それでいて行為を止められない自分ではないか?
だが、気に入らなかった。
すでに薄ピンク色に染まった白い体はどこまでも正直で、その色は俺が着けた色なのに。
誰を想っていようと、その色は俺のものだ。

「お前の体は正直だな」
身を離し、考えるよりも先に声が出ていた。
下で彼の体がびくりと震えた。
とろけていた表情が眉を寄せ、辛そうな姿を作る。
やはり……俺の存在をその意識の下から閉め出していたのか?
もっと聞かせてやる。思い描きたい男の声ではないものを。
「全身赤くなって、気持ちいいんだな?そこらじゅう触られて、感じて、お前はずいぶん敏感だ」
「っ……」息を詰め、より苦しげに目を閉じている。
俺は厚い胸板に手を滑らせる。
「随分もったいない。こんないい体に触れないまま、知らずにいるのは」
「やめろ……」身じろぎして、胸に置いた俺の手を弱弱しくつかむ。
まだ目は閉じたままだ。
夢を壊された今、俺は望まない行為を押し付ける邪魔者というわけか?
それとも、ただ黙って代替物になれと?
だめだ。解放してやれない。


[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!

明日深夜にでも再トライします。
かなり連投規制がシビアのようなので再度代行スレのお世話になるかもしれません。
お世話をおかけします、ありがとうございました。

390 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 14:20:38 ID:hxfYgYqE0
>>386
こっちの作品から投下代行しますよー
自分も3レスで引っかかるので、続きはどなたかお願いします!


391 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 14:30:20 ID:pNL5FIiY0
代行かぶっちゃった!申し訳ない
続き投下できるかやってみるよ

392 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 14:34:38 ID:pNL5FIiY0
>>386 >>390
6/12投下代行しました。3/12がダブる事態になってしまって申し訳ないです

393 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 14:45:08 ID:hxfYgYqE0
>>392
乙です!
382もぼちぼち代行するので、リロードしつつ他の方もよろしくお願いします。

394 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 15:41:57 ID:zvWF2tmI0
>>382 >>393
4/4代行しました。

395 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 15:56:07 ID:hxfYgYqE0
>>394
乙です!
3レス以降に無理すると、BL載っちゃうのね。皆様も気を付けてねー

396 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 17:42:37 ID:8KZNyeV+0
【名前欄】睦月のたのしみ前編 1-7/7
【メール欄】sage
【本文】http://morara.kazeki.net/upload/img/096.txthttp://morara.kazeki.net/upload/img/096.txt

規制厳しいですね…代行お願いいたします

397 :風と木の名無しさん:2013/02/03(日) 17:49:03 ID:chCPDqwY0
なぜかURLを二度コピーしてしまいました
正しくはhttp://morara.kazeki.net/upload/img/096.txtです
不手際ですみません

398 :風と木の名無しさん:2013/02/04(月) 02:52:58 ID:ibGgj6ds0
アクセス規制のため、半分で投稿不可能になるというなんともアホなことに…
お手数ですが、投下代行お願いいたします。
【名前欄】はごろも3/4
【メール欄】sage
【本文】

こんな時に限って神は怒濤のようにいたずらを仕掛けてくる。
同チームでツートップ。必殺技以外のシュートは得点が無効というルールを引っさげ、ミニゲームは幕を開けた。

点を取ったらその時点でゲームセット。極めてシンプルなルールのもとでは、展開はしばしば熾烈を極める。
特に、常に目を引く活躍を見せる者には人海戦術といえばいいのか、マークがきつい。
なかなかゴールへの道筋が書けない。意思疎通がストレスなくできるフォワードがいれば、と現実逃避が頭をよぎった頃。

「白竜!こっちだ」

停滞を剣が切り裂いたかのようだった。頭はからだよりも鈍かった。
戸惑いながらの蹴りをあらわすかのように勢いを持たずに浮いたボールはそれでも目的地へと着いた。
「おまえも上がれ!」
あまりにも予想しなかった展開に、周囲も頭が置いてけぼりを喰らったようであった。
いつも反目していた「あのふたり」が。
共鳴している。同じ次元で、同じ世界を共有していた。
今、この瞬間同じものを見、同じものを考えている。この瞬間、だけ。
翼が生えるとはこんな気分なのだろうか。自由に空を飛ぶとはこんな心地だろうか。
地を蹴ったのは同時だった。
白・黒。ふたつの渦が回転し、激しく周囲を巻き込んでゆく。
空に残っていた雲すら吹き飛ばせるのではと思った。

ゴールネットが揺れた瞬間、自分が地に戻った事を知った。
一瞬襲う絶望。そしてそれを踏襲する歓喜。
普段は競争相手としてしか互いを見ていなかったチームメイトが駆け寄ってくる。
一番、反応を見たい相手を探した。


399 :風と木の名無しさん:2013/02/04(月) 02:54:00 ID:ibGgj6ds0
アクセス規制のため、半分で投稿不可能になるというなんともアホなことに…
お手数ですが、投下代行お願いいたします。
【名前欄】はごろも3/4
【メール欄】sage
【本文】

こんな時に限って神は怒濤のようにいたずらを仕掛けてくる。
同チームでツートップ。必殺技以外のシュートは得点が無効というルールを引っさげ、ミニゲームは幕を開けた。

点を取ったらその時点でゲームセット。極めてシンプルなルールのもとでは、展開はしばしば熾烈を極める。
特に、常に目を引く活躍を見せる者には人海戦術といえばいいのか、マークがきつい。
なかなかゴールへの道筋が書けない。意思疎通がストレスなくできるフォワードがいれば、と現実逃避が頭をよぎった頃。

「白竜!こっちだ」

停滞を剣が切り裂いたかのようだった。頭はからだよりも鈍かった。
戸惑いながらの蹴りをあらわすかのように勢いを持たずに浮いたボールはそれでも目的地へと着いた。
「おまえも上がれ!」
あまりにも予想しなかった展開に、周囲も頭が置いてけぼりを喰らったようであった。
いつも反目していた「あのふたり」が。
共鳴している。同じ次元で、同じ世界を共有していた。
今、この瞬間同じものを見、同じものを考えている。この瞬間、だけ。
翼が生えるとはこんな気分なのだろうか。自由に空を飛ぶとはこんな心地だろうか。
地を蹴ったのは同時だった。
白・黒。ふたつの渦が回転し、激しく周囲を巻き込んでゆく。
空に残っていた雲すら吹き飛ばせるのではと思った。

ゴールネットが揺れた瞬間、自分が地に戻った事を知った。
一瞬襲う絶望。そしてそれを踏襲する歓喜。
普段は競争相手としてしか互いを見ていなかったチームメイトが駆け寄ってくる。
一番、反応を見たい相手を探した。


400 :風と木の名無しさん:2013/02/04(月) 02:55:46 ID:ibGgj6ds0
申し訳ありません、不手際で二重投稿してしまいました。
お目汚し失礼いたします。

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